広瀬すず、海街写真集イベントで語った是枝裕和の印象は「かわいい人」

本日5月27日、写真集「海街diary」の発売を記念したトークショーが東京・東京交通会館ダイヤモンドホールにて行われ、広瀬すず、是枝裕和、瀧本幹也が登壇した。

本書は是枝の前作「そして父になる」に続き映画「海街diary」の撮影監督を務めた、フォトグラファーの瀧本による写真集。綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬が演じる4姉妹のみずみずしい表情と鎌倉の美しい風景、そして映画にはないカットも多数収録されている。

写真集出版の経緯について、瀧本は「映画の中に姉妹が暮らす日本家屋が出てくるんですけど、その縁側に佇む4人を見ていたら、“写欲”が湧いてきたんですね。で、小さなカメラで撮りためた写真をみんなに見せたら『いいですね』と言われて」と明かす。

続いて、写真集に収録されているカットの中から登壇者3人のお気に入りをスライド投影。是枝は広瀬の横顔をアップで捉えた写真を選び、「写真集ではこのときでしか写せないような姉妹の表情が切り取られているんですけど、特にすずにはそんな瞬間が多かったんです」と話す。

広瀬は4姉妹が波打ち際を歩くカットを挙げ、「4人が一緒にいる写真はほかにもあるんですけど、これが印象的でした」と説明。瀧本は縁側に座る4姉妹の写真を選び、「普通、撮影の合間にはキャストは控え室に戻ったりするものなんですけど、みんなこの縁側を気に入ってずっとそこにいたんです」と語る。その縁側で綾瀬、長澤、夏帆と共にいろいろな会話を交わしたという広瀬が「監督はかわいい人。現場の雰囲気はとても穏やかで、スタッフ同士もすごく仲がよくて、みんな監督のことが大好きなんだなっていうのが伝わってきました」と話すと、是枝はしきりに照れていた。

最後は瀧本が「映画とは少し違う、もう1つの『海街diary』が感じられる本になったと思っています。ずっと手元に置いておきたくなる写真集になっているので、よろしくお願いします」と締め、会場を訪れた200名の来場者に広瀬が写真集を手渡してイベントは終了した。

映画「海街diary」は6月13日より全国東宝系でロードショー。

※追記：写真を7枚追加しました。

写真集「海街diary」

青幻舎 発売中
価格：3456円
仕様：A4判 104ページ