井浦新が横尾初喜の監督作「こはく」に主演、長崎で本日クランクイン

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「ゆらり」の横尾初喜が監督する「こはく」で、井浦新が主演を務めるとわかった。

「こはく」クランクイン日の様子。右手前から2番目が井浦新。

「こはく」クランクイン日の様子。右手前から2番目が井浦新。

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オール長崎県ロケを行う「こはく」は、同県出身の横尾が自身の経験をもとに、父を探す主人公と兄や、心に問題を抱えて生きる母の姿を描く作品。幼少期に両親が離婚したことで心に深い傷を負った主人公・広永亮太を演じる井浦は「広永亮太という役を通して、自分の家族について、大事なことについて、そして自分自身について、もう一度向き合って、見直して、許せるようになって、自分もしっかりと感じとっていきたいと思っています」とコメントを寄せた。

本日3月27日に長崎県内にてクランクインした本作。撮影は、亮太が長崎電気軌道に乗り会社から帰宅するシーンからスタートした。映画には400人以上の中から選ばれた17名の市民キャストも出演。佐世保市を中心に、県内で約2週間をかけて撮影される。

「こはく」は2019年に全国公開予定。

井浦新 コメント

クランクインをしてようやく横尾組の空気にふれましたが、温かい現場だなと感じています。
撮影が始まる前から監督を中心にスタッフが笑顔で現場の空気をつくっているのは、作品にもあいまって、これから素敵な時間をすごしていけるというわくわく感があります。
今は長崎言葉を喋るのに必死ですが、撮影の途中の段では自然と長崎の言葉が口から出てくるようになっていたら良いと思っています。今回、自分がいただいた広永亮太という役を通して、自分の家族について、大事なことについて、そして自分自身について、もう一度向き合って、見直して、許せるようになって、自分もしっかりと感じとっていきたいと思っています。

横尾初喜 コメント

幼い頃に父親がいなくなり、「父」という存在を知らずに育ってきた亮太は、その存在を心の奥底にしまい込み、自分自身そのことにすら気づいていません。物語に出てくる母元子の台詞があります。
「人は孤独とよ」
人は悲しみを知り、強く・優しくなれる。
主人公が心の奥底に流れる自分自身の感情に気づいた時、また一つ、人として優しくなれるのではないでしょうか。
40歳を前に感じるもの全てをこの作品に注いでいきます。

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