きみまろ歌手デビュー会見、漫談で苦労語る

綾小路きみまろが、自身のデビューシングルとなる「きみまろのあれから40年」をリリースした9月17日に、東京・シダックス・カルチャーホールで新曲発表記者会見を行った。

このデビュー曲は彼の漫談でおなじみの「あれから40年」というフレーズを歌詞に取り入れ、中高年夫婦の日常を題材にしたコミカルなポップソング。きみまろはこの曲の作詞も担当した。

歌手デビューのきっかけについて問われたきみまろは「混沌とした今の世の中で、頑張ってこられた中高年世代を私の歌で、元気を与えたいと思ったのがリリースのきっかけでした」とコメント。ビデオクリップでは振付稼業 air:manが振りを手がけたダンスを披露しているが、このことについては「盆踊り以来ですよ。最初は茶箪笥、そして整理箪笥になり、ようやく最後に形になりましたね」と、“ダンス”と“箪笥”を引っかけた漫談さながらのトークで苦労を語った。

歌手としての今後の目標に関しては「今はなかなかCDが売れない時代でしょ？中高年の方もどこで買ったらいいかわからない。ネットで買うのも難しいですし。コンサート会場で一生懸命売っていきたいですね」と話したきみまろ。質問者に「紅白のオファーがあったら？」と振られると「……断るわけないでしょ」と色気ものぞかせていた。