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大正末期、関東大震災直後の日本を舞台にした本作は、女相撲の力士たちと若きアナキストたちが出会い、心を通わせていくさまを描く人間ドラマ。
イベントではまず、興行師・岩木玉三郎役の
そして同劇場史上、最多登壇者数となる30人がステージに集合。女力士キャストたちの力の込もった挨拶を聞き、女力士・花菊ともよ役の木竜は「こうやって、皆さんに映画が広がっていくのが本当にうれしいです。(この映画では)ここにいるみんなの、カッコいい姿もカッコ悪い姿も、全部お見せできたんじゃないかと思います」と声を震わせる。周りからの「泣くなー!」という声に、木竜は「はい!」と返事してぐっと涙をこらえた。
東出は「クラウドファンディングに参加してくださった方や、こうして劇場に足を運んでくださる方がいるからこそできあがった作品です。閉塞感をぶち破る映画になったと思います」と本作をアピール。寛一郎は、約2年前に実施した撮影を振り返りつつ「今日久々に会う人もたくさんいて、懐かしい現場を思い出しました。こうやってお客さんを目の前にして、今日公開されることを今実感しました」と初日を迎えた喜びを噛みしめた。
女力士・十勝川たまえ役の韓は、現場を回想して「花菊に“かわいがり“をするシーンでは、監督が後ろから『駄目なんだよー!!』と怒鳴っていました」と瀬々から厳しく指導されたことを明かしつつ、「女力士のみんなとは、いつ監督にかわいがりをしてやろうか、たくらんでいました(笑)。そこまで本気になれることは少ないので、いい現場だったと思います」と笑いを誘う。そして渋川は「とりあえず、テアトル新宿の動員(記録)を作ろう!」と何度も呼びかけて会場を盛り上げた。
後半には、劇中で女力士たちが歌う「イッチャナ節」を生披露。歌の終わりには「『菊とギロチン』のビジュアル担当です!」と自己紹介していた大関・梅の里つね役の前原麻希が、ステージ中央で四股を踏む。すると瀬々が「寛一郎、行けー!」「東出くん、行けー!」と叫び、2人に即興で四股を踏ませる。しかし最後に、キャストたちから「監督ー!」と言ってステージ中央に引っ張り出された瀬々。四股を踏むと思いきやわざと大きく転んでみせ、「おあとがよろしいようで」とオチをつけた。
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