10周年の一青窈、Billboardで昭和歌謡を続々熱唱

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今年でデビュー10周年を迎え、4月18日に昭和歌謡カバーアルバム「歌窈曲」をリリースする一青窈が、これを記念して昨日4月1日に東京・Billboard Live TOKYOで「歌窈 SHOW」と題したライブを行った。

「歌窈 SHOW」Billboard Live TOKYO公演第2部の模様。

「歌窈 SHOW」Billboard Live TOKYO公演第2部の模様。

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この日のライブは、カバーアルバム「歌窈曲」に収録された園まりのカバー「逢いたくて逢いたくて」からスタート。ジャジーな演奏に乗せて、楽曲の中で描かれる主人公の感情になりきるような迫真のパフォーマンスが披露された。

奥村チヨを意識して髪の毛を盛り、アカデミー賞授賞式でのアンジェリーナ・ジョリーを意識してスリットのあるドレスを選んだという一青窈。MCでは来場者に向けて「歌謡曲は今までツアーでも披露してきて、昨年は被災地で何度も歌いました。震災から1年が経ちましたが、今もこうして1年前と変わらずみなさんの前で歌えることを本当にうれしく思います」と感謝の言葉を述べていた。

オリジナル曲2曲を経て披露されたのは、作詞家・阿久悠の未発表作品をマリアンヌ東雲(キノコホテル)が作・編曲したオリジナル曲「パラソル哀歌」。これまでの曲調とは一転したファンキーでサイケな演奏、ゴージャスな照明で来場者を大いに盛り上げた。3月28日に先行配信された金井克子のカバー「他人の関係」は、ガレージ風のアッパーなアレンジで披露。一青窈は金井克子によるオリジナルの振り付けを再現して熱唱していた。

「竹田の子守唄」からのメドレーでデビューシングル「もらい泣き」が始まると、会場中から手拍子が沸き起こった。本編最後に披露されたのは、彼女が昨年から歌ってきた昭和歌謡カバーの中でも特に反響が大きかった中島みゆきの「時代」。彼女はステージ上の床に座ったままこの曲を絶唱した。

盛大なアンコールを受けて再び登場した彼女は、ピアノ伴奏でちあきなおみの「喝采」を歌唱。バンドメンバーを呼び戻して「ハナミズキ」を歌うとステージ後方のカーテンが開いて六本木の夜景が姿を現した。ラストナンバーは被災地でのライブ経験をもとに書かれた新曲「道案内」。「誰もが誰かの道案内になれる」というメッセージを歌で伝え、観客はスタンディングオベーションでこれに応えていた。

5月からは全国ツアー「一青窈 Tour2011“瞬き”」の追加公演を10会場で予定している一青窈。今年はさらに2年ぶりのオリジナルアルバムの発売も予定されている。

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