トニー・レオン、菊地凛子、ファン・ビンビン、鈴木亮平、ウィンらアジアスターが集結

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第17回アジア・フィルム・アワード(AFA)の授賞式が3月10日に香港の西九龍文化地区にある戯曲センターで開催。アジア各国から多数のスターが集結したレッドカーペットと、「悪は存在しない」が作品賞に輝いた授賞式の模様をレポートする。

第17回アジア・フィルム・アワードのレッドカーペットより。左からトニー・レオン、菊地凛子、ファン・ビンビン、鈴木亮平。

第17回アジア・フィルム・アワードのレッドカーペットより。左からトニー・レオン、菊地凛子、ファン・ビンビン、鈴木亮平。

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AFAは東京国際映画祭、香港国際映画祭、釜山国際映画祭が共催するアジア全域を対象とした映画賞。「Together We Tell Story」がテーマとなった今年は、アジア24の国と地域から計35作品がノミネートされた。2021年の第15回にて「スパイの妻」で最優秀作品賞を受賞した黒沢清が、日本人監督として初めて審査委員長を務めている。

アジア各国のスターが集結

AFA Rising Star Awardに輝いたウィン(メータウィン・オーパッイアムカジョーン)。

AFA Rising Star Awardに輝いたウィン(メータウィン・オーパッイアムカジョーン)。[拡大]

Excellence in Asian Cinema Awardを受賞したイ・ヨンエ。

Excellence in Asian Cinema Awardを受賞したイ・ヨンエ。[拡大]

授賞式に先立つレッドカーペットには、日本から主演女優賞にノミネートされた「658km、陽子の旅」の菊地凛子、AFA Rising Star Awardに輝いたタイの俳優ウィン(メータウィン・オーパッイアムカジョーン)、Excellence in Asian Cinema Awardを授与された鈴木亮平と韓国のイ・ヨンエ、授賞式でプレゼンターを務める中国のファン・ビンビン少女時代のメンバーで女優としても活躍するクォン・ユリら多数のゲストが参加。特に熱狂的な人気の俳優やアーティストには、ファンたちが声をあわせて名前を呼ぶ瞬間が何度もあった。

中村獅童(中央)は息子の小川陽喜くん(左)、小川夏幹くん(右)とレッドカーペットに参加した。

中村獅童(中央)は息子の小川陽喜くん(左)、小川夏幹くん(右)とレッドカーペットに参加した。[拡大]

今回が初の試みとなるYouth Ambassadorに選ばれた宮沢氷魚は、ともに美術賞のプレゼンターを務める玄理と登場。「」で助演男優賞賞にノミネートされた中村獅童は、息子の小川陽喜くんと夏幹くんを引き連れ、カーペットを歩いた。このほか「Last Shadow at First Light(英題)」で新人俳優賞にノミネートされた白田迪巴耶、最多6部門へのノミネートを果たした「悪は存在しない」の石橋英子ら、監督賞・脚本賞・美術賞にノミネートされた「怪物」の是枝裕和らも姿を見せる。

「The Goldfinger(英題)」で主演男優賞にノミネートされたトニー・レオン(左)と、女優で妻のカリーナ・ラウ(右)。

「The Goldfinger(英題)」で主演男優賞にノミネートされたトニー・レオン(左)と、女優で妻のカリーナ・ラウ(右)。[拡大]

レッドカーペットの最後には「The Goldfinger(英題)」で主演男優賞にノミネートされたトニー・レオンが登場。香港を代表する世界的なスターがついに姿を見せ、2時間半に及ぶレッドカーペットは幕を閉じた。

映画という共通言語でつながるアジア

Youth Ambassadorを務めた宮沢氷魚(左)と、彼とともにプレゼンターを務めた玄理。

Youth Ambassadorを務めた宮沢氷魚(左)と、彼とともにプレゼンターを務めた玄理。[拡大]

Youth Ambassadorを務めたリウ・グァンティン(左)と、彼とともにプレゼンターを務めたアンジェラ・ユン(右)。

Youth Ambassadorを務めたリウ・グァンティン(左)と、彼とともにプレゼンターを務めたアンジェラ・ユン(右)。[拡大]

続く授賞式は中国の伝統楽器である二胡の演奏から始まり、YOASOBIの大ヒット曲「アイドル」のアレンジ版も披露された。そして昨年「エゴイスト」で助演男優賞に輝いた宮沢、「香港の流れ者たち」で知られる香港のウィル・オー、「愛しのゴースト」やドラマ「Bad Romeo」で主演したタイのマリオ・マウラー、「ひとつの太陽」「1秒先の彼女」に出演した台湾のリウ・グァンティンが登場。Youth Ambassadorの4人は、それぞれの母語でオープニングトークを披露する。背景や言語の違いを超え、映画という共通言語でつながる夜の開幕を告げ、アジア全域をうたうAFAの多様性を印象付けた。

授賞式の序盤では昨年「ドライブ・マイ・カー」で作品賞を獲得した濱口竜介によるビデオメッセージも上映。濱口は今回も「悪は存在しない」で作品賞を含む最多6ノミネートを果たしたが、仕事の都合で出席は叶わず。2年連続での評価に、「本当に励まされる思い。これからもアジア映画を盛り上げて、アジア・フィルム・アワードに戻ってこれるように精進します」と語った。

授賞式でもっとも笑いを生んだ鈴木亮平のスピーチ

Excellence in Asian Cinema Awardを授与された鈴木亮平。

Excellence in Asian Cinema Awardを授与された鈴木亮平。[拡大]

数あるスピーチの中で一番笑いをかっさらったのは、Excellence in Asian Cinema Awardを受賞した鈴木だった。そのキャリアを紹介する映像では「エゴイスト」「孤狼の血 LEVEL2」などに交じって、鈴木が主演を務めた「HK/変態仮面」シリーズも流され、その強烈な姿に会場から笑いがこぼれる一幕も。同時受賞のイ・ヨンエをエスコートしつつ壇上に上がった鈴木は英語でスピーチ。先ほどの笑いを踏まえ「1本だけ、おかしな映画がありませんでした?(笑)」と冗談めかしつつ、イ・ヨンエさんと一緒にここに立つことができて、そしてアジアの偉大な映画監督、偉大なプロデューサー、偉大な俳優たちの前に立つことができて、本当に光栄です」と話し始める。

Excellence in Asian Cinema Awardを授与されたイ・ヨンエ(左)と鈴木亮平(右)。

Excellence in Asian Cinema Awardを授与されたイ・ヨンエ(左)と鈴木亮平(右)。[拡大]

昨年「エゴイスト」で主演男優賞にノミネートされていた鈴木だが「正直なところ今年は何もノミネートされていないので、とてもリラックスしてここに立っています。もちろんノミネートされるのはいいことですが、ノミネートされないのもいいことです。なぜなら、何も心配する必要がないから。ちなみに昨年は、トニー・レオンさんのせいで私は主演男優賞を逃しました(笑)。でも、今年再び彼に会えてうれしいです」と明かす。この声かけに、トニー・レオンも満面の笑みで拍手を送っていた。

さらに「AFAの素晴らしいところは、皆さんに出会い、新しい人たちに出会い、アジア各地の映画制作者と出会い、語り合い、学びあうことだと私は考えています。そして願わくは、今後一緒に新しいプロジェクトを始めたい。今日、あるいは今夜が、未来の新しいプロジェクトの始まりになるかもしれません。そして、いつか一緒に映画を作れることを本当に願っています。なぜなら、“私たちは一緒に物語を紡ぐ(Together we tell story)”から。ありがとうございました」と、AFAのテーマを引用しながら、スピーチを締めくくった。

チャン・イーモウ「アジアの物語を世界に伝えていきましょう」

生涯功労賞と2023年アジア最高興収賞に輝いたチャン・イーモウ。

生涯功労賞と2023年アジア最高興収賞に輝いたチャン・イーモウ。[拡大]

AFAの最高の栄誉とされる生涯功労賞を授与されたチャン・イーモウは、初監督を経験した38歳のときを振り返りながら「それ以来、私は映画製作の道を歩んできました。映画は夢を運んでくれる。今日、多くのアジアの偉大な映画人がここに加わっているのは、私たち1人ひとりが映画を夢見ているからです。良い映画を作るのは難しい。記憶に残る映画を作るのはもっと難しい。アジア映画は今、世界で大きな役割を果たしています。多くのアジアの映画人が、今も夢を追いかけ、アジアの物語を世界に伝えています。今回の受賞が終わりではなく、始まりであることを願っています。夢を追い続けましょう。努力を続け、アジアの物語を世界に伝えていきましょう」と穏やかな口ぶりで、会場に集う映画人たちを静かに鼓舞した。

審査委員長・黒沢清「監督は出会いの才能がもっとも重要」

監督賞のプレゼンターを務めた黒沢清。

監督賞のプレゼンターを務めた黒沢清。[拡大]

授賞式の終盤には、黒沢が監督賞のプレゼンターとして登壇。直前に発表された「PERFECT DAYS役所広司の主演男優賞に「役所さんが獲ったんですね。大変うれしいです」とコメントしつつ、監督賞の発表では「映画監督にはいろんな才能が要求されます。素晴らしい脚本、素晴らしいスタッフ、素晴らしいキャストに出会える才能。僕はその出会いの才能がもっとも重要と考えています。そういう素晴らしい才能を持っている、ノミネートされた5人の監督を紹介します」と述べる。紹介映像に続いて、黒沢は「怪物」を監督した是枝の受賞を発表した。

握手を交わす黒沢清(右)と是枝裕和(左)。

握手を交わす黒沢清(右)と是枝裕和(左)。[拡大]

「怪物」で監督賞に輝いた是枝裕和。

「怪物」で監督賞に輝いた是枝裕和。[拡大]

AFAの監督賞は3回目となる是枝は「尊敬する黒沢さんからトロフィーをいただくなんて、本当に光栄です」と喜びつつ、「出会う才能ということで言えば、今回は坂元裕二さんという尊敬する脚本家の方の素晴らしい脚本があって。もう20年近く一緒に仕事をしている美術の三ツ松けいこさんには、今日スタッフを代表してここに来ていただきました。そんなスタッフとキャストと出会えたことが、この賞をいただけた一番大きな僕の才能ではないかと思います。昨年に続いてこの壇上に立たせていただくことができて、本当にうれしいです」と話した。

作品賞の栄冠は「悪は存在しない」へ

作品賞に輝いた「悪は存在しない」の面々。左から編集の山崎梓、プロデューサーの高田聡、企画・音楽の石橋英子、撮影の北川喜雄。

作品賞に輝いた「悪は存在しない」の面々。左から編集の山崎梓、プロデューサーの高田聡、企画・音楽の石橋英子、撮影の北川喜雄。[拡大]

続く作品賞のプレゼンターも黒沢で「素晴らしい映画は監督がたった1人で作るものではありません」「大勢の人たちがその才能を発揮して最大限に努力をする。そうしてこそ素晴らしい作品が生まれる。この賞は、そういう映画に携わるすべての人たちを祝福するためのものです」と言葉に力を込める。そして「悪は存在しない」の受賞を発表し、プロデューサーの高田聡、音楽賞を授与された石橋、編集の山崎梓、撮影の北川喜雄が壇上へ。高田と石橋がチームを代表し、この場にいないスタッフ・キャストを含め、映画に関わったすべての人への感謝を伝えた。

第17回アジア・フィルム・アワードでは、6つの特別賞に加え、16の賞を授与。4作品が2冠で並び、「悪は存在しない」が作品賞と音楽賞、「ゴジラ-1.0」が視覚効果賞と音響賞、「The Goldfinger」が衣装デザイン賞と美術賞、「雪豹」が脚本賞と撮影賞を受賞した。このほかの結果は下記の通り。ギャラリーにはレッドカーペットの写真も多数掲載している。

第17回アジア・フィルム・アワード 受賞結果

作品賞

「12.12: The Day(英題)」(韓国)
★「悪は存在しない」(日本)
「Paradise(英題)」(スリランカ、インド)
「PERFECT DAYS」(日本)
「雪豹」(中国)

監督賞

キム・ソンス「12.12: The Day」
グー・シャオガン「西湖畔に生きる」
濱口竜介「悪は存在しない」
★是枝裕和「怪物」
プラサンナ・ヴィターナゲー「Paradise」

主演男優賞

ファン・ジョンミン「12.12: The Day」
ウー・カンレン「Abang Adik(原題)」
シェン・トン「満江紅(マンジャンホン)」
★役所広司「PERFECT DAYS」
トニー・レオン「The Goldfinger(英題)」

主演女優賞

「西湖畔に生きる」で主演女優賞に輝いたジアン・チンチン。

「西湖畔に生きる」で主演女優賞に輝いたジアン・チンチン。[拡大]

ジアン・チンチン「西湖畔に生きる」
チョン・ユミ「Sleep(英題)」
チョウ・ドンユィ「The Breaking Ice(英題)」
オードリー・リン「Trouble Girl(英題)」
菊地凛子「658km、陽子の旅」

助演男優賞

「12.12: The Day(英題)」で助演男優賞に輝いたパク・フン。

「12.12: The Day(英題)」で助演男優賞に輝いたパク・フン。[拡大]

パク・フン「12.12: The Day」
ジャック・タン「Abang Adik」
中村獅童「首」
パク・ジョンミン「Smugglers(英題)」
ショーン・ウォン「年少日記」

助演女優賞

「白日の下」で助演女優賞に輝いたレイチェル・リョン。

「白日の下」で助演女優賞に輝いたレイチェル・リョン。[拡大]

浜辺美波「ゴジラ-1.0」
レイチェル・リョン「白日の下」
筒井真理子「Last Shadow at First Light(英題)」
コ・ミンシ「Smugglers」
ワン・ファン「Snow in Midsummer(原題)」

新人監督賞

「年少日記」で新人監督賞に輝いたニック・チェク。

「年少日記」で新人監督賞に輝いたニック・チェク。[拡大]

ラグワドォラム・プレブオチル「シティ・オブ・ウインド」
ファム・ティエン・アン「黄色い繭の殻の中」
ドミニク・サングマ「Rapture(英題)」
アマンダ・ネル・ユー「タイガー・ストライプス」
★ニック・チェク「年少日記」

新人俳優賞

「シティ・オブ・ウインド」で新人俳優賞
に輝いたテルゲル・ボルドエルデネ。

「シティ・オブ・ウインド」で新人俳優賞 に輝いたテルゲル・ボルドエルデネ。[拡大]

★テルゲル・ボルドエルデネ「シティ・オブ・ウインド」
アワット・ラタナピンター「ドイ・ボーイ:路地裏の僕ら」
ヨーヨー・ツェー「離れていても」
ワン・イーボー「無名」
白田迪巴耶「Last Shadow at First Light」

脚本賞

ペマ・ツェテンが遺作の「雪豹」で脚本賞を受賞。代理で息子のジグメ・ティンレーが登壇した。

ペマ・ツェテンが遺作の「雪豹」で脚本賞を受賞。代理で息子のジグメ・ティンレーが登壇した。[拡大]

濱口竜介「悪は存在しない」
坂元裕二「怪物」
プラサンナ・ヴィターナゲー、アヌーシュカ・セナナヤケ「Paradise」
Jason YU「Sleep」
ペマ・ツェテン「雪豹」

編集賞

「12.12: The Day(英題)」で編集賞に輝いたキム・サンボム。

「12.12: The Day(英題)」で編集賞に輝いたキム・サンボム。[拡大]

★キム・サンボム「12.12: The Day」
濱口竜介、山崎梓「悪は存在しない」
マチュー・ラクラウ「川辺の過ち」
A・スリーカル・プラサード「Paradise」
ニック・チェク、チャン・ヒウチュン「年少日記」

撮影賞

「雪豹」で撮影賞に輝いたマティアス・デルボー。

「雪豹」で撮影賞に輝いたマティアス・デルボー。[拡大]

イ・モゲ「12.12: The Day」
北川喜雄「悪は存在しない」
チェンマー・チーユアン「川辺の過ち」
Azamat DULATOV「Qas(原題)」
★マティアス・デルボー「雪豹」

音楽賞

「悪は存在しない」で音楽賞に輝いた石橋英子。

「悪は存在しない」で音楽賞に輝いた石橋英子。[拡大]

梅林茂「西湖畔に生きる」
★石橋英子「悪は存在しない」
Akmaral MERGEN「Qas」
アノン・チェラン・モミン「Rapture」
イ・ドンジュン「Road to Boston(英題)」

衣装デザイン賞

「The Goldfinger(英題)」で衣装デザイン賞に輝いたマン・リムチョン。

「The Goldfinger(英題)」で衣装デザイン賞に輝いたマン・リムチョン。[拡大]

ティン・イップ「封神~嵐のキングダム~」
黒澤和子「首」
ユン・ジョンヒ「Smugglers」
エレイン・ン「Snow in Midsummer」
★マン・リムチョン「The Goldfinger」

美術賞

「The Goldfinger(英題)」で美術賞に輝いたエリック・ラム。

「The Goldfinger(英題)」で美術賞に輝いたエリック・ラム。[拡大]

チョ・ファソン「コンクリート・ユートピア」
三ツ松けいこ「怪物」
チャン・メンルン「川辺の過ち」
タクツェ・トンドゥプ「雪豹」
★エリック・ラム「The Goldfinger」

視覚効果賞

ユン・ジェヒョン「コンクリート・ユートピア」
ダグラス・スミス、ジョシュア・ブライヤー、ジェレミー・ボール「封神~嵐のキングダム~」
★山崎貴、渋谷紀世子、高橋正紀、野島達司「ゴジラ-1.0」
ジン・ジョンヒョン「THE MOON」
アレン・ウェイ、アーディー・チウ、ディン・ヤンライ、エリック・シュー「流転の地球 -太陽系脱出計画-」
※高橋正紀の高は、はしごだかが正式表記

音響賞

キム・ソックァン、キム・ウンジュン「コンクリート・ユートピア」
楊江、趙楠「封神~嵐のキングダム~」
★井上奈津子「ゴジラ-1.0」
ヴォン・ジア・バオ、ザンダー・トー「黄色い繭の殻の中」
ドゥ・ドゥチー、ウー・シューヤオ「Snow in Midsummer」

※★印が受賞者、受賞作品

第17回アジア・フィルム・アワード 特別賞

生涯功労賞

チャン・イーモウ

Excellence in Asian Cinema Award

鈴木亮平、イ・ヨンエ

AFA Rising Star Award

ウィン(メータウィン・オーパッイアムカジョーン)

AFA Next Generation Award

チャオ・リーイン

2023年アジア最高興収賞

チャン・イーモウ「満江紅(マンジャンホン)」

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