本作は、これまで大根仁監督作「恋の渦」などが生み出された、山本主宰のインディー映画塾シネマ☆インパクト製作作品。軽い気持ちで巫女を始めた在日韓国人のミンジョンが、いつの間にか教祖として祭り上げられ、“ニセモノ”である自分と宗教の狭間で葛藤するさまが叙情的につづられる。そのほかのキャストに趣里、村上淳ら。玄理は第29回高崎映画祭の最優秀新進女優賞を獲得した。
第65回ベルリン国際映画祭や第39回香港国際映画祭など世界各国の映画祭に出品された本作。玄理は「撮影後や公開後も監督やキャストの人たちとずーっと交流がありました」と振り返る。ともに過ごした時間が長かったためか、「最後の全州国際映画祭をまわる頃には、うっかり監督に『お父さん醤油取って』って言っちゃったんですよ」と天然な素顔をのぞかせるエピソードも。監督の山本には絶大な信頼を寄せているようで、「現場では毎日笑ってました。監督の人間力でまとまっていた現場だったと思います」と語る。
日本語のみならず英語、韓国語に堪能な玄理は、海外作品にも積極的に参加している。どの国の現場でもやることは変わらないという玄理だが、「母国語である日本語じゃない言語でお芝居するのは、違った楽しみがあります。ハードルが1個上がって、高くジャンプしなきゃいけない感じ。自分の中のガーって回るモーターが、一馬力上がる感覚です」とも。「それまでのキャリアや作品に関係なく、その場での自分の芝居でジャッジされるっていうフェアな緊張感が好きです」とアグレッシブな姿勢を見せた。
水の声を聞く
2015年10月2日(金)発売
発売・販売元:アムモ98
価格:4536円
玄里の映画作品
リンク
- 「水の声を聞く」公式サイト
- 玄理プロフィール | ヒラタオフィス
- 玄理(@hyunriii)| Instagram
- アムモ98
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