「かわいさを武器に行けるとこまで」夢アド、東名阪ツアー完走

夢みるアドレセンスが昨日11月15日、東京・メルパルク東京にて「#ユメトモの舞ツアー 2015秋」と銘打った東名阪ツアーのファイナル公演を開催。大勢のファンの前で初披露曲を連発し、昼夜2部制のライブを盛り上げた。この記事では夜公演の模様をレポートする。

迷彩柄の衣装に刀を持ったクールな出で立ちで登場した5人。荻野可鈴の「今日は、ちょっぴり本気出す！」の掛け声とともにBGMが鳴り響き、彼女たちはメジャーデビュー曲「Bye Bye My Days」で勢いよくライブをスタートさせた。続いて最近の彼女たちのライブでは欠かせない盛り上げ曲となった「ステルス部会25:00」を投下し、5人はファンをさらに興奮状態に。新旧楽曲を織り交ぜられたセットリストに、序盤から会場は熱気に包まれた。

ライブ中盤では、YouTubeで先行公開されていた各メンバーのソロ曲がお披露目された。京佳は「シャークガール'99」をキュートさ全開で歌い上げ、小林玲は、江口亮（la la larks）が手がけたロックチューン「OVERFLOW」で持ち味のクールさをさらに際立たせる。ボーカリストとしても頭角を現してきた志田友美は「Butterfly Effect」で力強いボーカルを見せつけ多くのファンを魅了。そしてリーダーの荻野はアイドルらしいポップチューン「トーキョー・デリシャス・ランデブー」で笑顔を届け、最後は会場に向かって「好きー！」と叫んだ。ソロコーナーのラストには山田朱莉が登場。山田は「ぴよぴよ」「ちゃむちゃむ」といった自身が使う言葉を歌詞に散りばめた「ぴよぴよあかちゃむサンド」を熱唱し、オーディエンスを大いに楽しませてソロコーナーを締めくくった。

ライブ後半戦ではフジテレビで放送中のドラマ「南くんの恋人～my little lover」の挿入歌であるバラード曲「小さなストーリー」がライブで初披露される。歌唱後には志田より「ドラマの最終回に夢アドが出演します！」と発表しファンを驚かせた。そのままステージでは夢アドのキャッチコピーが発表され、ファン投票によって「カワイイだけじゃダメなんですか!?」に決定。この結果に開き直った荻野は「もし私たちのトークも歌も楽しめない人がいらっしゃいましたら、せめて！ 私たちのかわいい顔だけ観て、楽しんで帰ってください！」と叫び、ファンからの「かわいい！」という掛け声に包まれた。

そのままグループはノンストップでラストまで駆け抜け、本編最後に2016年1月20日にリリースされる新曲「舞ジェネ！」を初披露。作詞・作曲をオカモトショウ（OKAMOTO'S）、編曲とサウンドプロデュースをagehaspringsが手がけたお祭り感あふれる同曲に会場は文字通り“お祭り騒ぎ”となった。

アンコールで5人はゴージャスな金色の衣装を身にまとい、「サマーヌード・アドレセンス」「Hi! Summer Dreamer」を熱唱。その後すべての楽曲を歌い切った5人はツアーの感想を述べる。荻野は「アイドルはかわいすぎるとダメなんだと噂で聞きました。だから私たちは、このかわいさを武器にして行けるところまで行きたいと思います！ 絶対に上まで行きたいと思います！ ユメトモの皆さん！ これからもよろしくお願いします！」と語り、ツアーファイナルを大団円で締めくくった。

なおニューシングル「舞ジェネ！」のリリースに伴い、12月にはクリスマスイベント「夢アドXmas 2015 ～Welcome to 舞（my）room～」が東名阪にて開催される。こちらはCD販売サイト「forTUNE music」にて「舞ジェネ！」の限定商品を購入しイベント参加券を入手すると参加することができる。