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日プロ大賞授賞式、邦画を盛り上げる豪華な顔ぶれが続々登壇で大盛況

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第24回日本映画プロフェッショナル大賞授賞式にて。

第24回日本映画プロフェッショナル大賞授賞式にて。

第24回日本映画プロフェッショナル大賞の授賞式が5月9日、都内の劇場にて行われ、各賞の受賞者が登壇した。

映画ジャーナリスト大高宏雄が実行委員長を務める同賞では、高い評価を得ながらも既存の映画賞で受賞に至らなかった作品を独自の基準で表彰。受賞者だけでなく、花束を贈呈するプレゼンターにも豪華な顔ぶれがそろった授賞式には、夜の開催にも関わらず大勢の映画ファンが押し寄せた。

新人監督賞を受賞した山戸結希の登壇の際には、「5つ数えれば君の夢」で主演を務めた東京女子流の新井ひとみ、山邊未夢が登場。新井は「この映画でしかできない素晴らしい体験をさせていただきました」とお礼を述べ、山戸は「これまでに受賞した先人の活躍に続けるよう、監督としてがんばりたい」と抱負を語った。

「祖谷物語-おくのひと-」で新進女優賞に輝いた武田梨奈は監督の蔦晢一郎から受賞の楯を受け取った。武田はまだまだ映画俳優としての活動が世間に認知されていないと話し、「受賞は心の支え」と喜びを伝え、「いつか死ぬときは映画館で」と続け、会場を驚かせる。

話題賞の「劇場版 テレクラキャノンボール2013」には、5人の監督陣がずらり。「眩しい場所は苦手なので」と居心地の悪そうな様子を見せる面々だが、代表してカンパニー松尾が楯を受け取ると「作品を観ていただいた方の口コミでこんなに話題になりました」と観客へ強い感謝を表した。

野のなななのか」で見せた演技に加え、長年の俳優活動に対して「特別賞」が授与された品川徹のために駆けつけたのは、監督の大林宣彦と主演の常盤貴子。品川が「歳を取ってしまいましたが、プロフェッショナルという言葉に誇りを持ちたい」と感慨深げに口にすると、大林は「俳優としてのプロだとは思ってない。でも人間のプロなんです」と大林節全開で讃えた。

主演女優賞の二階堂ふみには、受賞作で共演した太賀から花束が渡された。二階堂は「現場に行くたびに映画が好きになる。そのモチベーションで、今後もいろんな人と出会って作品を作りたい」と映画への熱い思いを口にした。

これまで数々の助演男優賞に輝くも主演男優賞は初だというのは、池松壮亮。「愛の渦」で共に体当たりの演技を披露した門脇麦が祝福に駆けつけ、「誰よりも熱いものを持って、魂をかけてこの仕事をしている人なんだなという印象です」と池松を絶賛する。

監督賞と作品賞をダブルで獲得した「百円の恋」からは、監督の武正晴とプロデューサーの佐藤現、そしてプレゼンターとして安藤サクラが出席。同作で多数の主演女優賞に選ばれた安藤は「監督の罵声が飛び、そして愛情にあふれた素敵な現場でした。そこで過ごせただけで幸せだったからすっげえつまんない映画になってもかまわないと思ってましたが、今日こうやって受賞されてうれしいです」と気持ちを込めて語った。

受賞結果は以下のとおり。

第24回日本映画プロフェッショナル大賞

個人賞

作品賞:「百円の恋」(製作 東映ビデオ / 監督 武正晴)
監督賞:武正晴監督「百円の恋」
主演男優賞:池松壮亮「愛の渦」「海を感じる時」「大人ドロップ」「紙の月
主演女優賞:二階堂ふみ「私の男」「ほとりの朔子
新人監督賞:山戸結希「おとぎ話みたい」「5つ数えれば君の夢」
新進女優賞:武田梨奈「祖谷物語-おくのひと-」
話題賞:「劇場版 テレクラキャノンボール2013」チーム
特別賞:品川徹「野のなななのか」および長年の俳優活動に対して

第24回日本映画プロフェッショナル大賞ベストテン

第1位「百円の恋」
第2位「私の男」
第3位「ほとりの朔子」
第4位「愛の渦」
第5位「野のなななのか」
第6位「ぼくたちの家族」
第7位「海を感じる時」
第8位「ニシノユキヒコの恋と冒険」
第9位「水の声を聞く」
第10位「おとぎ話みたい」
第10位「東京難民」

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