2011年に劇場公開された松江哲明監督、
この映画は東日本大震災から2カ月が過ぎた2011年5月に、節電のためネオンが消えた暗い夜の東京で、降りしきる雨に打たれながら路上で前野健太がギターを弾き語りするというもの。第24回東京国際映画祭「日本映画・ある視点部門」に正式出品され、その後に国内外の映画祭にも参加した。映画本編が収められたDISC 1には特典として、前野と松江監督によるオーディオコメンタリーが収められる。
また特典ディスクであるDISC 2には、2011年3月11日の地震直後の新宿アルタ前の映像からスタートし、前野健太が初めて歌った「トーキョードリフター(未発表ver.)」で終わる、もうひとつの「トーキョードリフター」ともいえる松江哲明監督最新作「ロードムービー」を収録。劇場公開時に行われたトークイベントの音声を軸に、節電中の東京のロケハン、本編では使用されなかった未発表映像、韓国のサウナといった映像がインサートされる。「暗い東京を撮りたい」と言った松江に対して前野健太が返した「1人で撮ればいいじゃないですか」という言葉に対する返答のような、68分のドキュメンタリーとなっている。
DISC 2にはさらに、同映画の予告編を制作した遠山慎二によるインタビュー集「interview with TOKYO DRIETR」も収録。予告編のベースとなった松江×前野のインタビューと、深夜の渋谷スクランブル交差点で行われたポスター撮影の様子が記録されている。このほか前野健太×アナログフィッシュ「トーキョードリフター」CDバージョンのビデオクリップや、予告編映像も収められる。
これらに加え、劇場公開時に巻き起こった賛否両論のレビューをまとめた112ページにおよぶブックレットも同梱。東京・中野レコミンツ、京都ガケ書房などでは一般発売より1週間早い1月16日に先行発売され、店舗限定特典として前野健太×松江哲明によるオーディオコメンタリーの映像版「2012年11月4日のできごと(約75分)」と、「ライブテープ」DVD化の際にも話題になった前野健太の映画パロディポストカードセットがプレゼントされる。
■『トーキョードリフター』予告編
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- 映画『トーキョードリフター』松江哲明監督 前野健太主演
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音楽ナタリー @natalie_mu
前野健太映画「トーキョードリフター」特典映像付けDVD化 http://t.co/by2zPdVq