最新アルバム「YELLOW DANCER」を携えて全国11カ所で計13公演が行われた今回のツアー。各地ともに大きな盛り上がりを見せ、昨日の大阪城ホール公演はツアーの千秋楽にふさわしい集大成的な内容となった。
開演時刻を迎え銀河万丈によるナレーションを経て、星野が1曲目の「地獄でなぜ悪い」を歌い出すとオーディエンスのテンションは急上昇する。星野は「最終日ありがとうございます。めちゃくちゃいい景色、すごい!」と満面の笑みでMCを行いつつ、「YELLOW DANCER」の収録曲を次々と熱唱。ライブの中盤では場内に設営されたセンターステージに「なんかプロレスの入場みたい」と言いながら徒歩で移動し、ライブで人気の高い「くせのうた」「くだらないの中に」や「スーダラ節」のカバーを弾き語りで披露した。
深い余韻が残る中、再びメインステージに戻った星野は、インストゥルメンタルナンバー「Nerd Strut」でマリンバを叩いたり、スモークが焚かれる中で「Snow Men」を歌い上げたりして再び観客を「YELLOW DANCER」の世界へと誘っていく。「SUN」が始まると星野は「自由に踊ろう!」と呼びかけ、自らもダンサーと一緒に軽快なステップを踏みながらダンス。曲のクライマックスで金テープがキャノン砲から発射されると、観客の大歓声が響いた。さらに彼は「Week End」「時よ」を届けハッピーな空気を残してステージを後にした。
アンコールでは、星野の単独公演ではおなじみの“ニセ明”が現れ、フライングしながら布施明「君は薔薇より美しい」を熱唱するド派手な演出も。会場の興奮が冷めやらぬ中で始まったダブルアンコールで星野は、「また近々ツアーをしたいと思ってるので、そのときはよろしくお願いします!」とファンとの再会を約束する。そして「YELLOW DANCER」の最後に収録されている「Friend Ship」を届けてツアーを締めくくった。
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