KANA-BOON、最終公演で「ごちそうさま!」

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KANA-BOONが昨日7月4日にワンマンツアー「KANA-BOONのご当地グルメワンマンツアー」の最終公演を東京・Zepp DiverCity TOKYOにて実施した。

KANA-BOONとは?

高校の同級生だった谷口鮪(Vo, G)、古賀隼斗(G, Cho)、小泉貴裕(Dr)を中心に結成され、地元大阪を中心に活動を開始。2012年に参加した「キューン20イヤーズオーディション」で4000組の中から見事優勝を射止める。2013年4月には活動の拠点を東京に移し、同年9月にシングル「盛者必衰の理、お断り」でメジャーデビューを果たす。2018年にはメジャーデビュー5周年企画として、新作のリリースやライブイベントの開催を5シーズンにわたり展開するプロジェクト「KANA-BOONのGO!GO!5周年!」を展開した。2021年10月にシングル「Re:Pray」をリリースし、全国ツアー「KANA-BOON Re:PLAY TOUR 2021-2022」を開催。2022年3月にアルバム「Honey & Darling」を発表し、4月に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)と大阪・NHK大阪ホールでワンマンライブ「KANA-BOON presents『Honey & Darling』-Tokyo Honey, Osaka Darling-」を行った。4月に新メンバーとして遠藤昌巳(B)が加入。5月より19都市20公演におよぶ新体制初の全国ツアー「KANA-BOON LIVE TOUR 2022 Honey & Darling」を開催した。2023年6月、テレビアニメ「山田くんとLv999の恋をする」のオープニングテーマ「ぐらでーしょん feat. 北澤ゆうほ」を含むラブソング縛りのコンセプトアルバム「恋愛至上主義」を発表。同月から8月にかけて対バン形式のライブツアー「KANA-BOON Jack in tour 2023」を行う。

「KANA-BOONのご当地グルメワンマンツアー」 Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。(Photo by TEPPEI)

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「KANA-BOONのご当地グルメワンマンツアー」 Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。(Photo by TEPPEI)

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谷口鮪(Vo, G)(Photo by TEPPEI)

谷口鮪(Vo, G)(Photo by TEPPEI)

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「KANA-BOONのご当地グルメワンマンツアー」 Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。(Photo by TEPPEI)

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この日の彼らは新旧織り交ぜたセットリストを用意。2時間にわたる公演の中で20曲を披露し、会場に集まった大勢のファンを大熱狂の渦へと誘った。

定刻になると会場が暗転。彼らはまばゆい光の中「1.2. step to you」でライブの口火を切る。そして続けざまに「ワールド」や「MUSiC」といったキャッチーかつアップテンポなナンバーを繰り出していき、序盤から会場のボルテージを一気に引き上げた。

3曲を畳み掛けたところで谷口鮪(Vo, G)が「お待たせしました。正真正銘のファイナルです。終わっちゃうのさみしいですね。今日は2時間よろしくお願いします」と挨拶。“2時間”という言葉にフロアから大歓声が上がる中、「ミミック」「白夜」などの古賀隼斗(G)のギターテクニックが光るナンバーや小泉貴裕(Dr)のマーチングドラムが軽快に鳴り響いた「夜のマーチ」を披露し、楽曲の幅広さを見せつけた。

その後バンドはツアーでの思い出を振り返るトークや、おなじみとなった古賀のモノマネコーナーを展開。そしてMCでできあがったなごやかな雰囲気を打破するかのように「ウォーリーヒーロー」や「ストラテジー」といったアップテンポなナンバーを投下していき、重厚なサウンドでフロアの熱気をピークへと導いた。

終盤では「さくらのうた」や「結晶星」といったセンチメンタルなメロディと歌詞が印象的な楽曲が届けられていく。MCで谷口は「Zepp DiverCityでワンマンができてよかったなと思います。でもやっぱりこれだけの人数を前にすると圧巻というか、ちょっとビビる自分もいたりして。ステージに立てば俺らKANA-BOONなんですけど、普段は普通の人間ですから。僕らをミュージシャンにしてくれてうれしいです。ちゃんとデビューしてみんなの前で音楽をやるようになってすごい得たことが大きくて。これは本当に一生涯忘れないことやし、いい思い出を僕らはたくさん作らせてもらいました。だからこれからは僕らが皆さんの思い出をたくさん作っていきます。これからもよろしくお願いします」と感謝の気持ちを述べた。

本編のラストには飯田祐馬(B)と小泉による強靭なビートと、谷口と古賀の激しいギタープレイが複雑に絡み合った「盛者必衰の理、お断り」と「フルドライブ」の2曲を披露。彼らのパフォーマンスにオーディエンスはモッシュやシンガロングで応え、大盛り上がりの中ライブ本編は終了した。

フロアからのアンコールならぬ“おかわり”コールを受け、再びステージに戻ったKANA-BOONメンバー。彼らはニューシングル「生きてゆく」を8月27日にリリースすることを告げ、上京したときの思いを歌にしたという表題曲をフロアへ届けた。そしてラストにはキラーチューンでありKANA-BOONの“グルメソング”として知られる「ないものねだり」をドロップ。全20曲を演奏した彼らはステージ前方へと歩み出て、「ごちそうさま!」の一言で「ご当地グルメワンマンツアー」を締めくくった。

なお彼らは8月30日に地元大阪の泉大津フェニックスにて、野外ワンマンライブ「KANA-BOON野外ワンマン ヨイサヨイサのただいまつり! in 泉大津フェニックス」を開催。本日7月5日よりチケットの一般販売が各種プレイガイドにてスタートしている。

KANA-BOONのご当地グルメワンマンツアー
2014年7月4日 東京都 Zepp DiverCity TOKYO公演セットリスト

01. 1.2. step to you
02. ワールド
03. MUSiC
04. ミミック
05. 白夜
06. クローン
07. 夜のマーチ
08. 見たくないもの
09. 東京
10. 羽虫と自販機
11. レピドシレン
12. ウォーリーヒーロー
13. ストラテジー
14. かけぬけて
15. さくらのうた
16. 結晶星
17. 盛者必衰の理、お断り
18. フルドライブ
<アンコール>
19. 生きてゆく
20. ないものねだり

KANA-BOON野外ワンマン ヨイサヨイサのただいまつり! in 泉大津フェニックス

2014年8月30日(土)大阪府 泉大津フェニックス
OPEN 14:00 / START 18:00

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ぺまり @uw336

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