OAFFで「PARKS」初上映、瀬田なつき「60年代音楽をどうよみがえらせるか」

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第12回大阪アジアン映画祭のクロージングセレモニーと、クロージング作品「PARKS パークス」の上映が、3月12日に大阪・ABCホールにて開催された。

「PARKS パークス」舞台挨拶の様子。

「PARKS パークス」舞台挨拶の様子。

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第12回大阪アジアン映画祭のビジュアル。

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キーレン・パン

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この映画祭は、アジア圏の映画を広く紹介することを目指したもの。クロージングセレモニーでは、前日11日の授賞式にて決定した受賞結果が報告された。グランプリに輝いたのは、香港のウォン・ジョンが監督した「一念無明」。そして「姉妹関係」キャストのフィッシュ・リウが来るべき才能賞に選ばれた。さらにこの日新たに発表された観客賞は、同じく香港のキーレン・パンによる「29+1」が受賞。舞台劇出身のキーレン・パンはセレモニーにて、「舞台劇では言語が障害になることがあります。今回、一番大切な作品を映画にし、時空と距離を越えて皆さんに観ていただけたことをうれしく思います」と挨拶した。

「PARKS パークス」 (c)2017本田プロモーションBAUS

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瀬田なつき

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そしてクロージング上映では、「PARKS パークス」の監督・瀬田なつきと、プロデューサーの松田広子が舞台挨拶に登壇した。今回がワールドプレミアとなる本作は、父のかつての恋人が遺した楽曲を完成させるため奮闘する若者の姿を描く青春音楽映画。瀬田は「50年前の60年代音楽を現代にどうよみがえらせるか。最後に少しミュージカルっぽい、驚きの展開があるので、音と映像を体感して、観終わったら歌を口ずさんだり、スキップでもしてもらえれば」と話す。またキャストである橋本愛、永野芽郁、染谷将太に関して「なるべく3人が自由に動ける演出を心がけ、演技をしているけれど、公園の近くに暮らしている人のように見せたかった」と狙いを明かした。なお本作は、4月22日に東京・テアトル新宿にて公開される。

第12回大阪アジアン映画祭 受賞結果

グランプリ

「一念無明」

来るべき才能賞

フィッシュ・リウ「姉妹関係」

スペシャル・メンション

「暗くなるまでには」

JAPAN CUTS Award

恋とさよならとハワイ

ABC賞

「七月と安生」

薬師真珠賞

イザ・カルサド「至福」

観客賞

「29+1」

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大阪アジアン映画祭事務局:Osaka Asian Film Festival (OAFF) @oaffpress

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