女力士とアナキストの交流描く「菊とギロチン」7月公開、東出昌大らがコメント

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瀬々敬久の監督作「菊とギロチン」が、7月に封切られることが決定。あわせて瀬々とキャストのコメント、場面写真が到着した。

「菊とギロチン」

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「菊とギロチン」

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瀬々が30年前から温め続けていたオリジナル企画である本作。大正末期、関東大震災直後の日本を舞台に、女相撲の力士たちと若きアナキストたちが出会い、心を通わせていくさまが描かれる。「サウダーヂ」「バンコクナイツ」の相澤虎之助が瀬々とともに脚本を手がけ、黒澤明や溝口健二などの作品を手がけた馬場正男が美術監修を担当した。

「菊とギロチン」

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主人公の女力士・花菊を演じるのは、オーディションで約300人の中から選ばれた木竜麻生。アナキストグループ「ギロチン社」のリーダーで、実在した詩人・中濱鐵に東出昌大が扮する。また、「ギロチン社」の中心メンバー・古田大次郎役で寛一郎、女力士・十勝川役で韓英恵が出演するほか、渋川清彦山中崇井浦新大西信満嘉門洋子大西礼芳山田真歩嶋田久作菅田俊宇野祥平嶺豪一篠原篤川瀬陽太がキャストに名を連ねた。さらに、永瀬正敏がナレーターを務めている。

「菊とギロチン」

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瀬々は「何かを変えたいと映画を志した若い頃、自分はこういう映画を作りたかったのだと初めて思えた」とコメント。木竜は「花菊の真っ直ぐなところや、強くなりたいという想いを感じて演じるのにとにかく必死でした」と撮影を振り返り、東出は「変な映画です。ですが、この変な映画を心から愛しく思います」と語っている。

「菊とギロチン」は東京・テアトル新宿ほか全国で順次公開。

瀬々敬久 コメント

十代の頃、自主映画や当時登場したばかりの若い監督たちが世界を新しく変えていくのだと思い、映画を志した。僕自身が「ギロチン社」的だった。数十年経ち、そうはならなかった現実を前にもう一度「自主自立」「自由」という、お題目を立てて映画を作りたかった。今作らなければ、そう思った。映画は多くの支援があったからこそ完成できた。何かを変えたいと映画を志した若い頃、自分はこういう映画を作りたかったのだと初めて思えた。あとはいざ、世界の風穴へ。そうなれれば本望だ。

木竜麻生 コメント

花菊の真っ直ぐなところや、強くなりたいという想いを感じて演じるのにとにかく必死でした。
監督をはじめ、この作品に関わった人たちの熱いものがそこにあったと思います。

東出昌大 コメント

関東大震災後の混沌とした時代を生きる滅茶苦茶な人々の姿が、衣食住足りた現代に生きる我々の閉塞感をぶち破ります。変な映画です。ですが、この変な映画を心から愛しく思います。

寛一郎 コメント

実在の人物をモチーフにバラバラの実話を組み合わせ、
フィクションを作り出しているところに面白さを感じて撮影に挑みました。
僕はアナキストの役でしたが、一見非情に見える彼らも意外と繊細で、
思想は極端ですが、今の若者と似てる部分があると感じました。
何かをぶっ飛ばせるパワーを持った映画、そこに参加できて本当に嬉しいです。

韓英恵 コメント

腹がよじれる程本気で笑って、本気で喧嘩した日もあった。
土俵の上では本気で戦い、このヤロゥ、負けるもんか!と本気で思った。
私たちは、いつの時代も力強く生きるべきだ。
もう戻れない私たちの青春、ぜひご覧ください。

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(c)2018「菊とギロチン」合同製作舎

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ひのえ茶屋 @HinoeChaya

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