Kep1ianの光をかき分けて
オープニング映像では、それぞれのメンバーが映るたびに客席から期待に満ちた大きな歓声が上がる。映像が終わると、メンバーは1階客席両サイドから登場。Kep1ian(Kep1erファンの呼称)に手を振りながら、ライトパープルに染まるペンライトの光をかき分けるように歩き、メインステージへ歩みを進める。韓国での新体制第1弾作品のタイトル曲「TIPI-TAP(Japanese ver.)」を披露し、その後「Back to the City」へとシームレスにつなげ、Kep1erらしいキュートでエネルギッシュなパフォーマンスで会場を盛り上げた。
可愛らしさ封印、会場熱狂
本公演の見どころの1つとなったのが、2つのユニットに分かれてのカバーステージ。ユジン、シャオティン、ヒュニンバヒエの3人はmiss Aの「Hush」、チェヒョン、ダヨン、ヒカル、ヨンウンの4人はテミン(SHINee)の「Guilty」をカバーし、普段の彼女たちが持つかわいらしくポップな雰囲気とはガラッと印象を変えた、黒基調のクールな衣装で艶やかなパフォーマンスを披露した。
ユニットでのステージのあとは、7人全員でのStray Kidsの「Back Door」と幾田りらの「スパークル」のカバーでファンを魅了。特に「Back Door」では、激しいダンスと伸びやかなボーカル、力強いラップが融合し、Kep1erの高いパフォーマンススキルを存分に発揮し、会場には熱狂するKep1ianの大きな歓声が響き渡った。全力で歌い踊ったチェヒョンは、息を切らしながらも「大きな声で盛り上げてくれて、私たちもほんっとうに楽しかったです!!」とキラキラした表情で語り、メンバーもチェヒョンと同様に息を切らし肩を上下させながらも達成感と幸福感に満ちあふれた表情でKep1ianの熱烈な応援に感謝した。幾田りらの「スパークル」は日本公演のために準備された楽曲。のちのMCで「Kep1ianにも歌詞の歌詞の意味が伝わるように一生懸命練習しました」と語られたように、メンバーは思いを込めるようにこの曲を丁寧に歌い上げてKep1ianの心をつかんだ。
衝動的に飛び入り参加
公演中、3月に誕生日を迎えるダヨンとヒカルに対してバースデーケーキがサプライズでプレゼントされる場面も。ヒカルが「MCが大変で誕生日のことを忘れてました!」と笑顔で話す横で、ダヨンはこっそりケーキのイチゴをつまみ食い。ライブ再開のためケーキが舞台袖に戻されると、2人は「また会おうねえ!」とケーキとの別れを惜しむなど茶目っ気たっぷりな一面を見せ、Kep1ianの笑顔を引き出した。
「WA DA DA(Japanese ver.)」での本編終了後には「Kep1ian、あなたのダンスを見せてください」と題した、Kep1ianが“ダンスチャレンジ”を行う幕間演出が行われた。「TIPI-TAP」「WA DA DA」を踊る客席のファンの姿が次々とモニタに映し出される中、最後にはヒカルとダヨンが飛び入り参加。のちのMCでは、ヒカルが「どうしてもやりたくなっちゃって、『やっていいですか!?』って聞いて、走ってきちゃいました!」と衝動の赴くままに飛び入り参加したことを笑顔で明かした。
「皆さんの存在が本当に心強い」
この幕間演出から間を空けずして、メンバーがメインステージに姿を現しライブはアンコールへ突入。「Double Up!」がハイテンションで披露されたのち、メンバーは1人ひとり最後の挨拶を述べていった。
ここでは公演の感想はもちろんのこと、ダヨンが「私たちは完璧なステージのために一生懸命がんばっているんですが、なかなか完璧になれないことがあります。そんなときはつらいなと思うこともあるんですが、いつもKep1ianの皆さんが『最高だったよ』『素敵だったよ』と言ってくださるので、そのおかげでいつも胸がいっぱいになります」、チェヒョンが「8カ月ぶりに日本に来たんですが皆さん(の存在)が本当に心強い」と語るなど、Kep1ianへの愛と感謝も口々に述べられる。唯一の日本人メンバーとして、日本公演のライブのMCを引っ張っていたヒカルは「(Kep1erは)この調子のままがんばっていきますので、信じてついてきてもらえるとうれしいです。大好きです!」と彼女らしいハツラツとした口ぶりでファンに語りかけた。
みんな、ここで終わっていいの!?
挨拶後に披露されたのは「Shooting Star(Japanese ver.)」。チェヒョンのハイトーンボイスが響きわたると、銀テープが舞い会場は祝祭ムードに包まれる。ステージ中央に集まって横一列に肩を並べたメンバーがグループの挨拶を終え、ここで終演かと思われたが、ヒカルが「みんな、ここで終わっていいの!?」とシャウト。Kep1ianがこれに歓声で応えると、Kep1erは「もう1曲だけやらせてください!!」と「tOgether fOrever」を披露しダブルアンコールで会場のボルテージが最高潮のその先へと高められた。
なおKep1erは日本での新EP「AGAINST THE WORLD」を4月30日にリリース。今回の日本公演では、本作のリード曲「Yum」が初披露された。
<最後のメンバー挨拶>
ユジン
2日間、皆さんのおかげで本当に幸せでした。実は7人でのコンサートを日本でするのが初めてで、心配で少しプレッシャーもありました。でもKep1ianの幸せな顔を見て安心しました。これからも活動をたくさんがんばりますので、Kep1ian! 一緒にそばにいてください! 約束~!ありがとうございます。大好きです!
シャオティン
みんな、どうでしたか? 私はKep1ianの皆さんのおかげで幸せな1日を過ごしました。今までで一番幸せな思い出になりそうです。皆さんはどうですか? ありがとうございます。皆さんも私たちを見て幸せになってくださったらうれしいです。2日間、横浜でとってもとっても幸せでした。だいだいだいだい好き!
チェヒョン
今日も本当に幸せでした。ありがとうございます、幸せでした。(ライブでカバーした)「スパークル」、歌詞が本当に胸
に沁みていって。泣きそうになりました。ほんとにほんとにほんとにほんとに、大好きです。そして今日は平日にも関わらず、こんな大きな会場をいっぱいにしてくださってありがとうございます。
7人では初めて日本に来たんですが、本当に皆さんが心強いです。ありがとうございます。これからもKep1er、日本1st EP「AGAINST THE WORLD」、よろしくお願いします。今日も本当に幸せでした。ありがとうございました! 大好きだよー!
ダヨン
来てくださったKep1ianの皆さん、配信をご覧になっているKep1ianの皆さん、みんなありがとうございます! 平日なのにこんなに大勢の皆さんに来ていただき、本当に驚きました。幸せな時間になりましたか? 私はKep1ianの皆さんのおかげで100倍もうれしく、幸せな気持ちになりました。
いつも私たちは完璧なステージのために一生懸命がんばっていても、完璧にすることが難しいときもあります。そんなときはつらいと思うこともあるんですが、いつもKep1ianの皆さんが「最高だったよ」「素敵だったよ」と言ってくださるおかげで胸がいっぱいになります。本当に本当にありがとうございます。そして、これからも皆さんにたくさん会えるので、今日は悲しまないことにしますね。本当に幸せです! 大好き!
ヒカル
まずは会場に来てくださった皆さん、今日初めて来てくださった方も、ありがとうございました! すっごーく幸せでした。会場に来れなかったけど、中継で見てくださっている皆さんも、本当にありがとうございます。皆さんの応援の声も届いてます。次は会場に来てみてください。待ってます!
言いたいことはいっぱいあるんですけど、Kep1ianの皆さんのおかげで、いつも日本に来るたびに幸せで。日本のスケジュールが決まるたびにみんな「日本のKep1ianに会える!」ってワクワクする、この環境はすごい幸せだと思うしそう思わせてくれて、私たちのことを幸せにしてくれて、いつも本当にありがとうございます! 感謝してます。この調子のままがんばっていきますので、信じてついてきてもらえるとうれしいです。大好きです! ありがとうございました!
ヒュニンバヒエ
まず、この2日間会場を満席にしてくださって、ソールドアウトと聞いて本当にうれしかったです。皆さんも私たちのことを待っていてくださったと思いますが、私たちもKep1ianの皆さんを待っていました。約1年ぶりになりますよね。7人で一緒にステージを準備して……今日は「Shooting Star(Japanese ver.)」を先行公開したんですが、いかがでしたか? いつも7人のメンバーを愛してくれて、そばにいてくれてありがとうございます。これからも、いつもKep1ianの力になれるように、そして皆さんを幸せにできるようにがんばります。Kep1ian、愛してる!
ヨンウン
やっぱり楽しい時間はあっという間ですね。今日も皆さんのおかげで勇気をいっぱいもらいました。本当にありがとうございます。皆さんも私たちのステージを見て、勇気やエネルギーをもらっていってほしいです。これから日本の活動もがんばるので、ぜひ期待してくださいね。いつも応援してくれて、愛してくれてありがとうございます。
昨日と今日、平日なのに来てくださって、本当にありがとうございます。皆さん、気をつけて帰ってくださいね。今日も楽しい時間でした。ありがとうございます! 大好き!
セットリスト
「2025 Kep1er FAN-CON TOUR [BEYOND THE STAR] in Yokohama」2025年3月6日 パシフィコ横浜
01. TIPI-TAP(Japanese ver.)
02. Back to the City
03. Heart Surf
04. sync-love
05. Daisy
06. Hush(原曲:miss A) / ユジン、シャオティン、ヒュニンバヒエ
07. Guilty(原曲:TAEMIN) / チェヒョン、ダヨン、ヒカル、ヨンウン
08. Back Door(原曲:Stray Kids)
09. スパークル(原曲:幾田りら)
10. Yum
11. Straight Line
12. Wing Wing
13. WA DA DA(Japanese ver.)
<アンコール>
14. Double Up!
15. Shooting Star(Japanese ver.)
<ダブルアンコール>
16. tOgether fOrever
🦊후유코🦊 @kep1er_fu_yuko
う、この短文だけで涙腺緩む🥲 https://t.co/6KHQxH4PyU