タワーアイドル腕相撲、アプガ森咲樹3連覇するも10分でベルト奪われ号泣

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タワーレコードが運営する5つのレーベルによる合同イベント「TOWER RECORDS presents ザ・感謝祭 2017 新春」が、2017年1月22日に東京・ステラボールで開催された。

予想外の刺客、酒井瞳(右)にベルトを奪われ号泣するアプガ森咲樹(左)。

予想外の刺客、酒井瞳(右)にベルトを奪われ号泣するアプガ森咲樹(左)。

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スペシャルゲストとして登場したlyrical school。

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T-Palette Recordsのショーケースイベントとして2012年末より恒例化した「感謝祭」。2014年末の「T-Palette感謝祭 2014」ではイベント内企画として初の「Tパレ王座決定戦~アームレスリング対決~」が行われ、女性アイドルたちが真剣勝負で腕っぷしを競う様子が余興の枠を超えたドラマを生み、大きな反響を集めた。現在はT-Palette Recordsのみならず、youthsource records、箱レコォズ、神塔、PENGUIN DISCとさまざまなアイドルレーベルが存在するため、今回は「TOWER RECORDS presents ザ・感謝祭」と名を変え、5つのレーベルから計14組のアイドルが参加。さらにT-Palette Recordsから巣立ちキングレコードへと移籍したlyrical schoolもスペシャルゲストとして登場した。

アームレスリング大会決勝戦の様子。

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ベルトを誇らしげに掲げるアプガ森咲樹。

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イベントは例年通り、MCの嶺脇育夫タワーレコード代表取締役社長とプロインタビュアー吉田豪のトークで幕を開け、まずは箱レコォズ所属のじゅじゅ、youthsource recordsのDevil ANTHEM.上月せれなが順にライブパフォーマンスを披露した。ライブを終えた3組による合同トークを終えたあとは、「T-Palette感謝祭」から引き続き3度目の開催となるアームレスリング大会へ。大会はT-Palette Records単独イベント時代から数えて3回目となるが、過去2回はアップアップガールズ(仮)の森咲樹が圧倒的な強さで2連覇している。今大会は開催前にプロモーションビデオが5本も制作される熱の入れようで、スタッフの進行表には「メインイベント」と書かれるほど。PVでは3度目の優勝を目論む森をはじめ、前大会で活躍したダークホース・寺田珠乃(Hauptharmonie)や、鍛えることなく自然と身に付いた筋肉で優勝を狙う“超新星ナチュラルマッチョムスメ!”我妻桃実(ハコイリ▽ムスメ)、チャンピオン森の親友で過去の大会では見事なメイクドラマを見せたNao☆(Negicco)が大会への意気込みを伝えていた。

1回戦を勝利したWHY@DOLL青木千春(右)を簡単にねじ伏せるハコムス我妻桃実(左)。

1回戦を勝利したWHY@DOLL青木千春(右)を簡単にねじ伏せるハコムス我妻桃実(左)。[拡大]

トーナメント1回戦では原田珠々華(アイドルネッサンス)がKOTOに、SATSUKI.(Devil ANTHEM.)がキャン・マイカ(GANG PARADE)に、羽島めい(神宿)がみおり(じゅじゅ)に勝利。また寺田は上月せれな、Nao☆はリナチックステイト、我妻はerica(エレクトリックリボン)をそれぞれ圧倒し、順当に2回戦へとコマを進める。第1回からなみなみならぬ情熱で大会に挑むも毎回初戦で敗れているアップアップガールズ(仮)の佐保明梨は、青木千春(WHY@DOLL)との勝負で長期戦に持ち込むもスタミナが切れてあえなく3連敗。早くも次回大会に意欲を見せたが、リングを降りると肩を落として泣き出した。2回戦からシードで登場した森は原田を涼しい顔で難なく撃破。我妻、寺田も余裕の面持ちで準決勝へと勝ち上がる。大会初出場の新星・羽島がNao☆を抑え込むと、新たなダークホースの登場に場内が沸いた。

リリカルネッサンス

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THE CUT

リリカルネッサンス「THE CUT」
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ベスト4が出そろったところでイベントはライブコーナーへと戻り、エレクトリックリボン、KOTO、リナチックステイトの3組がパフォーマンス。続いて登場したスペシャルゲストのリリスクは、アイドルネッサンスとのコラボレーションユニット「リリカルネッサンス」として、Base Ball BearとRHYMESTERのコラボナンバー「THE CUT」をカバーした。リリカルネッサンスは期間限定ユニットとして、この「THE CUT」を2月14日にCDシングルとしてリリース。2月11日には東京・LIQUIDROOMで1日限りのコラボライブを行う。リリスクは今回コラボ1曲のみのステージだったが、リリスクの大ファンであるアイドルネッサンスの新井乃亜は「lyrical schoolさんのライブも観たいですよね? 私も観たいです! lyrical schoolさんの、ラップを観るのは楽しいです!」とリリスクを呼び込む。5人は「RUN and RUN」と「FRESH!!!」をメドレーで披露した。続けてHauptharmonie、ハコイリ▽ムスメ、WHY@DOLLの3組がライブを行ったあとは、再びアームレスリング大会へ。

決勝戦で拳を合わせるハコムス我妻桃実(左)とアプガ森咲樹(右)。

決勝戦で拳を合わせるハコムス我妻桃実(左)とアプガ森咲樹(右)。[拡大]

準決勝1組目は森と寺田の対決。森は応援団として仲間に加わったレーベルメイト・アイドルネッサンスの声援を受け、下克上を狙う寺田を撃破した。そしてもう1人の優勝候補・我妻はルーキー羽島を沈めて決勝へと進む。森と我妻が右手を重ねると場内はアイドルイベントらしからぬ緊張感に包まれる。一瞬の静寂ののち、レフェリーの「レディ……ゴー!」の合図から2秒足らずで我妻の右手の甲はリングへ伏せられ、森は見事3連覇を果たした。スリータイムスチャンピオンとなった森は5時間前に手放したベルトを再び腰に巻き、3本指を突き上げて「3連覇しましたー!」と喜びの声を上げた。そして「(大会開催の)発表があってから、正直すごいプレッシャーで、押しつぶされそうな1カ月でした。『アイドルが何をアームレスリングに夢中になってんだよ。バカバカしい』と思った方もたくさんいらっしゃったかと思います。でも、そんなバカバカしいことでも私は一生懸命やってきました。そういうのもアリなんじゃないかと思います」と大会に賭ける熱い思いを語った。

SMAの後輩・アイドルネッサンスを引き連れ乱入する酒井瞳(中央)。

SMAの後輩・アイドルネッサンスを引き連れ乱入する酒井瞳(中央)。[拡大]

ステラボールは祝福ムード一色となったが、突然どこからともなく「ちょっと待ったー!」の声が。すると場内にアイドリング!!!の楽曲が流れ、ステージには元アイドリング!!!の酒井瞳が、事務所の後輩であるアイドルネッサンスを引き連れ現れた。昨年夏に開催されたアイドルイベント「TOKYO IDOL FESTIVAL 2016」で酒井との腕相撲対決で完敗した森は、今大会で優勝し、改めて今夏の「TOKYO IDOL FESTIVAL 2017」で酒井に再戦を要求するつもりだったが、予定外に早く現れた宿敵とその場で試合をすることに。酒井は観客から一斉にブーイングを浴び完全にヒールと化すも、その実力は折り紙付き。森の手首を軽々とひねり上げた。外部からの刺客にわずか10分でベルトを奪われた森は人目もはばからず号泣。マイクを向けられても「ウウー!」と泣きじゃくり、酒井は「私にも悩みなんだよ。さすがに負けたいよ」と絶対王者なりの悩みを打ち明ける。森は酒井に改めて再戦を要求し、ドラマは夏へと持ち越された。

トリを務めたアイドルネッサンス。

トリを務めたアイドルネッサンス。[拡大]

ライブパート終盤戦は、神宿のステージからスタート。続くNegiccoはタワレコレーベル所属アイドルの古株として「アイドルさんを引っ張っていくために」と、嶺脇社長を舞台に引っ張り上げてのパフォーマンスを披露した。さらにアプガ、GANG PARADEが熱いステージを繰り広げ、トリのアイドルネッサンスにバトンを渡す。2014年末の「T-Palette感謝祭2014」におけるサプライズ発表でT-Palette Recordsへの仲間入りを果たした彼女たちは、当時同じステラボールのステージで初めて歌った「17才」を最後に歌い、およそ8時間におよんだイベントを締めくくった。なお今回のイベントの模様は、3月にCSテレ朝チャンネルで紹介される予定だ。

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TOWER RECORDS presents ザ・感謝祭 2017 新春
2017年1月22日 ステラボール セットリスト

じゅじゅ

01. ノロイハジメ
02. コノ世界・闇
03. 零
04. 黒糸
05. イトシスギテ
06. 呪呪

Devil ANTHEM.

01. Archangel
02. あなたにANTHEM
03. ココロカラ
04. きになる
05. らすとご!!

上月せれな

01. 最強メロディー2
02. 告白☆スリーカウント
03. じゃぱにーずかるちゃー
04. Shake the DiCE
05. 天地無用!
06. VISION.

エレクトリックリボン

01. 無敵ガール
02. 星屑ハイライト
03. カンパイ☆スターライト
04. 波音チューニング
05. アイライン

KOTO

01. るっぱっぱ
02. ギザギザのロンリナイ
03. SixteenSick
04. プラトニックプラネット
05. おとこのこちゃん
06. 舞踏遊戯

リナチックステイト

01. 虹色シェルター
02. トーキョーSPOTLIGHT
03. dubbing
04. リアルリニューアル!
05. キュンキュンキラキラ
06. 1・2・3

リリカルネッサンス

01. THE CUT

lyrical school

01. RUN and RUN~FRESH!!!

Hauptharmonie

01. Kidnapper Blues~人攫いの憂鬱~
02. 唇を奪いにいく
03. ソプラノ・オーバードライブ
04. Until, her voice caused a lump in my throat.
05. 瞬きの summer end
06. LAST CHANCE(幸福の妨げ)

ハコイリ▽ムスメ

01. ハコいっぱいのプレゼント
02. 約束のポニーテール
03. 微笑みと春のワンピース
04. Let's Party Time!
05. なかよし

WHY@DOLL

01. あなただけ今晩は
02. 菫アイオライト
03. ベクトル
04. Magic Motion No.5
05. shu-shu-star
06. 秒速Party Night

神宿

01. 必殺!超神宿旋風
02. Action!
03. 踊れっ!神宿カーニバル
04. 原宿戦隊!神宿レンジャー
05. Summer Dream
06. KMYD

Negicco

01. 江南宵唄
02. 私をネギーに連れてって
03. 恋のEXPRESS TRAIN(あずさver.)
04. 愛、かましたいの
05. さよならMusic
06. ねぇバーディア

アップアップガールズ(仮)

01. YOLO
02. マーブルヒーロー
03. チョッパー☆チョッパー
04. アッパーレー
05. アッパーカット!
06. 君という仮説

GANG PARADE

01. UNIT
02. don't forget me not
03. WE ARE the IDOL
04. Happy Lucky Kirakira Lucky
05. MPPG
06. P2M

アイドルネッサンス

01. 君の知らない物語
02. トラベラーズハイ
03. 6AM
04. お祭りマンボ
05. ガリレオのショーケース
06. シルエット
07. 17才

※ハコイリ▽ムスメの▽は白抜きハートマークが正式表記。

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※記事初出時、アーティスト名の表記に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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吉田光雄 @WORLDJAPAN

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