LiSA、“折り返し地点のセミファイナル”で完全復活アピール

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LiSAのライブツアー「LiVE is Smile Always~Launcher~」の東京公演が6月6、7日に東京・Zepp Tokyoで開催された。この記事では6日公演の模様をレポートする。

LiSAとは?

6月24日、岐阜県生まれのボーカリスト。2010年春、テレビアニメ「Angel Beats!」の劇中バンドGirls Dead Monsterの2代目ボーカル・ユイ役の歌い手に抜擢され、同年5月にGirls Dead Monster名義のシングル「Thousand Enemies」をリリース。2011年4月にLiSA名義のミニアルバム「Letters to U」でソロデビューを果たす。2014年1月に初の東京・日本武道館ワンマン「LiVE is Smile Always ~今日もいい日だっ~」を行い、翌2015年1月には日本武道館2DAYS「LiVE is Smile Always~PiNK&BLACK~」を成功させた。2019年4月にシングルとしてリリースしたテレビアニメ「鬼滅の刃」のオープニングテーマ「紅蓮華」が大ヒットを記録し、同年末には「NHK紅白歌合戦」に初出場。2020年には映画「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」の主題歌「炎(ほむら)」で「第62回日本レコード大賞」大賞を受賞した。デビュー13周年を迎えた2024年4月に東京・日本武道館で2DAYSワンマンライブ「LiVE is Smile Always~i SCREAM~」を開催。5月にテレビアニメ「魔法科高校の劣等生」第3シーズンのオープニング主題歌「Shouted Serenade」、8月にテレビアニメ「NieR:Automata Ver1.1a」第2クールのオープニングテーマ「ブラックボックス」をリリースした。9月から全国8都市を回るアリーナツアー「ソニー銀行 presents LiSA LiVE is Smile Always~COCKTAiL PARTY~ [SWEET&SOUR]」を行う。

LiSA(Photo by hajime kamiiisaka)

LiSA(Photo by hajime kamiiisaka)

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LiSA「LiVE is Smile Always~Launcher~」Zepp Tokyo公演の様子。(Photo by hajime kamiiisaka)

LiSA「LiVE is Smile Always~Launcher~」Zepp Tokyo公演の様子。(Photo by hajime kamiiisaka)[拡大]

LiSAは5月中旬、急性気管支炎罹患により、ツアー日程の一部延期を発表。この日のZepp公演は、5月30日の北海道・札幌PENNY LANE24公演に続く復帰後2度目のライブとなった。しかし彼女は病み上がりであることをみじんも感じさせないステージを展開した。

LiSAファン、通称“LiSAッ子”たちであふれかえったZeppに現れた彼女は、3月リリースのアルバム「Launcher」のアートワークにも使われたグリーンのランチャー砲からタオルをぶっ放すや、アルバムリードトラック「Mr.Launcher」と、アニメ「ソードアート・オンライン」のオープニングテーマ「crossing field」という2つのキラーチューンを投下。“LiSAッ子”たちの怒号のような歓声の中、“復帰第2戦”の幕を切って落とすと、その後もパワフルかつ変幻自在のパフォーマンスで「元気満点でございます」という自らの言葉を証明する。

LiSA(Photo by hajime kamiiisaka)

LiSA(Photo by hajime kamiiisaka)[拡大]

「アコガレ望遠鏡」では“LiSAッ子”たちと大シンガロングを展開し、「蜜」「DOCTOR」では妖艶なダンスを披露。愛知公演と仙台公演が延期となったことにより、本来セミファイナルとなるはずだったこの日のライブがツアーの折り返し地点になったことに苦笑いを浮かべたのちには、最近取り組んでいるというギタープレイにトライする。白いギターを手に、やにわにコードをストロークし始めた彼女にサポートバンドが追随すると「今日は総選挙なのにライブに来てくれてありがとう!」と、当日福岡・ヤフオク!ドームで選抜総選挙を行っていたAKB48の「ヘビーローテーション」をカバーして“LiSAッ子”たちの爆笑を誘った。

笑顔あふれるフロアの「もう1回」コールに応え、再度この曲を演奏したLiSAは「誰かを喜ばせるためにがんばりたいときだってあるんですよ」と笑顔でギターをかき鳴らしながら「君にピエロ」をドロップ。途中、BLANKEY JET CITY「赤いタンバリン」のワンフレーズをインサートするなど、またも余裕のプレイを見せつけると「LiSAの音楽のことは私が信じさせてあげるから」と「ジェットロケット」の頭サビのコードを奏でて“LiSAッ子”たちの大合唱を先導した。

LiSA「LiVE is Smile Always~Launcher~」Zepp Tokyo公演の様子。(Photo by hajime kamiiisaka)

LiSA「LiVE is Smile Always~Launcher~」Zepp Tokyo公演の様子。(Photo by hajime kamiiisaka)[拡大]

フロア目がけて無数のオレンジ&グリーンのテープが噴射されると同時に幕を開けた後半戦は一気呵成の展開に。LiSAは「Zeppの皆さん、もっと激しいの欲しい?」「もっとヤバいの欲しい?」とフロアを挑発しつつ「rapid life シンドローム」「L.Miranic」「ROCK-mode」「Rising Hope」とハードなアッパーチューンを連射し、その“激しく”、“ヤバい”楽曲群とパフォーマンスに“LiSAッ子”たちはこの日一番の歓声で呼応する。そして彼女が「みんなが好きなものの1つとして胸を張れるようにがんばるね」と改めて宣言し「シルシ」を歌ったところで、ライブ本編は幕。LiSAはそのアウトロが鳴り響く中、舞台袖へと歩を進めた。

LiSA(Photo by hajime kamiiisaka)

LiSA(Photo by hajime kamiiisaka)[拡大]

その後も鳴り止まない歓声と拍手に応えたLiSAは「みんなまだ遊べんの?」「どんな日だって楽しんだもん勝ちでしょ!」との言葉のままに、ライブ後半戦同様、熱いセットリストでアンコールのステージを構成。新曲「Rally Go Round」では首から提げたピンクのホイッスルでフロアを煽り、自らのライブでの定番フレーズを詰め込んだ「コズミックジェットコースター」ではフロア最前列の“LiSAッ子”たちと握手をして回る。そしてそのフロアと「best day, best way」を高らかに歌い上げると、ライブスタッフから手渡されたランチャー砲を再びぶっ放し「マジみんな最高だよ!」と満面の笑みでシャウト。 “折り返し地点のセミファイナル”を締めくくった。

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LiSA「LiVE is Smile Always~Launcher~」(※終了分は割愛)

2015年7月25日(土)東京都 豊洲PIT
2015年8月18日(火)愛知 Zepp Nagoya
2015年8月19日(水)愛知 Zepp Nagoya
2015年10月14日(水)宮城県 Rensa
2015年10月15日(木)宮城県 Rensa

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LiSA_STAFF @LiSA_STAFF

【WEB】音楽ニュースサイト「ナタリー」にて、6/6(土)にZepp Tokyoにて開催されたワンマンライブ「LiVE is Smile Always~Launcher~」ライブレポートを掲載いただきました!
http://t.co/QB3AsxeGl8

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