夢枕獏の小説「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」をもとにした本作。唐時代の中国を舞台に、日本から遣唐使としてやってきた若き僧侶・空海が、詩人の白楽天とともに、首都・長安を揺るがす巨大な謎に迫る。染谷が空海、
阿部が演じるのは、唐に渡り、第9代皇帝である玄宗に仕えた阿倍仲麻呂。劇中では空海が白楽天とともに謎の核心に迫っていく途中で、思いがけず彼の足跡をたどることになるという。
10月中旬より撮影に合流した阿部は「スケールがすごく大きくて、俳優人生の中でもこんなスケールの作品に出演するのは初めてです」とコメント。また阿倍仲麻呂については「彼はとても優秀で、玄宗皇帝からとても信用を得た人であり、そんなすごい人を僕は演じさせていただいています。本をいろいろ読んだら、魅力的な人であって容姿的にもカッコいい人だったみたいですね」と語った。
「空海―KU-KAI―」は、中国で目下撮影中。日本公開は2018年を予定している。
※記事初出時よりキャラクター名が変更になり、見出しと本文を訂正しました。
阿部寛 コメント
「空海―KU-KAI―」に参加して
スケールがすごく大きくて、俳優人生の中でもこんなスケールの作品に出演するのは初めてです。このセットのすごさ、エキストラのすごさ、監督がそれをまとめ上げるすごさ。そして、すごくこだわって1日ワンカットしか撮れない日もありますが、そのような撮影をしているチェン・カイコー監督を尊敬しています。
また、監督が撮りたいことを俳優陣1人ひとりにきちんと説明して撮影してくれるので、一緒に1つのワンカットを最高のものにしようという意識とその意識の高さを感じます。今回この作品に参加でき、非常に勉強になりすごくよかったと思います。
阿倍仲麻呂を演じて
今回、約1300年前にこの唐に遣唐使として渡って来た阿倍仲麻呂を演じています。
生きて海を渡り唐に行くだけでも大変な時代に、日本人でありながら玄宗皇帝の側近になった人です。彼はとても優秀で、玄宗皇帝からとても信用を得た人であり、そんなすごい人を僕は演じさせていただいています。本をいろいろ読んだら、魅力的な人であって容姿的にもカッコいい人だったみたいですね。今回中国に来て、私は阿倍仲麻呂を演じさせていただいて、染谷くんは空海を演じていますが1300年前の2人に敬意を表するとともに幸せなことだと思い一生懸命がんばります。
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