グループ魂暴動＆カヲル「SKE48のアンサーソング作ろう」

グループ魂の最新アルバム「1！2！3！4！」のリリースを記念したトークショー「渋谷生まれの15才 グループ魂 成長の記録」が東京・タワーレコード渋谷店にて11月28日に開催。暴動（G）と港カヲル（46歳）が登場し、ゆるいトークで観客を沸かせた。

トークショーは渋谷店1F奥のイベントスペースにて実施。観覧フリーとあり、暴動＆カヲル目当てのファンのみならずタワレコに来た買い物客も大勢足を止め、1Fの半分を占めるほどのオーディエンスが開演を待った。

19時少し過ぎに暴動とカヲルが登場すると、やんややんやの大喝采が起こる。それを受け、店内のPOPを観た暴動が「どうも、タッキー＆翼です」と挨拶する。この日は始終「タッキー」（暴動のこと）、「翼」（カヲルのこと）とお互いを呼び合う、妙な進行となった。

司会者にまず、15周年を迎えた感想を訊かれると、カヲルは「15年もやってればもう少し銀行の残高が増えるかと思った」とコメント。暴動は「この坂を上ったすぐそこにある渋谷公園通り劇場で魂は結成されたからねぇ」と感慨深げな様子を見せた。また、アルバム初回限定盤に付属するDVDについては、暴動が「レコーディング中、石鹸が妙な行動ばっかりするから、それをまとめたら90分ぐらいになった」と制作秘話を吐露。曰く、夜中の2時3時に焼きそばを食べたりあんぱんを食べたりしている石鹸の姿が記録されているとのことなので、石鹸ファンには必見の内容と言える。

アルバムの内容に話がおよぶと、カヲルが「聴きやすいですよね～」と他人事のようにコメントしため、会場が爆笑する。重ねて「4曲ぐらいコーラスをしたんですよ。あとコント。コントは今回成功したね～。前は失敗しちゃったこともあったんだけど」と感想を吐露。それに対し暴動が「カヲルさん、じゃないや翼に、今回のレコーディングではヘッドホンしなくていいって言ったんですよ。それが気になっちゃうみたいなんで。そしたらうまくいった」と成功の秘訣を明かした。

また、アルバム収録曲の中で印象的なものに「男、腐りかけ」を挙げた暴動。「ある日石鹸が『すごくいい曲ができた、聴いてくれ』って持ってきたんですよ。『でも長さが1分半しかない』って言うんです」「実際聴いてみたらいい曲だったんだけど、いい曲だからこそものすごく酷い歌詞をつけようと思って」と、アルバムの中でも1、2を争う“酷い”曲が生まれた経緯を語った。なお、現在この曲のカラオケバージョンの歌詞を募る「グループ魂『男、腐りかけ』作詞コンテスト!!」を実施中。魂オフィシャルサイト内特設ページにはバイト君（大道具）による例文が、Twitterの港カヲルオフィシャルアカウントにはカヲルによる例文が掲載されているので、応募を考えているファンは参考にしてみよう。

さらにアルバムタイトルの意味については、暴動が「ライブでも何でも、僕が『1！2！3！4！』ってカウントして始まることが多いんですよ。そこからつけた」と告白。続けて「そしたらSKE48のシングルが『１！２！３！４！　ヨロシク！』っていうらしいじゃないですか。なんか、ありがとうございます」と偶然のシンクロを面白がっている様子。カヲルも「そしたら今度『1！2！3！4！ ヨロシクのヨロシク！』って曲作りましょう、アンサーソングで」とノリノリだった。

最後に、1月から始まる、バンド史上最大規模のツアーへの意気込みを問われると「ツアーではメンバーと仲良くなりたいですね」（暴動）、「遅刻とじっくり話してみたい」（カヲル）とコメント。また、ライブハウスによっては、ステージ袖にはけたり着替えたりするスペースがないところもあるとのこと。それを聞き、カヲルが「俺は何をしてたらいいんだろうねぇ？」とトボケた発言をする一幕もあり、会場は笑いに包まれた。

グループ魂のレコ発全国ツアー「客VS俺！ どっちがスケベか競争しようか15番勝負」は2011年1月7日のZepp Tokyoからスタート。その後大阪、広島、福岡、熊本、高松、岡山、京都、金沢、名古屋、沖縄、仙台、札幌を回り、2月5日の日本武道館公演でファイナルを迎える。チケットは今週末12月4日より順次一般発売スタート。ファイナル公演のチケットは12月19日より各プレイガイドにて一般発売が開始される。