怒髪天「響都ノ宴」2日目はカトウタロウ&クジヒロコがサポート
2010年10月3日 17:00 1
開演時間になると、初日とは異なりラフな衣装に身を包んだ怒髪天の4人が登場。まずは壮大なキーボードの音色とコーラスが耳に残る「枯レ葉ノ音」からライブがスタートした。カトウとクジが参加したことで音に厚みが増し、楽曲の世界観もより色濃く表現。「(音を幾層にも重ねられるレコーディングとは違い)ライブではリードギターを弾くとき、どうしても音が薄くなることが気になっていた」と上原子友康(G)が口にすれば、増子直純(Vo)も「音源と同じ世界を再現してくれる。まさに我々の夢が叶う日が参りました」と感慨深げに語った。
続く「俺ころし」「俺ときどき・・・」といった楽曲を経て、「喰うために働いて生きるために唄え!」では坂詰克彦(Dr)はタンバリンを、清水泰而(B)はマラカスを手にし、アコースティックスタイルで演奏。フロアからは自然と合唱が起こり、あたたかな空気が会場を包んだ。
ライブ後半は、ライブの定番曲を怒濤の勢いで披露。さらにラストの楽曲「ヤケっぱち数え唄」では、坂詰のドラムソロでまさかのやり直しが発生するなど、愛らしい一面もかいま見せつつ、大喝采の中、本編は幕を下ろした。
熱いアンコールの声に応え、ステージに再登場したのは上原子とカトウの2人。「今日は初めまして。俺たち“枯葉ぼぅいず”と言います!」と、先日2人でユニットを組んだことを発表し、ユニットのテーマだという「枯葉」を演奏した。さらに上原子がボーカルをとったシティポップ風味あふれる「風の中のメモリー」も披露するなど、サービス精神たっぷりに進行。
しかし2曲を終えたところで「“枯葉ぼぅいず”、もうレパートリーがありません!」と泣きが入り、増子兄ィを呼び入れる。そしてアコースティックギター2本で、ラテンの匂いが漂う「男と書いて」を情熱的に演奏。上原子とカトウの息があった様子には、増子兄ィから「とうとう(怒髪天に)入るか?」と、電撃加入のお誘いも飛び出す程だった。
続いて清水と坂詰もステージに現れ、「ヘベレ・ケレレ・ヨー」「オトナノススメ」を披露。幸福感あふれる中、怒髪天の持つ世界観をこれでもかと見せつけた2日目のステージは終了した。
怒髪天自主イベント「響都ノ宴」2日目「DOHATSUTEN plus」@京都磔磔
セットリスト
01. 枯レ葉ノ音
02. オレとオマエ
03. ドンマイ・ビート
04. 俺ころし
05. 俺ときどき・・・
06. 喰うために働いて生きるために唄え!
07. つきあかり
08. 武蔵野流星号
09. 労働CALLING
10. ヤケっぱち数え歌
EN01. 枯葉
EN02. 風の中のメモリー
EN03. 男と書いて
EN04. ヘベレ・ケレレ・ヨー
EN05. オトナノススメ
リンク
- 怒髪天オフィシャルウェブサイト
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音楽ナタリー @natalie_mu
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