the telephones初ワンマンで原宿ディスコ化

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12月6日、the telephonesがラフォーレミュージアム原宿で初のワンマンライブ「SUPER DISCO Hits!!! the telephones ONE-MAN SHOW!!!~『Love&DISCO E.P.』SPECIAL RELEASE PARTY~」を開催した。

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この日披露された曲は、オープニングで流れた「happiness,happiness,happiness」を含めると24曲。彼らが音源リリースしているすべての曲が楽しめるフルボリュームのライブとなった。

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この日の会場、ラフォーレミュージアム原宿はファッションビル・ラフォーレ原宿の6階に位置する多目的ホール。本格的な冬を迎えた12月、Tシャツ+タオル姿のファンがビル階段に長蛇の列を成す光景に、一般の買い物客が驚いている姿が印象的だった。

満員御礼状態のフロアを天井から吊るされた多数のミラーボールが見下ろす中、いよいよライブがスタート。大歓声の中ステージに現れた4人は、カラフルなアフロのかつらを早々とフロアに投げ入れ、両手を挙げてこの盛り上がりに応える。「最後まで楽しんで行きましょうね!I am DISCO!カモン原宿!」と石毛輝(Vo,G,Synth)が叫び、「Beautiful Bitch」で狂乱のパーティの幕が開けた。

いつものライブハウスよりも広めのステージを岡本伸明(Synth)が縦横無尽に走り回る「RIOT!!!」、オーディエンスが次々とダイブする「DaDaDa」と、初手からアッパーチューンの連続で、場内は12月とは思えないほどの熱気に包まれる。フロア前方で思う存分モッシュを楽しむファンもいれば、端のほうでスペースを十分にとって踊りまくるファンもおり、それぞれが自分なりのスタイルで彼らのビートを楽しんでいる。

「今日はやっちゃうよ!一緒にラフォーレを揺らそう!」と石毛が叫んで始まった「it's OK」、そして「electric girl」では、長島涼平(B)と松本誠治(Dr)の繰り出す強力にファンキーなビートが会場を揺らす。一方「Used Skin」では石毛のエモーショナルなボーカルとギターフレーズが炸裂。半年前に行われたアルバム「JAPAN」レコ発ツアーファイナル公演と比べて、彼らの実力がさらにアップしていることが伝わってくる。

MCで石毛は「この会場って展示場なんだよ。俺たちが『ライブハウスじゃやりたくない』ってワガママ言ったせいで大変なことになっちゃって(笑)、こうやって会場作ってくれたスタッフのみなさんありがとうございます」とスタッフに感謝の意を述べる。そして「今年の1月あたりはお客さんが20人ぐらいだったのに…なんかここにいるのが自分じゃないみたいな不思議な気持ちです」と、800人のファンが集まった目の前の光景を噛みしめるように語った。

途中では新曲も披露。「D.A.N.C.E. to the telephones!」というフロアとのコール&レスポンスが響きわたる、telephonesならではの四つ打ちナンバーでオーディエンスをさらにヒートアップさせ、ライブはいよいよ終盤に。「HABANERO」「sick rocks」「urban disco」とおなじみのキラーチューンを次々と叩きつけ、ラストは新作のタイトル曲「Love & DISCO」でしめくくった。

全17曲の本編が終わっても観客の熱気は冷めるわけがない。熱烈なアンコールに応えて4人が再び登場し、石毛は「北浦和という発展しきれない町出身の僕らですが(笑)、やってることは世界基準だと思ってます。10代の頃は自信がなかったんだけど、今はみんなのおかげで自信が持てるようになりました。今日のことは一生忘れません、本当にありがとう!」と、集まったファンに感謝した。

アンコールでは「懐かしい曲をやります」と、1stミニアルバム「We are the handclaps ep.」の曲ばかり4曲を披露。さらに行われたダブルアンコールでは「mushroom planet」と「hallelujah, hallelujah, hallelujah」を披露し、最後にはメンバーが次々とフロアへダイブ。ファンとともに初ワンマンライブの大成功を祝った。

年末には各地のカウントダウンイベントへ出演し、年明けからは「スペースシャワー列伝JAPAN TOUR」に参加。そして春からは彼らの全国ツアー「spring tour 2009 "mirror ball has come"」もスタートする。2009年、4人の奏でるサウンドはますます多くの人々を巻き込んでいくことだろう。

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音楽ナタリー @natalie_mu

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