田島貴男「ひとりソウルツアー」で華麗なるランニングマン披露

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ORIGINAL LOVEの田島貴男が“ひとりソウルショウ”スタイルのライブを全国で繰り広げるツアー、「田島貴男 ひとりソウルツアー 2016」の東京・TSUTAYA O-EAST公演が11月27日に行われた。

「田島貴男 ひとりソウルツアー 2016」東京・TSUTAYA O-EAST公演の様子。(撮影:柴田恵理)

「田島貴男 ひとりソウルツアー 2016」東京・TSUTAYA O-EAST公演の様子。(撮影:柴田恵理)

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“ひとりソウルショウ”は田島がルーパーなどを駆使して1人だけでアンサンブルを作り出すライブパフォーマンス。バンド演奏によるライブや、ギター1本の弾き語りとは雰囲気の異なる独特のステージが展開される。今回のツアーは10月15日の石川・vanvanV4からスタートし、本日12月3日の沖縄・桜坂セントラルまで20公演が行われた。

「田島貴男 ひとりソウルツアー 2016」東京・TSUTAYA O-EAST公演の様子。(撮影:柴田恵理)

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開演後、リゾネーターギターを構えた田島が舞台の中央に着くと、彼はルーパーを駆使して声を重ねながら1人でドゥーワップを披露。さらに自身のビートボックスをループさせて、ギターのボディをパーカッシブに叩きながら「ゴールデンタイム」を歌い上げた。彼はその後「Hey Space Baby!」や「BODY FRESHER」、そして最初期は定番曲だったもののデビュー以降ほとんどやっていなかったという「DARLIN'」と、初期曲3曲を一気にパフォーマンス。ステージ上にいるのはたった1人でありながら、会場をファンキーでソウルフルなサウンドで満たしオーディエンスを熱狂に導いていく。

「昔は、ジャズが好きだったけど自分で弾こうとは思ってなかったんですよ。でも今はジャズギターをやり始めて、ジャズ初心者になりつつあります」と言いながら田島はギターをギブソンのフルアコに持ち替え、ビートボックスのループの上でムーディなギターを弾きつつ「BLUE TALK」「きりきり舞いのジャズ」を歌唱。再び彼がリゾネーターギターを手にし、Negiccoに提供した「サンシャイン日本海」のセルフカバーを披露すると、フロアから大きな歓声が沸き起こった。

「田島貴男 ひとりソウルツアー 2016」東京・TSUTAYA O-EAST公演の様子。(撮影:柴田恵理)

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ライブ中盤には、10月に初の単行本「ポップスの作り方 田島貴男」を出版したことにちなんで「ポップスの作り方 番外編 ポリリズム講座」と題したコーナーを実施。客席を左右に分けてそれぞれに3拍子と4拍子のリズムを刻ませ、会場の一体感を高めた。「今日は特別ゲストが来ています。僕の親友を呼んできました」という曲紹介で始まった「線と線」では、途中で田島が袖に引っ込み、銀色のジャケットとサングラスを身に着けて“三代目ひとりソウルブラザーズ”に扮して再登場。打ち込みのビートにのせてハンドマイクで華麗に歌い、ランニングマンのステップを交えながら激しいダンスを披露した。

ポップスの作り方 田島貴男

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NHK BSプレミアムの音楽番組「The Covers」に横山剣(クレイジーケンバンド)と並んで最多出場だという田島は、10月に東京・NHKホールで行われた公開収録ライブ「The Covers' Fes. 2016」で「自分のキャラに合いそうにない曲」を選曲したと説明し、その中から「本当に難しくて練習しても練習してもできない曲」だったという宇多田ヒカル「Automatic」を実際に歌うことに。フルコーラス歌い終えた彼はそのままジャジーなギターを弾きながら「接吻」を歌い始め、観客は手拍子をしながらその声に聴き入っていた。

「田島貴男 ひとりソウルツアー 2016」東京・TSUTAYA O-EAST公演の様子。(撮影:柴田恵理)

「田島貴男 ひとりソウルツアー 2016」東京・TSUTAYA O-EAST公演の様子。(撮影:柴田恵理)[拡大]

本編最後、全力を出し切るようなハイテンションなステージングで田島が「JUMPIN' JACK JIVE」を歌うと、会場中から惜しみない拍手が贈られた。これを受けて再びステージに戻った彼はアンコールとして「朝日のあたる道」を披露し、オーディエンスは大合唱。その後も盛大な拍手がやまず、田島はダブルアンコールとして「夜をぶっとばせ」、トリプルアンコールとして「ラヴァーマン」を歌唱した。田島と観客は互いに別れを惜しむように「ソウルパワー!」とコール&レスポンスを繰り広げ、最後までエモーショナルな空気のまま「ひとりソウルショウ」は終幕した。

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「田島貴男 ひとりソウルツアー 2016」2016年11月27日 東京都 TSUTAYA O-EAST セットリスト

01. ひとりソウルショウのテーマ
02. ゴールデンタイム
03. Hey Space Baby!
04. BODY FRESHER
05. DARLIN'
06. BLUE TALK
07. きりきり舞いのジャズ
08. 髑髏
09. サンシャイン日本海
10. 「ポップスの作り方 番外編 ポリリズム講座」
11. 線と線
12. 四季と歌
13. Automatic
14. 接吻
15. フリーライド
16. JUMPIN' JACK JIVE
<アンコール>
17. 朝日のあたる道 
18. 希望のバネ
<ダブルアンコール>
19. 夜をぶっとばせ
<トリプルアンコール>
20. ラヴァーマン

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