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本作は、東京・井の頭恩賜公園の開園100周年を祝う公式事業として製作された青春音楽映画。劇中では、吉祥寺に住む大学生・純、亡き父のかつての恋人・佐知子を探す高校生ハル、佐知子の孫・トキオの3人が、佐知子らの遺したある楽曲を完成させるため奮闘していく。
吉祥寺にあった映画館バウスシアターの元オーナー・本田が発起人となった本作。純役の橋本はプライベートでもバウスシアターを利用したことがあるそうで「映画が始まる前に吉祥寺の街でおやつを食べて、映画の帰りにはまたごはんを食べて。そのあと古着屋さんでも見て帰ろうっていうことを何度かやっていました」と振り返る。
これまで「TOKYO TRIBE」などでラップを披露してきたトキオ役の染谷。本作ではパフォーマンスだけでなく、一部の作詞も手がけている。「練習と聞いて吉祥寺のスタジオに行ったら、瀬田さんとトクマルさんが『どうしましょうか』って(笑)。そこから一緒に考えていきました。台本にリリックも書いてあったんですけど、瀬田さんはラップをやったことがないので……『染谷くん、できるでしょ』って言われて。できないんですけど!(笑)」と謙虚に話す。さらにトクマルが「ラップ部分はceroの高城(晶平)くんが試しに歌ってくれて、実際に染谷ラッパーにお願いしました」と説明すると、染谷は慌てて「ラッパーではないです! そこは否定させてください(笑)」と重ねた。
ハル役の永野は、初共演した橋本と染谷について「初めてお会いしたのが本読みのときで、2人が役そのものにしか見えなくて。自分だけ置いていかれてるんじゃないかと焦りもあったんですが、現場に入ったらお二人が引っ張ってくださったんです。緊張せずに自由にやらせてもらえました。ありがとうございました!」と丁寧にお礼を述べた。
終盤に収められたミュージカルシーンへのこだわりを聞かれた瀬田は、「ミュージカルシーンって言うとハードルが上がっちゃいますね、“楽しい音楽シーン”です(笑)」と訂正。劇中で純たちが完成させるメイン楽曲を使用したこの場面について「最初は鼻歌くらいのささやかなシーンのイメージだったんですが、トクマルさんが作ってくださった曲を聴いたらめちゃくちゃよかったので、もっといいシーンにしよう!と。ビデオコンテを撮ったり、他の映画の音楽シーンを参考にしたりしました」と思い入れを明かした。
最後に橋本は、「井の頭公園が100年続いていなかったら、この作品は生まれなかった。歴史が積み重なったうえに出会いがあるということに、私は感動を覚えているので、大切に時を重ねていけたらいいなと思います」と語る。そしてこれから作品を鑑賞する観客へ「皆さんそれぞれの解釈と感動を持ち帰っていただけたら」とアピールした。
「PARKS パークス」は、4月22日よりテアトル新宿にてロードショー。
※高城晶平の高は、はしごたかが正式表記
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- 第12回大阪アジアン映画祭 公式サイト
- 「PARKS パークス」公式サイト
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