フラカンが同会場でワンマンライブを行うのは実に13年振り。楽器とアンプ類、バンドロゴの入ったバックドロップのみというシンプルなステージに登場した4人は、鈴木圭介(Vo)の「渋谷公会堂、行きますかーっ!」という合図に続いて「はぐれ者讃歌」からライブをスタートさせた。観客はバンドが刻むリズムに合わせて、体を左右に動かしながらライブを楽しむ。曲後半のシンガロングパートでは「歌えーっ!」の大合唱も沸き起こり、ライブ冒頭から大きな盛り上がりを見せた。
ライブは最新アルバム「ハッピーエンド」からの楽曲を中心に、ライブの定番曲は久しぶりに演奏するナンバーも交えて進行。MCでは圭介が「13年振り(に渋谷公会堂でライブをやれるなんて)、ないだろ普通? 久しぶりに来たから場所がわかんなくなっちゃって(笑)」「待ってましたよ、名前が戻るのを。13年振りって言えなくなるでしょ、C.C.Lemonホールじゃ」などと冗談を飛ばす。さらにアルバム「ハッピーエンド」のジャケットで着用した衣装でライブをしようと話していたのに、全く違う服装でライブに臨んだ竹安堅一(G)とミスター小西(Dr)に対して圭介とグレートマエカワ(B)がツッコミを入れる場面もあった。
ライブ中盤では「深夜高速」「感情7号線」「この胸の中だけ」などディープな曲を連発。新曲「エンドロール」ではサンプリング音を使用したリズムトラックをバックに、圭介がエモーショナルに歌い上げ会場の空気を一変させた。この曲を演奏し終えたあとには、マエカワが「渋公は前のライブが微妙だったから、またできるかわからなかった」と13年前のライブを振り返る。そしてメンバー紹介の合間に突然竹安がステージ袖に消えると、しばらくしてアルバム「ハッピーエンド」のジャケットで着用していたシャツに着替えて再登場。これに客席が一気に沸いたところで、さらにマエカワがツアーの追加公演として12月31日に東京・下北沢GARDENで年越しライブを、2013年4月21日に東京・日比谷野外大音楽堂でツアーファイナルを行うことを発表した。このサプライズに観客も大興奮。客席が大いに沸いたところで、フラカンは「終わらないツアー」「NUDE CORE R&R」「チェスト」「恋をしましょう」とアッパーな楽曲を連発してステージを降りた。
その後フラカンは2度のアンコールに応え、「元少年の歌」「夜明け」などを披露。「真冬の盆踊り」では会場が一丸となる盛り上がりとなり、熱いコール&レスポンスが繰り返された。そして最後に「サヨナラBABY」で客席がピースフルな空気に包まれたところで、3時間近くにわたる初日公演は終了。メンバーは「ありがとう! ツアー、行ってきます!」とファンに挨拶をしてステージを去った。
フラワーカンパニーズワンマンツアー「ハッピーエンド2012-2013」追加公演
2012年12月31日(月)東京都 下北沢GARDEN
OPEN 21:30 / START 22:30
料金:全立見 3500円(ドリンク代別)
チケット一般発売日:2012年12月1日(土)
2013年4月21日(日)東京都 日比谷野外大音楽堂
OPEN 16:45 / START 17:30
料金:全席指定 4200円
チケット一般発売日:未定
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