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「幕末太陽傳」会見、早霧せいな&咲妃みゆが最後に誓う「喜んでもらえる舞台を」

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宝塚歌劇雪組「ミュージカル・コメディ『幕末太陽傳』」「Show Spirit『Dramatic “S”!』」制作発表会より、左から咲妃みゆ、早霧せいな。

宝塚歌劇雪組「ミュージカル・コメディ『幕末太陽傳』」「Show Spirit『Dramatic “S”!』」制作発表会より、左から咲妃みゆ、早霧せいな。

4月から7月にかけて上演される、宝塚歌劇雪組「ミュージカル・コメディ『幕末太陽傳』」と「Show Spirit『Dramatic “S”!』」の制作発表会が、本日1月16日に都内にて行われた。

制作発表の冒頭では、佐平次、女郎・おそめ、高杉晋作に扮した早霧せいな咲妃みゆ望海風斗の3名が「幕末太陽傳」の楽曲を披露。早霧は肩にかけた羽織を軽やかにひるがえし、飄々とした表情で佐平次を演じてみせる。続いて、宝塚歌劇団の小川友次理事長、演出を担当する小柳奈穂子と中村一徳、本公演の特別協賛・株式会社かんぽ生命保険より、取締役兼代表執行役社長・石井雅実氏が登壇した。

本公演をもって宝塚歌劇団を退団する早霧は「いよいよ私と咲妃の退団公演が始まろうとしていますが、今まで以上に身を引き締めて臨みたいと思います。中村先生、小柳先生に身を委ねて、雪組の仲間と専科さんお2人と心を一つに、皆さんに喜んでもらえる舞台を作っていきたいです」と意気込み、続く咲妃は「応援してくださった皆様に感謝の気持ちをこめて、全力で努めて参りたいと思います。雪組で過ごす時間にも限りがございますので、早霧さんや組子さんたちと1日1日を大切に過ごしていきたいです」と思い出を噛み締めるように語った。

早霧と咲妃について、小川理事長は「麻実れいさん、遥くららさんをゴールデンコンビと呼ぶことがありますが、早霧と咲妃は平成の雪組を引っ張ってくれたゴールデンコンビ。記憶に残る2人でした」と絶賛し、ラジオ体操第一の著作権を持つかんぽ生命の石井氏は「身体の健康はラジオ体操で、心の健康は宝塚歌劇で!」とアピール。なお、かんぽ生命の公式サイトでは、雪組のメンバーがラジオ体操を披露する動画が公開されている。

1957年に公開された映画「幕末太陽傳」で、石原裕次郎が演じた高杉晋作役を務める望海は「大きな役を演じるにあたって悩むこともあると思いますが、『おもしろきことなき世をおもしろく』の言葉を胸に、ラジオ体操をしてリフレッシュしながら挑んでいきたい」と高杉晋作の辞世の句を引用して回答。そして「いつも通り、早霧さん、咲妃が突き進んでいく方向にしっかりとついていきたいです」と退団するトップコンビへの信頼を語った。

「幕末太陽傳」の演出を手がける小柳は、2015年の雪組公演「ルパン三世 -王妃の首飾りを追え!-」など自身が担当した作品を振り返りながら、「今の雪組らしく明るくさわやかに、面白い作品をお届けできれば」とコメント。また「Dramatic “S”!」の演出を務める中村は「早霧さん、咲妃さん、望海さんの人柄が表れるような作品を雪組全員で作っていきたい」と意欲を見せた。

「Dramatic “S”!」では、早霧のイニシャル(S.S)をモチーフにした歌と踊りのショーが展開。公演にかける思いを「S」で例えるとしたら?との質問に、望海は「すごいぞ! の『S』」、咲妃は雪組になぞらえて「スノー魂の『S』」と回答。早霧は熟考したのち、「スペシャルで、スーパーで、最高で……一言じゃ言えません!」と照れくさそうに述べ、「実は、『S』の部分の題字は私の手書きなんです。作品にかける思いがお客様に伝わるように何回も書きました」と笑顔を見せた。

公演は、2017年4月21日から5月29日まで宝塚大劇場にて、6月16日から7月23日まで東京・東京宝塚劇場にて。なお兵庫・宝塚大劇場での公演は、第103期初舞台生のお披露目公演となる。

宝塚歌劇雪組「ミュージカル・コメディ『幕末太陽傳』」「Show Spirit『Dramatic “S”!』」

2017年4月21日(金)~5月29日(月)
兵庫県 宝塚大劇場

2017年6月16日(金)~7月23日(日)
東京都 東京宝塚劇場

「ミュージカル・コメディ『幕末太陽傳』」

原作:映画「幕末太陽傳」(監督:川島雄三 / 脚本:田中啓一、川島雄三、今村昌平)
脚本・演出:小柳奈穂子

「Show Spirit『Dramatic“S”!』」

作・演出:中村一徳

出演:早霧せいな咲妃みゆ望海風斗 ほか

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