松井玲奈、乃木坂初参加「私が入ることでプラスになれば」

本日4月13日、千葉・幕張メッセにて乃木坂46の8thシングル「気づいたら片想い」発売記念全国握手会イベントが開催された。

先週4月5日の京都に続いて実施された本日のイベントには約1万2000人ものファンが集まり、最新シングル「気づいたら片想い」の大ヒットをメンバーと一緒にお祝いした。ミニライブはまず「気づいたら片想い」からスタート。フロアは色とりどりのペンライトで埋め尽くされ、オープニングから会場内は熱気に包まれる。続いてアンダーメンバーが「生まれたままで」を披露し、観客の盛り上がりを加速させた。

2曲終えたところでメンバーがステージに集まり、ファンに挨拶。キャプテンの桜井玲香は大勢の観客を前に「すごい人でビックリしています。会場が毎回大きくなっていてお客さんも増えていて。今日は今までで一番多い気がします。本当にありがとうございます」と感想を述べた。また本日は握手会終了後にアンダーメンバーによるライブが予定されていることに触れ、斉藤優里が「さっきまでずっと立ち位置の確認をしてました」、伊藤万理華が「こんなにたくさんお客さんがいるなら、ライブにもいっぱい来てほしいと思います」とそれぞれライブの意気込みを口にした。

そしてステージには白石麻衣と橋本奈々未が残り、ユニット曲「孤独兄弟」をパフォーマンス。さらに生田絵梨花をはじめとするメンバーが「ダンケシェーン」で会場の熱気をヒートアップさせ、アリーナライブさながらの盛り上がりを見せる。ミニライブの合間には研究生9名がファンに挨拶し、それぞれ「握手会のレーンで待ってます！」とアピールした。研究生と入れ替わるように選抜メンバーがステージに再登場すると、桜井が4月11日オンエアのテレビ朝日系「ミュージックステーション」に初出演した話題をメンバーに振る。西野七瀬は「いつもテレビの前で観てた番組だったので、いつか出たいなとはみんなで思っていて。今回出ることができてすごくうれしかったし、生放送やしめちゃくちゃ緊張もしたんですけど、皆さんがテレビの前で見守ってくださってるかなっていう気持ちで出し切ることもできました。次のシングルのときも出れるようにがんばらなくちゃなって思いました。本当に記念になりました」とコメント。松村沙友理は「みんなーっ、タモリさんとしゃべったよーっ！」と観客を煽ってから、「MCの部分は残念ながら松村の大食いの話だったんですけども、『乃木坂は大食いの子がおるんやね』っていうイメージを持ってくれたら……って、それあかんな？（笑）」と話して観客の笑いを誘った。

ミニライブもいよいよ終盤に。「吐息のメソッド」「ロマンスのスタート」の2曲でライブは終了するかに見えたが、最後に桜井が「ここで皆さんにちょっとサプライズというか。今日はある方が来てくださっています！ 今後私たちと一緒に乃木坂46として活動していくことになりました、松井玲奈さんです！」と言ってSKE48と乃木坂46を兼任することになった“交換留学生”の松井玲奈がステージに登場。乃木坂46のメンバーと同じ衣装を身にまとった松井は、「皆さん、はじめまして。こうしてご挨拶することが遅れてしまって本当に申し訳ないなって気持ちだったんですけど、今日は裏でずっとメンバーのライブする姿を見ていて、すごくファンの方々が熱い応援をしているなっていうのを感じて、本当に今上り調子でグイグイ上に向かっている乃木坂に私が入ることで何かプラスになることがあったらいいなっていう。今まで乃木坂のメンバーやファンの皆さんが作り上げてきたものを壊すことなく、一緒にがんばっていくことができたらいいなと考えています」と乃木坂46のファンに向けて所信表明をした。さらに「そしてですね、もうすぐ行われる『16人のプリンシパル』のほうに私も挑戦させていただけたらうれしいなと思っています。どの程度一緒にやることができるかまだわからないんですけども、乃木坂に参加するということは『16人のプリンシパル』にも出演するべきと私も考えているので、出演した際にはぜひ応援よろしくお願いします！」と、5月30日から東京・赤坂ACTシアターでスタートする乃木坂46の劇場公演第3弾「16人のプリンシパル trois（トロワ）」に参加することもあわせて発表された。

松井が挨拶を終えると会場はファンの大歓声に包まれ、桜井が「せっかく今日は来ていただいたので、ここで私たちの最新シングルである『気づいたら片想い』を、松井さんと一緒にパフォーマンスしたいと思います」と発言。松井を含む乃木坂46として初めて「気づいたら片想い」が披露されると、客席からは松井に対する好意的な声援が送られた。こうして1時間近くにわたるミニライブは無事終了。松井は最後に「緊張したの一言だったんですけど、これで乃木坂に一歩入ることができたのかなと思うので、今日を境にどんどん仲間になっていきたいと思います」と笑顔で感想を述べ、ステージを降りた。

ミニライブ後には囲み取材が行われ、松井のほか生駒里奈、桜井玲香、白石麻衣、西野七瀬、橋本奈々未、堀未央奈の7名が出席。乃木坂46としての初ステージを終えた松井は「熱気がSKE48とは違うなと感じていて。一体感や盛り上がり方がグループによってこんなにも違うんだなと感じることができたし、兼任や交換留学というのはグループ間の違うところを学ぶということが大前提にあると思うので、まずはその1つを感じることができたのでよかったなと思っています」と、感想を語った。また記者から「今日の松井のパフォーマンスをどう思ったか？」と突然質問された白石は一瞬動揺しつつも、「制服がすごく似合っていて、カワイイなと。SKE48さんってダンスもすごくキレキレでカッコいいので、そういうところも見習いつつ一緒にがんばっていきたい」と笑顔で答えた。

また松井はこの日初めて乃木坂46の円陣を体験し、そのスピードについていけなかったことを告白。すると記者から「この場でやって見せてください」とリクエストされメンバー7人で実演してみたものの、やはりそのスピードについていけず、思わず笑ってしまう一幕もあった。

そしてステージ上で宣言した「16人のプリンシパル trois」出演については、「プリンシパルが始まった当初からすごく面白いなと思っていて。16人を選んで舞台をやるっていうのはすごく新しいことだと思うし、私自身舞台に立つのが夢だったので、今回初舞台が乃木坂のプリンシパルっていうことで一生懸命がんばって選ばれるように、稽古をがんばっていきたい」と発言。これを受けて生駒は「プリンシパルって本当にわからないんですよ。いつもの人気メンバーが選ばれない日もあるし。去年がそうだったので、今回もどうなるかわからないんですけど、その日その日で変わっていくのがプリンシパルの魅力なので、そういうところを皆さんに見てもらえたら」、橋本は「SKE48さんのファンの方も今回来てくださるのかなと思うので、地道にSKEさんのファンの方にもアピールしていこうかな」と意気込みを口にした。そして最後に松井が「私が乃木坂46に参加することでプラスになることが1つでも多くなるようにがんばっていきたいと思っています。ファンの方たちが乃木坂のことをすごく支えていることが今日参加してとてもよくわかったので、その気持ちを大切にしたい」と締めくくり、会見は終了した。