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「散歩する侵略者」は、
舞台挨拶には長澤、松田、長谷川、高杉のほか、
「大変だったことはたくさんある」と撮影を回想する長谷川は「(キャラクターを演じるにあたり)サングラスをかけることになったんですが、衣装の方に持って来ていただいたものがどれもハマらなくて。買ったばかりの自前のをかけたら『それでいきましょう!』となったんです。アクションシーンでも使ったので、ボロボロになりました」と悲しそうな表情で述懐。続いて、侵略者の1人である天野に扮した高杉は自身の演技の見どころを「人として動いてはいるけれど、『なんか変だな』という侵略者としての違和感を感じていただけたら」とアピールした。
侵略者が人間の概念を奪うという本作の設定にちなみ、イベントでは登壇者たちに「誰の概念を奪ってみたいか」という質問が飛ぶ。「難しい……」という声が上がる中、満島が「龍平さんの落ち着きの概念を奪いたい。僕は落ち着いていられなくて、何考えてるか全部バレるんです」と話すと、松田は「でも損することもありますよ。心の中はすごいことになってるのにそれが伝わらない」と苦笑い。さらに満島が撮影を振り返りながら「気温が36度くらいの日があって。龍平さんは革ジャン着てるのに涼しい顔をしていて、僕に『元気か?最近』みたいな」と松田のモノマネを交えながらテンション高く述べると、松田は「……タイプが違いすぎて。苦手ですね」とつぶやき、会場をにぎわせた。
第70回カンヌ国際映画祭のある視点部門へ出品された同作。黒沢は映画祭での観客の反応について「とても好意的でした。ただ映画祭には僕と松田さんと長谷川さんで行ったんですが、『アクトレスはどこに行ったんだ!?』と何人にも言われて」とにこやかに明かす。そして黒沢は「(原作の演劇を)どうすれば映画に置き換えられるか相当悩みました。ワンカットワンカット悩みながら撮ったが、最終的にはなんの迷いもない明快な作品になったと思います。皆さんも観始めると悩むかもしれませんが、最後には確信が待っています。それはご自分の目で確かめてください」と作品の魅力を語った。
「散歩する侵略者」は9月9日より全国ロードショー。
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