ライブはまだ青空が広がる時間からスタート。オープニング映像に続いて、1曲目の「Fated」のイントロが鳴り出すと、ステージ上の巨大なセットの最上部にチャンミン、ユンホの順で東方神起が姿を現した。会場を埋め尽くす7万2000人の歓声が響く中、2人はセットの両脇に設置されたゴンドラにそれぞれ乗り込んで、曲を歌いながらゆっくり降下していった。
冒頭は、観客の熱をさらに高めるようなダンスナンバーを3曲連続で披露。挨拶代わりのMCでは、ユンホが「日産スタジアムは思ってた以上にアツいですけど、このアツさに負けずに最後まで頑張って楽しく盛り上がっていきましょう! みんな最後までちゃんとついて来てねー!」と客席を煽る。続くチャンミンも「日産スタジアムは初めてですけど、ここにいらっしゃってる皆さんの情熱でものすごくアツいです! 今日は皆さんと1つになって最後まで楽しく盛り上がっていきたいと思います。みんなよろしくー!」と叫んだ。
今回のライブでは、アリーナ外周を囲むように花道を設置。ステージの両脇から延びた花道の途中にミニステージが、アリーナ後方の花道にもエンドステージが作られた。「Y3K」では、そのステージの両脇から伸びた花道に近未来的な“宇宙船”が出現。ユンホとチャンミンが各々それに乗って花道を進みながら歌を届けるという、同ツアーのほかの公演とは異なる仕掛けも飛び出した。
衣装の大半も夏仕様のデザインにリニューアル。セットリストはドームツアー「東方神起 LIVE TOUR 2013~TIME~」のものに加えて、中盤に彼らの本格的なアジア進出の起点となったヒット曲「“O”-正・反・合」が新しく披露された。さらにチャンミンがソロナンバーでギターを演奏したのも、来場者全員にLED照明内蔵のリストバンド・ザイロバンドが配られたのも日産スタジアム公演のみの演出で、ファンはうれしい悲鳴を上げていた。
終盤に差しかかると、「Share The World」でザイロバンドが高速でさまざまな色を発光し、スタジアム全体が閃光に包まれる。続いて「OCEAN」では客席の前後方から銀テープが勢いよく噴射され、Tシャツにデニム姿の女性ダンサー120名が花道に登場するなど、より一層華やかなステージとなった。
アンコールでは、9月4日発売のニューシングル「SCREAM」をライブ初披露。続く「SHINE」~「ウィーアー!」~「Summer Dream」のメドレーでは2人がフロートに分乗して会場を1周しながら歌唱し、遠くにいるファンにも手を振った。また、次曲「In Our Time」では、後方の客席にザイロバンドの照明によって「WE ARE T」(17日公演)「THANK YOU! TOHOSHINKI」(18日公演)の文字が浮かび上がるという感動の演出も。同曲の最後のコーラス部分は7万2000人から大合唱が巻き起こり、会場の一体感は絶頂を迎えた。
アンコールのMCで、チャンミンは「今日は皆さんの情熱や応援がパワーになって普段よりあんまり疲れてないですね(笑)」「『楽しかったです!』と言うことしかできないのが悔しいくらい、楽しかったです!」と笑顔でコメント。ユンホは「このステージに立っていることが夢のよう。ここにいる皆さんと新しい歴史を作れた気がして本当に幸せでした。皆さんがいるからこそ、僕たちがいる。本当に皆さんありがとう」と心を込めて感謝の言葉を送る。
そしてラストの「Somebody To Love」を終えて最後の挨拶をしたあと、ユンホが客席に「We Are……」と投げかけると、観客は割れんばかりの声で「T(ティー)!」と絶叫。その声を合図に、ステージ後方から数百発の打ち上げ花火が盛大に空に放たれた。
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