小栗旬「フロントライン」は自信作、窪塚洋介から「旬、誘ってくれてありがとう」

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映画「フロントライン」のジャパンプレミアが本日5月28日に東京・丸の内ピカデリーで行われ、キャストの小栗旬松坂桃李池松壮亮窪塚洋介森七菜桜井ユキ、監督の関根光才が登壇した。

左から小栗旬、窪塚洋介

左から小栗旬、窪塚洋介

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「フロントライン」ジャパンプレミアの様子。左から桜井ユキ、池松壮亮、松坂桃李、小栗旬、窪塚洋介、森七菜、関根光才

「フロントライン」ジャパンプレミアの様子。左から桜井ユキ、池松壮亮、松坂桃李、小栗旬、窪塚洋介、森七菜、関根光才[拡大]

日本で初となる新型コロナウイルスの集団感染が発生した豪華客船ダイヤモンド・プリンセスを舞台とした本作は、災害医療を専門とする医療ボランティア的組織DMAT(ディーマット)の奮闘を描く物語。小栗がDMAT指揮官・結城英晴、松坂が厚生労働省から派遣された役人・立松信貴、池松がDMAT隊員・真田春人、窪塚が東日本大震災で結城と活動した過去を持つ医師・仙道行義を演じた。

小栗旬

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小栗は「胸を張ってお届けできる自信作です。そうそうたる面々が集まってくれて、この作品を作れたことを誇りに思います」と挨拶。ダイヤモンド・プリンセスでの集団感染が発生した2020年当時は海外にいたそうで「日本でそのあとに起こる緊急事態宣言よりもきついロックダウンの状況に置かれていました。報道で日本の状況を知ることはできましたが、受け取る情報はネガティブなものが多く、どういうことが起こっているのかわからないまま。ただただ不安な中にいたことを覚えています」と言葉を紡ぐ。そして池松は当時横浜に行く機会があり、実際の船を見たと告白。「静かな海の中、優雅にキラキラしていたなあと。船内の状況とその光景のギャップに感情が追いついていかなかった」と口にした。

松坂桃李

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池松壮亮

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結城は医師・阿南英明をモデルとしたキャラクター。小栗は「だからといって『先生になろう』というアプローチで演技したのではなく、あくまでも結城として感じたものを表現していこうと。DMATが何を大切にしたのか、何を優先したのかという思いを大切にしていました」と述懐。官僚という立場に扮した松坂は「批判はされるけど、評価はされにくい職業。表で闘っている人たちがいる中、裏で俯瞰的にジャッジしていくという仕事は周囲に伝わりづらいですが、厚労省としての向き合い方をしっかり提示したいと思っていました」と言及する。さらに池松は「現場にはDMATの人が来てくださって。なんでも聞ける状況を作っていただけたことが助けになりました。5年前を含む日頃の感謝を込め、大げさかもしれないですが医療従事者の方に捧げられるような役にしたいと思っていました」と役作りについて語った。

窪塚洋介

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「完成した作品を観たら、涙が止まらないシーンがたくさんあった」と語るのは窪塚。「かけがえのない時間こそが前に進む力になると確信しています。この映画をたくさんの人に観ていただけることが心からうれしい」と胸がいっぱいの様子で、横にいる小栗に「旬、誘ってくれて本当にありがとう」と感謝を述べる。さらに「名もなきヒーローたちが世界を支えているということを、この映画を通して伝えたい。今日から生きていく力になるような映画です」と本作をアピールした。

森七菜

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桜井ユキ

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船内のクルー・羽鳥寛子を演じた森は「役のモデルとなった方から『私たちの仕事は、お客様が下船する際にいつも通りの笑顔で帰ってもらうこと』と話を聞いたんです。いつも通りの笑顔って大事なことだなと思いますし、ピンチのときにこそ考えなければいけないことだなと思いました」と吐露。続けてテレビ記者・上野舞衣を演じた桜井は「脚本を読むと、命を懸けて試行錯誤する皆様のシーンに気持ちが引っ張られてしまう。上野の立場としての気持ちの落とし所がとても難しかった」と役どころに触れ、「報道マンとしての正義など、上野を通して伝える作品の魅力によって、映画を立体的に見せるパーツになりたいという気持ちでした。真実を届ける側の気持ちの揺らぎを大切に演じたかった」と苦労を打ち明けた。

関根光才

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そして関根は「事実がフィクションを凌駕するという時代に我々は生きている」と前置きし、「この映画には『これも事実です』とふたを次々と開けていくようにシーンが描かれていく。なので事実を曲げず、“演出だと気付かれず演出する”ということに気を付けていました」と回想した。

左から小栗旬、窪塚洋介

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本作の試写会には多くの著名人が足を運んだという。小栗は「友人や仕事仲間からはしっかりした感想をいただきました。改めて素晴らしい作品ができたんだなあと」と感慨深げに発言。窪塚は「こんなにも試写会を行う映画は経験がない。ものすごく多くの方を招待することができたんですが、みんな最初からこの映画に関わっていたように『世界中の人に見せるべきだ』と熱い気持ちを送ってくれた」と報告し、「5年前にみんな同じ経験をしているということが大きいんだなと。6月13日、本当に世界が変わってしまうんじゃない?とすら思えるほどの映画に関わることができたという思いです」と目を輝かせていた。

「フロントライン」は6月13日より全国で公開される。

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©︎2025「フロントライン」製作委員会

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