“暴力映画におけるお笑い”をテーマとする本作。前半では警察とヤクザの間で板挟みになった殺し屋が生き残りを懸けて奮闘する骨太のクライムアクション、後半では前半と同じ物語をなぞるコメディタッチのセルフパロディが繰り広げられる。殺人の容疑で警察に捕まった殺し屋・ねずみを
映像には、北野が実験的な構成となった本作について「これは映画界で初めてだろう、これをやったやつはいないだろうと思って、ほくそ笑んだ」とコメントする姿を収録。「シリアスな映画で失敗したときに、笑っちゃう感じ。殺し屋というモノトーンな題材で、緊張させておいてクスクス笑うような感じを撮りたかった」「お笑いを全面的に出したくなくて、シリアスだけど同じトーンでパロディにすると『こんなになっちゃうよ』っていうのがメイン」と狙いを明かした。
さらに北野は浅野、大森を「パロディのお笑い部分だと知っていても笑わせようとしないんだよね。ネタふりの前の(シリアスな)芝居とどう違うのかをわかっていて、大げさにボケようとはしない。言われたことをちゃんとやるから、作品を観たらそれがボケに見えるようになっている」と称賛。対して浅野は「お笑いのストーリーラインとして進んでいたとしても、真剣に受け止めて演じなければと思っていました」と撮影を回想する。加えて大森は「『Broken Rage』は、今の北野監督の真骨頂。ある芸術家の生き様の断片を見ているようなイメージ」と述べた。映像では麻薬売買を担うヤクザの親分・金城役の
「Broken Rage」はPrime Video(プライムビデオ)で世界独占配信中。
kj🌗 @jka0106
映画の評価としては割れるかもしれないけど面白さとは何かと勉強になった。 https://t.co/uzjQ7KqYE7