「フロントライン」小栗旬が「役者をやっていてよかった」、P・増本淳は次回作にも意欲

1

31

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 5 23
  • 3 シェア

映画「フロントライン」の舞台挨拶が6月29日に神奈川・横浜ブルク13で行われ、主演の小栗旬と脚本・プロデュースを担った増本淳が登壇。物語の舞台となった横浜でトークを実施した。

「フロントライン」舞台挨拶に登壇した小栗旬(右)、増本淳(左)

「フロントライン」舞台挨拶に登壇した小栗旬(右)、増本淳(左)

大きなサイズで見る(全8件)

「フロントライン」ポスタービジュアル

「フロントライン」ポスタービジュアル[拡大]

本作の舞台は、2020年2月3日に横浜港に入港し、日本で初となる新型コロナウイルスの集団感染が発生した豪華客船ダイヤモンド・プリンセス。災害医療を専門とする医療ボランティア的組織DMAT(ディーマット)が、乗客乗員の命を救うために未知のウイルスと対峙するさまが描かれる。「かくしごと」の関根光才が監督を務め、小栗がDMAT指揮官・結城英晴を演じた。6月13日に公開されたのち、29日時点で観客動員数80万人、興行収入11億円を突破している。

小栗旬

小栗旬[拡大]

リピーターも多いという本作。増本が「ストーリーを追いかけるような物語だと途中で飽きてくることがあると思うんですが、今回は小栗さんはじめキャストの演技が本当に素晴らしい。何度見てもその表情だけで胸が打たれると思う」と理由を分析すると、小栗は「僕も2回目を観たときに、桜井(ユキ)さんの記者の役が絶妙に揺れ動いているさまが見えた。素敵だなと思いました」とうなずく。

ダイヤモンド・プリンセス号の前に立つ小栗旬(左)、和田祥子さん(右)

ダイヤモンド・プリンセス号の前に立つ小栗旬(左)、和田祥子さん(右)[拡大]

小栗は28日に大阪で行われた舞台挨拶のあと、沖縄に停泊しているダイヤモンド・プリンセス号を見に行ったという。森七菜が演じた羽鳥寛子のモデルとなった元ダイヤモンド・プリンセス号フロントデスクのクルー・和田祥子さんが沖縄在住ということから、2人で“本物”の船と対面することとなった。イベントでは2人を写した写真も紹介され、小栗が「本当に大きかった!」と迫力を伝える様子も見られた。

左から増本淳、小栗旬

左から増本淳、小栗旬[拡大]

さらに小栗は大阪での舞台挨拶時に「結城をもう一度演じたい」と発言していたそうで、その真意を問われた小栗は「DMATという組織は今現在もいろいろなところで活躍していて、実はダイヤモンド・プリンセス号の事態のあとに起こった事件でもDMATが活躍していたという話を増本さんから聞きました。そういうことを聞くと、自分たちが演じさせてもらった役たちは再び集まることができるのではないかと思うんです」と打ち明ける。増本も「この作品が終わったあとも、今日結城は何しているんだろう? 仙道は災害地にいるのかな?と考えてしまう」と続け、「もし機会をいただけるなら、いくらでも描きたいです」と次回作への意欲をのぞかせた。

増本淳

増本淳[拡大]

最後に増本は「オリジナルの映画はなかなか企画が通りづらいのですが、小栗さんに電話したら『やるべきだよ』と言ってくれてこのプロジェクトが始まった。その電話から丸2年経って、2人で満員のお客さんの前に立てていることが今風に言うと“エモい”(笑)」と感慨深げにコメント。小栗は「本当に役者をやっていてよかったなと思います」と切り出し、「それぞれがこの作品を育てていってくれたらいいなと。皆さんの応援で僕らがまた違う“フロントライン”に立てるかもしれない」と言葉に力を込めた。

「フロントライン」は全国で公開中。

映画作品情報

この記事の画像・動画(全8件)

©︎2025「フロントライン」製作委員会

映画「フロントライン」予告編

読者の反応

  • 1

映画ナタリー @eiga_natalie

【イベントレポート】「フロントライン」小栗旬が「役者をやっていてよかった」、P・増本淳は次回作にも意欲
https://t.co/fOKZzvRa5E

物語の舞台となった横浜での舞台挨拶に登壇

#映画フロントライン https://t.co/1siIDwmgKP

コメントを読む(1件)

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 フロントライン / 小栗旬 / 関根光才 の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。