トクマルシューゴが2年半ぶりのフルアルバムをリリース

トクマルシューゴの約2年半ぶり4作目となるフルアルバム「Port Entropy」が4月21日にリリースされることが決定した。

無印良品やSONY「VAIO」のテレビCM、国際オリンピック委員会によるバンクーバーオリンピックのスポット広告に楽曲が起用され、昨年発行された雑誌「ニューズウィーク」では「世界が尊敬する日本人100人」にも選出。ついにはNHKのトーク番組「トップランナー」へも出演が決定したトクマルシューゴ。強い追い風を受けながら満を持して発売される今回のアルバムは、そうした慌ただしさを感じさせないほどの濃密な制作時間を費やして完成した。

CDに収録されるのは、2009年発表のミニアルバム「Rum Hee」の表題曲を含む12曲。演奏、録音、ミックスは、ZAKとの共同作業となった「Rum Hee」を除いて全てトクマルシューゴ本人が手がけ、マスタリングはボブ・ディラン、ノラ・ジョーンズ、MGMT、YO LA TENGOなどの仕事で知られる、ニューヨークの名門マスタリングスタジオSTERLING SOUNDのグレッグ・カルビが担当している。

美しいメロディとハーモニー、複雑だがそう感じさせない自在なリズム展開とアレンジ、無数の楽器や非楽器から生まれるオリジナルな音色など、トクマルシューゴのエッセンスを余すところなく凝縮したこの作品。何度聴き返しても発見がある、長く楽しめる1枚になりそうだ。

収録曲

01. Platform
02. Tracking Elevator
03. Linne
04. Lahaha
05. Rum Hee
06. Laminate
07. River Low
08. Straw
09. Drive-thru
10. Suisha
11. Orange
12. Malerina