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本作は耳の聞こえない父シャオマー(小馬)と、ろう者のコミュニティで暮らす7歳の娘ムームー(木木)の絆を描いた物語。支え合って生きる父娘の日々は、5年前に出ていったムームーの母の来訪によって軋み始める。母親は「“普通”の生活をさせたい」とムームーを引き取ろうとするが、シャオマーは取り合わず親権をめぐって裁判で争う事態に。娘と一緒にいたいシャオマーは新たにホテルで住み込みの仕事を始め、ムームーを小学校に通わせ始めるが、耳が聞こえないことから職場でトラブルが相次ぐ。チャン・イーシンがシャオマー、本作が映画デビューとなる
YouTubeで公開された本編映像は、物語のオープニングシーンを切り取ったもの。仕事を終えたシャオマーが、ムームーとともに彼らの暮らすろう者たちの集会所へ帰ってくる場面から始まる。帰るなり、ろう者たちが楽しんでいる麻雀に加わるムームーと、勉強を始めるようにと娘を促すシャオマー。続けて映像にはふざけながら古代詩の暗唱を始めるムームーと、その声をレコーダーで録音し始めるシャオマーの姿が収められている。
シャー・モーが本作でろう者について描こうとしたきっかけは、数年前にろう者の訴訟を専門に扱う弁護士の取材をしたことだった。「この取材を通じて、その法律事務所で働いているろう者のアシスタントの女性に出会いました。彼女は、中国で初めて司法試験に合格したろう者で、そのとき、彼女は妊娠していました。もともとの取材対象は弁護士だったのですが、私は次第に彼女のほうに強い興味を持つようになったんです。私が特に気になったのは、“もうすぐ生まれてくる子どもと、どのように向き合っていくのか”ということでした」とシャー・モーは振り返る。そのうえで、父と娘の愛を物語の中心に置いた理由について、「私たちはみな、ある種の不確実な状態の中で生きています。人と人との関係も、社会全体の空気も、どこか不安定で揺らいでいる。その中で、個人にとって唯一確かなものと言えるのが、血縁の存在ではないかと思うんです。もちろん血縁関係にも反発はありえますが、今の私にとって不確実な世界の中でつかめる確かなものがこの“父娘の愛”でした」と明かした。
「愛がきこえる」は、2026年1月9日に全国で公開。本作にはろう者の人々が俳優として多数参加した。
映画「愛がきこえる」本編映像
EXOの映画作品
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映画ナタリー @eiga_natalie
EXOのレイことチャン・イーシン主演作「愛がきこえる」の本編映像が解禁
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