大正末期、関東大震災直後の日本を舞台にした本作は、女相撲の力士たちと若きアナキストたちが出会い、心を通わせていくさまを描く人間ドラマ。女相撲力士の花菊を木竜麻生が演じ、渋川清彦、山中崇、井浦新、篠原篤、川瀬陽太らが共演した。
このたび
「菊とギロチン」は7月7日より東京・テアトル新宿ほか全国で順次ロードショー。なおMotionGalleryでは、7月6日まで配給・宣伝費の支援を募るクラウドファンディングが実施されている。
※「菊とギロチン」はR15+指定作品
荒巻全紀 コメント
かれらもおれも、喧嘩にはよおく負けた。力もなけりゃ金もねえからな! でも生きた! 高品質なエサだらけの、家畜が生き延びるためには最適なこの時代じゃあ搾乳機が取り付いてることにも気づけね。え、それはもう殺されてんのと同じだ! 生きろ!
池田良 コメント
ギロチン社の奴らとつるんでいる事が心から楽しかった。自分は、集団の中で居場所なく生きてきたので、仲間と一緒に、革命とか、映画とか、やるってのは幸せなんだと作品に教えて貰った。ギロチンの部分が、スピンオフして、あのヒリつく日々が戻ってきたらいい。
木村知貴 コメント
仲良しこよしの集まりなんかじゃなく、腹に一物抱えた野郎共が社会に抗った。何をやってもうまくいかず、肝心な時にヘマをやらかすギロチン社。でもコイツらは動いた。動いたんだ! やり方はどうあれ行動に移したんだ! それに引き換えお前はどうだ?と彼らが問う。やってやろーじゃねーか!
飯田芳 コメント
「菊とギロチン」、皆様どうかご覧いただきたいと思っています。東出昌大さん演じる、中濱鐡が、彼は歴史上の人物で大正時代の詩人です。きっと私がその頃生きていたら間違いなく中濱に傾倒しきっていたんだと思うんですが、とにかく彼の詩は「強く生きなさい」ってひたすらに語っているんです。その詩を東出さんがもちろん劇中でも強く、ナレーションで語っています。その時に写っているのは、女相撲の方々です。強く生きている方々です。立ち向かっている人たちです。瀬々監督が活写した方々です。この方々も事実に基づく人物たちです。決して豊かな生活をしていた方々ではありません。もうずっと前から瀬々監督はこのモチーフを描きたいと著書でも語っています。念願の映画です。私も参加させていただき光栄です。ずっと小川義雄を演じた経歴を神棚にまつり、これからも頑張ろうと思っています。
小林竜樹 コメント
十代、二十代の若者が各々の描く“理想の国家”を創るため、全力で駆け抜けた。と、だけ言えば聞こえも良いが、金もない、さほど理論もない。ゆえに計画性も杜撰である。自堕落な生活を繰り返し、只々、ひとつ屋根の下で暮らす事が、家族のように暮らす事が、幸せだった。そこにいれば、息ができた。彼らは間違いなく、生きていたのだ! 時代に翻弄され続けるギロチン社に、現代の我々を重ねずに見逃すことが出来るだろうか。
小水たいが コメント
「強いとか弱いとか、賢いとか馬鹿とか、金持ちだ貧乏だ……知るか!と、もがいてあがいて叫ぶんだと戦うんだとそれを生きるっていうんだぞと。」との彼らの問いかけに俺は言う。「馬鹿野郎! おれも生きてる! 生きている!」
伊島空 コメント
この作品に関わって色んな事を知り、どこからともなく「ふざけんな!」という感情がこみ上げるようになった。大正の若者がギロチン社と出会って変わったように、この映画は今を生きる自分に変化を与えた。とにかく僕は、この時代を本気で生きてやろうと思った。
東龍之介 コメント
自分はいつから勢いだけで生きなくなったのか。自分はいつから下を向いて歩くようになったのか。彼らギロチン社を見てると情けない程カッコ悪く情けない程に愛くるしい奴等だなぁと。言いたくないですけど。要は、生きてやろーじゃねーか。何度転んでも這い上がって理想求めて何がいけねえ! このクソ世の中が。そんな気持ちです。もうちょっとだけ尖って生きてみようと思います。勇気をくれて有難う。
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リンク
- 「菊とギロチン」公式サイト
- 「菊とギロチン」予告編
- 「菊とギロチン」上映支援プロジェクト | MotionGallery
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