グローイングアップ代表取締役・松本秀一氏のコメントによると、原告のアシェット・フィリパキ・ソシエテ・アノニムは2003年ごろから名称使用に関して指摘。グローイングアップはELLEGARDENのネーミングについて、「ELLE」とは無関係で誤認されることはあり得ず類似させるつもりもないと返答してきたが、結局訴訟問題に発展する形となったとのことだ。
東京地裁は5月16日に「バンドのロゴが入った商品は混同されるおそれがある」と商標権の侵害を認定し、販促品の一部について差し止めを求めている。ただし「ELLEGARDEN」の名称には音楽活動に関する商標権が認められており、音楽活動に関係するグッズはこれまで通り販売可能。よって彼らの活動そのものに影響はなく、一部の販促品の販売が中止されるのみとなっている。
グローイングアップ側は今回の判決を不当とし、現在控訴を検討中。ちなみにアシェット・フィリパキ・ソシエテ・アノニムは、これまでにも日本国内複数のバッグや眼鏡、靴などのブランドに対し商標権訴訟を起こし勝訴している。
関連リンク
- 【訴訟報道について】
- ELLEGARDEN Official Site
- エル・オンライン
- 【商標登録番号】 第4582074号 ELLEGARDEN\エルレガーデン
- 商標「ELLE」事件 平成10年10月 30日判決
- 日本ユニ著作権センター / ELLE商標権裁判 判例全文・1998年10月30日
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