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北野武が報知映画賞で「よくわからない賞」受賞、ピエール瀧や坂本龍一も登壇

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左からピエール瀧、北野武。

左からピエール瀧、北野武。

第42回報知映画賞の表彰式が本日12月20日、東京のザ・プリンス パークタワー東京にて行われ、特別賞を贈られた北野武スティーブン・ノムラ・シブルが登壇した。

10月にラストを飾る「アウトレイジ 最終章」が公開された「アウトレイジ」3部作によって特別賞を受けた北野は「特別賞というよくわからない賞をくださりありがとうございます。監督賞や作品賞なら意味がわかるんですけど、特別賞は『しょうがないからやろうか』という思いを感じないわけでもないです」とまくし立てるように語り、会場の笑いを引き出す。そして「『アウトレイジ』は3部作でやっと1つ賞をもらえた。悲しい映画界の現実をひしひしと感じております」と最後まで同じ調子で話し続けた。

表彰式にはゲストとして「アウトレイジ 最終章」に出演しているピエール瀧が登壇。瀧は「バイオレンスでありながらエンタテインメントに仕上げられる監督の豪腕を現場で見て勉強になりました。また物騒そうな現場に思われるかもしれませんが、実際は紳士的、機能的に進んでいき、こういう映画の撮り方もあるんだと思いました」と述懐する。

坂本龍一のドキュメンタリー「Ryuichi Sakamoto: CODA」が評価されたシブル。彼を祝うため会場に駆けつけた坂本は「撮影中、自分にがんが見つかってしまって。そのとき思わず監督に『よかったね、やったじゃん。すごいドラマチックになったじゃん』と言っちゃいました」と笑いながら撮影を振り返る。シブルは「坂本さんの音楽が素晴らしいので音を中心に構成していきました。坂本さんには深くお礼を申し上げたい」と感謝の念を示した。

報知映画賞は、報知新聞社が主催する映画賞。映画ナタリーでは、表彰式全体の様子を追ってレポートする。

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