現代中国映画祭が12月に東京・大阪で開催、「銀幕の友」チャン・ダーレイにスポット

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特集上映「現代中国映画祭2025」が12月に東京のシネ・リーブル池袋、大阪・テアトル梅田で開催。ワン・イーボー(王一博)とジョウ・シュン(周迅)の共演で話題を呼んだ短編映画「銀幕の友」などで知られるチャン・ダーレイ(張大磊)のミニ特集が組まれる。なおラインナップは11月中旬に発表される予定だ。

「現代中国映画祭2025」でミニ特集が組まれるチャン・ダーレイ(張大磊)

「現代中国映画祭2025」でミニ特集が組まれるチャン・ダーレイ(張大磊) [拡大]

昨年初開催された現代中国映画祭は、近年の中国映画界を代表する話題作や作家性の強い注目作、日本初上映作品を多数スクリーンにかける企画。昨年に引き続き設けられた「Director in Deep Focus」部門にて、今年はチャン・ダーレイにスポットが当てられる。中国・内モンゴル自治区出身の彼の作品は、記憶・故郷・喪失といったテーマを軸としており、個人の運命と時代の影を交錯させながら、静かな哀しみに満ちた物語を描いてきた。小都市に生きる人間の青春と別離を映し出した代表作「八月」は、第53回金馬奨にて最優秀作品賞を獲得。「気配」や「間」「呼吸」で情緒を紡ぐ作風を持つ彼は、中国における最も詩的な映像作家の1人と評されている。

特集上映の決定を受け、チャン・ダーレイから喜びのコメントが到着。「2016年、私の初監督作『八月』が東京国際映画祭に出品され、それが私にとって初めての日本訪問でした。大学時代から日本映画が大好きで、小津安二郎成瀬巳喜男北野武といった監督たちに多大な影響を受けてきました。今回、再び自分の作品を日本に届けることができ、とてもうれしく思っています。どうか皆さんに楽しんでいただければ幸いです」と述べ、「『現代中国映画祭』がますます発展し、より多くの中国の若手監督が日本の観客と出会い、そして日本の新しい才能や若い映画作家たちも中国に紹介され、互いに刺激し合えることを心から願っています」と語った。

「現代中国映画祭2025」のラインナップや開催日の詳細は続報を待とう。

コラム

現代中国映画祭2025

2025年12月 東京都 シネ・リーブル池袋、大阪府 テアトル梅田

チャン・ダーレイ(張大磊)コメント

日本の皆さま、こんにちは。中国の映画監督・張大磊(チャン・ダーレイ)です。
2016年、私の初監督作「八月」が東京国際映画祭に出品され、それが私にとって初めての日本訪問でした。大学時代から日本映画が大好きで、小津安二郎、成瀬巳喜男、北野武といった監督たちに多大な影響を受けてきました。

今回、再び自分の作品を日本に届けることができ、とてもうれしく思っています。どうか皆さんに楽しんでいただければ幸いです。

また、「現代中国映画祭」がますます発展し、より多くの中国の若手監督が日本の観客と出会い、そして日本の新しい才能や若い映画作家たちも中国に紹介され、互いに刺激し合えることを心から願っています。

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読者の反応

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stacy 💚 @stacy_xxxxx

現代中国映画祭が今年も! 東京と大阪もだよー😆 そしてほんとに張大磊監督特集が実現するなんて!! 行ける時間だといいな
#現代中国映画祭2025 https://t.co/ZwDHRDcyfb

コメントを読む(3件)

チャン・ダーレイの映画作品

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