本日5月11日、六本木ヒルズアリーナにて「
「海街diary」は、吉田秋生の同名コミックを「そして父になる」の是枝が映画化したヒューマンドラマ。父親の死をきっかけに共に暮らすようになった3人の姉と腹違いの妹が、複雑な思いを抱えながらも本当の家族になっていくまでを描く。4姉妹の長女を綾瀬、次女を長澤、三女を夏帆、異母妹の四女を広瀬が演じた。
司会者に「映画の中には、私たちの知ってる天然の綾瀬はるかはいませんでしたね」と問われると、綾瀬は首を傾げながら「あれが本当の私です!」と堂々と宣言してみせる。また長澤は、自身が演じた佳乃のキャラクターについて「周りに気を配って生きてはいるんですけど、基本的にはおちゃらけてるんですよね。おちゃらけたところは自分と似てると思いますけど、お酒は佳乃ほど強くないし、割と正反対かな」と分析してみせた。そして夏帆が「フラットな気持ちで現場にいることを心がけました」と話せば、姉妹の末っ子を演じた広瀬は「3人の姉とすずの距離が縮まっていくさまが、現場にいる私たちと重なる部分があって。すごく楽しかったです」と感慨深げに語る。
是枝監督は「カットをかけずにずっとこの4人を見てたいな、と思うシーンばかりだった。そう思える現場というのは本当に幸せな現場です」と満足げに話し、「そして父になる」でも是枝作品に参加していたリリーに「初めて是枝さんの男の目を見ましたね。なんかキラキラしてて」と言われると、顔を真っ赤にしていた。
また、本作は5月13日から24日まで開催される第68回カンヌ国際映画祭にてコンペティション部門に正式出品。夏帆は「世界の方たちの反応を生で感じられるというのはすごく楽しみです。明日とか明後日には発つんですけど、実感がわかない」と期待に満ちた胸中を明かし、長澤は「監督が持っている、女性への愛情というか尊敬の念を感じられる作品。きっとどの国の人にもわかってもらえるストーリーだと思います」と自信に満ちた表情を浮かべる。
ドレスは決まっているかと問われると、4人とも首を傾げていたが、リリーが「僕はドレス用意してたんですけど、連れて行ってもらえないので自宅で着ます」と主張。さらに「4人ともぜひ露出は多めで。すずはいいから、お姉ちゃんたちに期待してます」とリクエストし、監督には「女優4人に囲まれて歩くのだから、つかまった宇宙人みたいにならないでエスコートしてね」とエールを送っていた。
「海街diary」は、6月13日より全国東宝系でロードショー。
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- 映画「海街diary」公式サイト | 6.13(土)全国公開
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