夏川りみと秋川雅史、同じ曲を同じ日にCDリリース

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夏川りみがニューシングル「あすという日が」を9月21日に発売。さらに秋川雅史も同曲をニューシングルとして同日にリリースする。

夏川りみ

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「あすという日が」は元々「吹奏楽とともに奏でられる爽やかなクラス合唱曲を」という目的で、2006年に大阪で開催された「第30回 全日本合唱教育研究会全国大会」のために作曲された楽曲。詩人・山本瓔子の詩に曲を付けたもので、ピアノ伴奏版と吹奏楽伴奏版の2種類が作られている。

この曲は、仙台市立八軒中学校の吹奏楽・合唱部の部員たちが被災者たちの前で披露したことでも披露したことでも知られている。彼らは3月19日に福島で予定されていた「声楽アンサンブルコンテスト全国大会」に出場予定だったが東日本大震災により出場できなくなり、避難所となった自分たちの校舎で「あすという日が」を歌唱。その様子がNHKのニュースで取り上げられ、感動的な歌詞にも注目が集まり大きな反響を呼んだ。

その後に放送された「NHK歌謡コンサート」で、視聴者に温かい気持ちになってもらえるようにと今年度に新設されたコーナー「あしたの笑顔に」にて、夏川りみがこの曲を歌唱。この反応が大きかったためCDリリースが決定した。

夏川りみバージョンはギター、ベース、ピアノ、シンセサイザーの演奏と、合唱によるコーラス、ダブルカルテットのストリングスによる優しく温かいアレンジ。夏川と親交があった秋川雅史もこの曲に興味を持っていたことから、「それぞれの世界観で表現し、1人でも多くの人に伝えましょう」ということで秋川バージョンのCDも同日に発売されることになった。

なお、夏川のシングルにはカップリングに「切手のないおくりもの」、秋川のシングルにはカップリングに「翼をください」が収録される。

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