映画ナタリー - 最新映画ニュースを日々配信

若松プロの青春がよみがえる、門脇麦×井浦新「止められるか、俺たちを」特報

366

「止められるか、俺たちを」

「止められるか、俺たちを」

白石和彌が監督を務め、門脇麦井浦新が共演した「止められるか、俺たちを」の場面写真が到着。あわせて特報映像がYouTubeで公開された。

本作は、故・若松孝二が設立した若松プロダクション(以下、若松プロ)の再始動1作目として製作された青春映画。1969年に若松プロの門をたたいた助監督・吉積めぐみの目を通して、若松とともに“ここではないどこか”を探し続けた映画人たちの姿が描かれる。門脇がめぐみに、井浦が若松に扮した。

約30秒の特報は、海辺で本番の掛け声を上げる若松と、まっすぐなまなざしでカメラの先を見つめるめぐみの姿を捉えた撮影風景から始まる。若松プロのメンバーに扮するキャストとして、足立正生役の山本浩司沖島勲役の岡部尚大和屋竺役の大西信満秋山道男役のタモト清嵐小水一男役の毎熊克哉荒井晴彦役の藤原季節も出演。若松の「俺はぶち壊したい、クソみたいな映画界も全部」という言葉など、映画作りに情熱を注ぐ者たちの姿が映し出されていく。また映像の終盤には、劇中の集合写真と、1969年に実際の若松プロの面々を捉えた写真が登場する。

このたび白石とキャストからコメントが到着。白石は「あの時代に強い衝動で社会と観客に刃を突きつけていた若松監督の映画作りは、映画を作っている僕たちだけでなく、現在の社会が失ってしまったモノが何かを知るヒントになると思いました」とつづっている。また山本は主演作「断食芸人」でメガホンを取った足立を演じて「気合いが入る撮影でした。ご本人が撮影現場に現れた時は、キモを冷やしましたが!」と振り返った。

「止められるか、俺たちを」は今秋より東京・テアトル新宿ほか全国で順次ロードショー。

白石和彌 コメント

あの時代に強い衝動で社会と観客に刃を突きつけていた若松監督の映画作りは、映画を作っている僕たちだけでなく、現在の社会が失ってしまったモノが何かを知るヒントになると思いました。
若松プロの面々は超個性派が集まりました。
山本浩司さんはずっと仕事をしたい俳優の一人でした。「断食芸人」に主演した経験を存分に生かして足立正生を演じてくれました。若松作品を支えた大西信満さん、岡部尚さん、タモト清嵐さんに若松プロの中核メンバーを演じて貰えたのも嬉しかったです。レンセキに出て若松孝二を知る俳優たちがしっかりと若松プロの雰囲気と70年代の空気を作ってくれました。これは若松監督の遺産です。
若松プロ新メンバーとして、毎熊克哉、伊島空、外山将平、藤原季節、上川周作が参加して、物語に新しい波を起こしています。彼らの存在が群像劇として、青春映画として、この映画を一際際立ててくれました。

山本浩司 コメント

まさか足立正生役を演る日が来るとは! 私は足立監督の作品に主演していたこともあり、気合いが入る撮影でした。ご本人が撮影現場に現れた時は、キモを冷やしましたが!

岡部尚 コメント

また若松プロの映画に出れるのが嬉しくて嬉しくて。新さんや大西さんと共演出来て、麦さん主演、しかも白石監督で、あの沖島勲さん役をやれるなんて! もう気合い入ってしまい沖島さんハチマキ巻いてます。必見です!

大西信満 コメント

途轍もない畏れと歓喜の狭間で見つけた、変わったものと変わらないもの。暗闇の中でエンドクレジットを眺めながら、そんな事を考えていた。

タモト清嵐 コメント

恐ろしいほど猛烈で、羨ましいほど狂熱な青春映画です。単に再現を目指すだけではなく僕なりの体感であの時代を生きました。鈍感な今の社会に、広くこの映画が届きますように。

毎熊克哉 コメント

いただいた脚本の最初の1ページ目に製作意図が書いてありました。
“若松は言っていた「映画を武器に世界と闘う」と。本作もまた、世界を撃つ映画になることを信じてやまない”
僕はこの言葉を真っ直ぐ受け止めて挑みました。今を必死で生きている現代の若者にも届く作品になれば嬉しいです。

藤原季節 コメント

ロマンが尽きない、最低で最高だったあの時代に僕はどうしても憧れてしまう。その時代の真ん中を映画を武器に駆け抜けた若松プロ、そこに集まった新宿の若者達が2018年に映画になった。僕は憧れを越えてとことん最低で最高になってやろうと思った!

(c)2018 若松プロダクション

映画ナタリーをフォロー