X JAPAN、確執残しつつ東京ドーム公演を“強行開催”

2009年3月24日 14:42 1 1 音楽ナタリー編集部

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昨日3月23日に行われた、紀里谷和明監督の映画「GOEMON」の完成披露記者会見にX JAPANのYOSHIKIが出席。映画の内容や主題歌、さらにX JAPANの活動についてのトークを展開した。

X JAPANとは？

1982年にYOSHIKI（Dr, Piano）とToshl（Vo）を中心に結成される。インディーズで絶大な人気を誇り、1989年にアルバム「BLUE BLOOD」でメジャーシーンに進出する。派手なメイクと衣装に代表される独特のスタイルが大きく注目される一方で、ハイクオリティなヘヴィメタルサウンドと確かな演奏力が高評価を獲得。攻撃的なメタルナンバーとドラマチックなバラードの双方に定評があり、ヴィジュアル系バンドの先駆者的存在としても認知されている。人気絶頂の1997年、ToshIの脱退宣言を機に解散。再結成が熱望されるも翌1998年にHIDEが急逝し復活は絶望視される。しかし2007年10月に突然活動再開を宣言し、復活第1弾となった新曲「I.V.」はハリウッド映画「SAW4」のメインテーマソングに採用された。2008年3月には復活の東京ドームライブを3日間にわたり開催。2009年5月にはSUGIZO（G）が新メンバーとして正式加入した。2010年8月には米の大型ロックフェス「ロラパルーザ」に出演し初の全米ツアーを行ったほか、日産スタジアムでの2DAYSライブも開催。2011年にはヨーロッパ、日本、南米、アジアを回るワールドツアーを、2014年10月にはアメリカ・ニューヨークのMadison Square Gardenでのワンマンライブを成功に収めた。2015年には宮城・石巻 BLUE RESISTANCEで東日本大震災の復興支援チャリティライブを行い、2800万円を超える寄付金を集めた。2017年3月にイギリス・The SSE Arena, Wembley公演を開催し、それと同時にドキュメンタリー映画「We Are X」を公開。5月にYOSHIKIが人工椎間板置換手術を受けたため、7月の日本国内ツアーを急遽アコースティック編成で行った。2018年9月に千葉・幕張メッセ国際展示場1～3ホールでワンマンライブ「X JAPAN Live 日本公演 2018～紅に染まった夜～ Makuhari Messe 3Days」を開催。3日目公演では台風の影響により“無観客ライブ”を敢行し、世界に向けてその模様を生中継した。

5月25日にはYOSHIKIの半生を語る自伝「YOSHIKI／佳樹」の刊行が決定。また、X JAPANの新曲を収録したベストアルバムのリリースも予定されている。

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この映画にYOSHIKIはVIOLET UKとして主題歌「ROSA」を提供。紀里谷監督とは10年来の親友であることから、このタッグが実現した。

YOSHIKIは主題歌「ROSA」について「人々に感動してほしい、最後に泣いてほしいというイメージでバラードっぽく作りました。そこは僕の得意なところですね」と語り、「映画は海外を視野に入れて作っていると感じたので、VIOLET UKも世界進出を考えており意見が一致しました。アメリカのレコード会社と契約は決まってきていて、世界発売を予定しています」と、VIOLET UKとしての海外進出の予定を明かした。

一方、度重なる先行予約の順延や韓国公演の延期によって、開催が危惧されているX JAPANの東京ドームライブについてYOSHIKIは「ファンの皆さん、心配かけてごめんなさい。韓国の人たちも突然公演を延期してしまって、ごめんなさい。でも5月2日、3日の東京ドーム公演は決行します」と断言。予定どおりにライブを行うことを発表した。

しかし一部報道で伝えられたメンバー同士の確執は解決していない模様で、「（バンドの）内情は結構ぐちゃぐちゃです。HEATHとは昨日の夜も電話で話しました。ややこしいですね、X JAPANは。ぐちゃぐちゃですけどいい方向に解決すると思います」と語り、依然問題を残していることを匂わせた。

映画「GOEMON」は、かの有名な大泥棒・石川五右衛門を主人公にした、紀里谷ワールド全開の戦国映画。5月1日より全国公開される。

また、東京ドーム公演のチケット先行予約は明日3月25日より受付開始。くわしい申し込み方法はオフィシャルサイト等で確認しよう。

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