昨日5月1日に東京・新宿LOFTで
最初に登場したのはカジヒデキ。おなじみの短パンスタイルでアコースティックギターを抱えて颯爽とステージに現れ、テレビCMで現在流れている新曲「Mimiuchi Girl」のショートバージョンからライブをスタートさせた。そして初期の名曲「ウィークエンダーズ」をひさびさにライブで演奏し「今日はバニラビーンズさんと対バンってことでいつも以上に北欧テイストでいこうと思います!」と特別なライブにすることを宣言。その言葉の通り、北欧にまつわる楽曲の説明をじっくりはさみながら「セムラ・ソング」「ハローとスマイル」など北欧ソングの数々を演奏していく。
ライブ中盤にはスペシャルゲストとして
続くバニラビーンズのライブ開始時間になると大滝詠一のカバー「1969年のドラッグレース」のイントロが生バンドによって演奏される中、バニビが登場。大きな拍手と歓声に応えて「皆さんこんばんは! 北欧の風に乗ってやってまいりました」と笑顔で自己紹介をする。続くMCでは「シンジュク・トゥ・ホクオウ」という企画のサブタイトルはカジヒデキの「トウキョウ・トゥ・ロンドン」にかけてリサが命名したものだと明かした。バニビはライブ序盤から抜群のトークスキルを発揮し、なごやかな雰囲気を生み出すと「恋のセオリー」「チョコミントフレーバータイム」を続けて披露した。
ライブ中盤にMCをはさんだバニビはカジプロデュースの軽快なスカビートの新曲「マスカット・スロープ・ラブ」をさわやかに歌い終え、そのままカジが作詞を手がけた楽曲「LOVE&HATE」でフロアを躍らせる。真っ赤なライトに照らされたバニビが挑発的でセクシーなポージングを決め、豪快なフィルを織り交ぜたギターが鳴り響く生バンドならではのライブバージョンに大歓声が上がる。3度目のMCタイムでは「次の曲で最後になります! 皆さん盛り上がれますか!」とレナが声をかけた後にリサが「え、それで盛り上がれんの? もっと皆さん盛り上がれますか! まだまだいけるでしょ! オッケー!」とロックな調子でファンを煽り、フロアはますますヒートアップ。「東京は夜の七時」ではマイクを手に持って客席に近づき、ファンに笑顔を届けながらライブ本編を終えた。
アンコールではTシャツ姿のバニラビーンズに続いてカジヒデキがステージに登場。カジはバニビに提供した新曲「マスカット・スロープ・ラブ」のタイトルの意味について聞かれると「マスカットの坂道を登っていくラブソング。夏に向かっていくフレッシュなもぎたての果実みたいな恋愛感情をイメージしてつけました」と明かした。そしてトーク中にはバニビがサプライズを実行。新曲の発売日と同じ5月8日が誕生日のカジを祝うため、リサがマスカットたっぷりのバースデーケーキを持って登場するとカジは驚きつつも笑顔でローソクの火を吹き消した。最後はステージに並んだカジとバニビの3人が「マスカット・スロープ・ラブ」を歌い、一夜限りの“北欧”対バン企画は大盛況のうちに幕を下ろした。
なおバニラビーンズは、新曲発売を記念して5月7日に東京・タワーレコード渋谷店B1F CUTUP STUDIOにてインストアライブを行うことや、対バン企画第4弾は7月頃に開催することなどを発表した。第4弾はどのアーティストと競演するのか、ファンは楽しみにしておこう。
バニラビーンズ 5周年記念対バン企画「風は吹くのか!? 北欧の風vol.3 シンジュク・トゥ・ホクオウ」
2013年5月1日(水)東京都 新宿LOFT公演セットリスト
カジヒデキ
Intro~Mimiuchi Girl
01. 甘い恋人
02. ウィークエンダーズ
03. セムラ・ソング
04. ハローとスマイル
05. ビーチボーイのジャームッシュ
06. Hey Hey Baby Pop
07. 亜熱帯ガール
08. 君とサマーと太陽がいっぱい
09. Too Much Too Young
10. ラ・ブーム~だってMY BOOM IS ME~
バニラビーンズ
01. 1969年のドラッグレース(Short ver.)
02. ノンセクション
03. スコーネの花が咲いている
04. 恋のセオリー
05. チョコミントフレーバータイム
06. マスカット・スロープ・ラブ
07. LOVE&HATE
08. サブカルガールまどか
09. 東京は夜の七時
<アンコール>
10. マスカット・スロープ・ラブ
関連商品
リンク
- バニラビーンズ オフィシャルサイト
- カジヒデキ オフィシャル ウェブサイト
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
音楽ナタリー @natalie_mu
バニラビーンズ×カジヒデキ、新宿で北欧セッション実現 http://t.co/OuTZimyh7A