映画「
原浩の同名小説をもとにした同作は、信州で暮らす夫婦のもとに、かつて戦死した先祖・久喜貞市の日記が届くことから始まるミステリーホラー。水上が主人公・久喜雄司、山下が妻・夕里子、宮舘が夕里子の知り合いで彼女に思いを寄せる超常現象専門家・北斗総一郎を演じ、森田が新聞記者・与沢一香、豊田が夕里子の弟・瀧田亮に扮した。
キャストたちは劇中に登場する“ヒクイドリ”のイメージカラーである黒、青、赤がちりばめられた浴衣でステージに上がった。山下は「みんなで色をそろえてヒクイドリを表現しました。集団技です」と笑顔で説明した。
水上は「久喜雄司は、数学で証明できるものしか信じられない役。僕自身はバリバリの文系で、数学を避けてきた人生なんです」と役どころと自身の違いを明かす。山下は「私が演じた夕里子は、一言で言うとミステリアス美女」と紹介し、「……私がじゃないですよ!」と付け加えて笑いを誘った。
宮舘は「北斗総一郎を演じさせていただきました、宮舘涼太です。シャッターチャンスです」と挨拶を早々に切り上げて報道陣にアピールし、たくさんのフラッシュを浴びた。彼は「うさんくささと説得力を出すため、今回は眉毛の演技にも挑戦しています。ぜひその様子をご覧いただけたら」と観客に呼びかけ、「笑わないでくださいね」と注意喚起した。
森田は「真実を見極める記者としての志には、恐怖に打ち勝つくらいの力の強さがある。そこを大事にしました」と撮影時を懐かしむ。豊田は「水上さん、山下さんとは同い歳。お二人ともどしっと構えてお芝居をしてくださったので、懐に入ってニコニコしていれば歳下に見せるかなと考えていました」とはにかんだ。
劇中には、宮舘がカフェで長ゼリフを披露するシーンがある。この場面は本人の希望で“一回し(ワンカット)”で撮影されたといい、森田や本木は「あの難しいセリフをどうやって覚えたんですか?」と興味津々。彼らの期待に応えて、宮舘は「台本をまず右手で持ちますでしょ? そのままセリフを言いながら、家(の中)を回るんです。そして同じ場所まで戻ってくると、自然と覚えられるんです」と実演してみせた。
続いて映画のキャッチコピー 「この恐怖、美味(ビミ)ナリ。」にちなみ、好きなものやハマっているものを紹介する企画が行われた。水上は「鯣の下足(するめのげそ)美味ナリ」と書かれたフリップを見せ、山下は「最近、ねぎたまラー油牛丼から、キムチマヨ牛丼に乗り換えました」と報告。森田は「お清めスプレーや塩、お香を持ち歩いて、ばら撒いています」、豊田は「キラキラした変わらない存在がいいなあと思って、“鉱物美味ナリ”です」と思い思いに答える。“わさび美味ナリ”を選んだ宮舘は「いっぱいつけても辛くないんです」とお気に入りの長野産ワサビへの愛を語ったあと、「辛くないワサビって、本物だと思いませんか?」と急に問いかけて一同を戸惑わせる。山下が「そう思います」と同意すると、宮舘は「ですよね。現場からは以上です!」とはつらつとした声で締めた。
イベントの終盤には、大きなバルーンがステージへ転がり込んでくる場面も。水上と宮舘はその様子を見守りながら「白玉みたい」「白玉にしては大きくないですか?」「この中にヒクイドリがいるみたい。どうします?」「(バルーンを)開けるのやめます?」とのびのびボケていく。そしてバルーンが割れ、ヒクイドリの精巧な立像が現れると、水上は「すごい! どこにお金を掛けてるんですか!」と驚いた。
最後に本木は「怖いけど、面白くもある怪奇ファンタジーです。新鮮な体験をしてください」、水上は「執着が重要なキーワード。表現するのが難しい作品ですが、ぜひ楽しんでください」とメッセージを送り、イベントを締めた。
「火喰鳥を、喰う」は、10月3日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国でロードショー。
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"豊田は「水上さん、山下さんとは同い歳。お二人ともどしっと構えてお芝居をしてくださったので、懐に入ってニコニコしていれば歳下に見せるかなと考えていました」とはにかんだ"
めちゃくちゃ豊田くんらしくてウケたwww
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