豪華7組が福岡で熱演「CIRCLE '14」大成功で終幕

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5月17日に福岡・海の中道海浜公園野外劇場にて野外イベント「CIRCLE '14」が開催された。今年は合計7組のアーティストが登場しそれぞれライブを実施。会場に集まった音楽ファンたちを魅了した。

「CIRCLE '14」の様子。

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「CIRCLE '14」の様子。

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cero

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原田郁子 & ウィスット・ポンニミット

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青葉市子 with 小山田圭吾&U-zhaan

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ハナレグミ

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細野晴臣

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EGO-WRAPPIN'

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くるり

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昨年に続き今年も天候に恵まれた今年の「CIRCLE」。来場者たちはテントを設営して横になったり、フードエリアで食べ物やビールに舌鼓を打ったりと、おのおののスタイルで野外イベントを満喫した。また子供連れも多く見受けられるなど、同イベントの魅力である和やかな雰囲気が今年も会場を満たしていた。

cero~原田郁子&ウィスット・ポンニミット

イベントは「CIRCLE」初登場となったceroの「マウンテン・マウンテン」で幕開け。7人編成で登場した彼らはファンクナンバー「Yellow Magus」やフルートやホーンが爽快な「さん!」などを繰り出し、ステージ前方の立ち見エリアに詰めかけた観客の喝采を誘っていく。キラーチューン「Contemporary Tokyo Cruise」では、重厚なアンサンブルと観客の大合唱が1つとなり、1組目にして会場のお祭りムードはピークに。バンドはイベントのスタートを華々しく盛り上げ、ステージを後にした。続いては原田郁子と、“タムくん”の愛称で知られるタイのマンガ家・ウィスット・ポンニミットによるユニットが登場。タムくんはギターとドラムを使い分け、ドラム演奏時はスティックを使わずに手で叩くというスタイルでプレイし観客を驚かせた。2人は「いいこと」「あたま」など、昨年末にリリースしたアルバム「Baan」の楽曲を中心にパフォーマンス。原田の優しい歌声や、タムくんの人柄が伝わるような味のある演奏がオーディエンスを和ませていった。原田のソロ曲「たのしそう かなしそう」の演奏時、タムくんが見事な“手ドラム”を披露しながら興奮した面持ちで「すげえ、ライブ!」と叫んでいたのが印象的だった。

青葉市子 with 小山田圭吾&U-zhaanハナレグミ

青葉市子 with 小山田圭吾&U-zhaanは「IMPERIAL SMOKE TOWN」からゆっくりとライブを開始すると、終始涼やかな声を客席に届けていった。MCで青葉はバンド名を考えてきたと明かし、「“青葉市子とはとぽっぽ”です」と改めて自己紹介して観客の笑いを誘う。中盤から終盤にかけては小山田が作曲、坂本慎太郎が作詞した「外は戦場だよ」やCornelius「STAR FRUITS SURF RIDER」のカバーなどをプレイする多彩なセットリストを展開。「STAR FRUITS SURF RIDER」のカバーでは、小山田も歌を披露しファンを喜ばせていた。昨年に続いての出演となったハナレグミは伊藤大地(Dr / SAKEROCK)、真船勝博(B)、原田郁子(Key)でバンドを構成。「360°」で会場に優しい声を響かせ一気にオーディエンスを自身の世界に誘うと、MCを挟んでコミカルなブルース「督促嬢」をプレイし場内を盛り上げた。中盤ではマイケル・ジャクソン「Human Nature」のカバーを熱演。繊細なバンドアンサンブルで同楽曲の新たな魅力を提示し、最後は「光と影」をしっとりと歌い上げ出番を終えた。

細野晴臣EGO-WRAPPIN'

細野晴臣は、伊藤大地(Dr / SAKEROCK)、伊賀航(B)、高田漣(G)を従え登場。計12曲におよぶセットを展開した。序盤は「Dark Moon」「Angel On My Shoulder」など最近のライブでも演奏しているナンバーを届け、中盤からは「Dear Prudence」「House Of Blue Lights」「Tutti Frutti」といった名曲をタイトかつグルーヴィなアレンジでパフォーマンスし観客の体を揺らす。最後は「Pom Pom 蒸気」「Body Snatchers」という自身の楽曲を連投しフィニッシュ。観客は大喝采でバンドを見送った。スタンディングエリアに人の波を作り出したEGO-WRAPPIN'は「love scene」からスタート。その後即座にファンクチューン「10万年後の君へ」を繰り出し、立ち見エリアに詰めかけたオーディエンスを踊らせた。そして現在テレビ東京系で放送中のドラマ「リバースエッジ 大川端探偵社」のオープニング曲「Neon Sign Stomp」で観客を喜ばせ、さらにライブ定番曲「サイコアナルシス」を投下し会場にこの日1番の熱気をもたらした。最後は同ドラマのエンディング曲「サニーサイドメロディー」を披露。中納良恵(Vo)のボーカルと観客の合唱の声が野外の空で混じり合い、会場にはピースフルな空気が生まれていった。

くるり

トリのくるりは日が傾き始めた頃にステージに姿を現した。彼らは「ワンダーフォーゲル」「WORLD'S END SUPERNOVA」という2000年代初期にリリースした人気曲を連投。さらに岸田繁(Vo, G)が最近作ったと言う、曲間に「よいしょ」と合いの手が入るユニークな楽曲「Liberty&Gravity」を披露するなどして、序盤からファンにとってうれしいセットリストを展開していく。MCでは岸田が「恐らく、僕が『CIRCLE』史上初めて電車で会場入りしたアーティストじゃないですか?」「天神から地下鉄に乗って、中洲川端で乗り換えて……」と“鉄ちゃん”ぶりを発揮。ご当地ネタで福岡のファンを喜ばせた。異国的な雰囲気で包んだ「ハヴェルカ CAFE HAWELKA」やキラーチューン「ロックンロール」などが繰り出された中盤戦を経て、本編のラストに届けられたのは「東京」。力強いギターのストロークと岸田の熱唱がオーディエンスを圧倒していった。この分厚いアンサンブルの余韻も冷めやらぬうち、バンドはアンコールとして人気曲「ばらの花」プレイ。会場を心地よいグルーヴで包み込み、「CIRCLE '14」を終了させた。

「CIRCLE '14」2014年5月17日 福岡県 海の中道海浜公園野外劇場 出演アーティスト別セットリスト

cero

01. マウンテン・マウンテン
02. 船上パーティー
03. わたしのすがた
04. Yellow Magus
05. さん!
06. Contemporary Tokyo Cruise

原田郁子&ウィスット・ポンニミット

01. いいこと
02. ソフトクリーム
03. あたま
04. カオソーイ
05. 緑道
06. たのしそう かなしそう
07. ゆれないこころ
08. MEETING POINT(with 青葉市子)

青葉市子 with 小山田圭吾&U-zhaan

01. IMPERIAL SMOKE TOWN
02. いきのこり●ぼくら
03. 外は戦場だよ
04. 3びきのくま
05. STAR FRUITS SURF RIDER
06. 川越ランデヴー

ハナレグミ

01. 360°
02. 督促嬢
03. Human Nature
04. Spark
05. 光と影

細野晴臣

01. A Cheat
02. Dark Moon
03. Angel On My Shoulder
04. Dear Prudence
05. More Than I Can Say
06. Too Much Of Nothing
07. Ain't Nobody Here But Us Chickens
08. 29 Ways
09. Tutti Frutti
10. House Of Blue Lights
11. Pom Pom 蒸気
12. Body Snatchers

EGO-WRAPPIN'

01. love scene
02. 10万年後の君へ
03. Bell 5 Motel
04. a love song
05. Neon Sign Stomp
06. Nervous Breakdown
07. サイコアナルシス
08. サニーサイドメロディー

くるり

01. ワンダーフォーゲル
02. WORLD'S END SUPERNOVA
03. Liberty&Gravity
04. ハヴェルカ CAFE HAWELKA
05. ロックンロール
06. Time
07. loveless
08. 東京
<アンコール>
09. ばらの花

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