永作博美、土屋太鳳、鈴木京香が出演、廣木隆一ら映画監督によるオムニバスドラマ

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オムニバスドラマ「女性作家ミステリーズ 美しき三つの嘘」が、2016年1月4日にフジテレビにて放送される。

「女性作家ミステリーズ 美しき三つの嘘」より、「炎」。

「女性作家ミステリーズ 美しき三つの嘘」より、「炎」。

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「女性作家ミステリーズ 美しき三つの嘘」より、「平凡」。

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「女性作家ミステリーズ 美しき三つの嘘」は、湊かなえ、三浦しをん、角田光代の短編小説をもとに、さまざまな世代の女性が抱える秘密と嘘にまつわる物語を描いたもの。全3話からなり、各エピソードの監督は「神様のカルテ」シリーズの深川栄洋、「さよなら歌舞伎町」の廣木隆一、「ストレイヤーズ・クロニクル」の瀬々敬久が務める。

「女性作家ミステリーズ 美しき三つの嘘」より、すべてのエピソードに刑事役で出演する三浦友和。

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湊原作の第1話「ムーンストーン」は、夫を殺した罪で逮捕され取り調べを受ける“私”のもとに、ある女性が現れる物語。“私”役の永作博美を筆頭に、檀れい村上淳滝藤賢一柄本明がキャスティングされた。

「女性作家ミステリーズ 美しき三つの嘘」

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三浦による小説を映像化した第2話「炎」では、女子高校生の亜利沙と初音が、学校の男子生徒・立木が焼身自殺を図った理由を探る様子を追う。亜利沙役を土屋太鳳、初音役を門脇麦がそれぞれ演じ、立木役には村上虹郎、教師役には柄本佑が顔をそろえる。

角田の同名小説をもとにした第3話「平凡」は、20年以上の時を経て久しぶりに再会した女性2人の友情を映し出す作品。主要キャストには鈴木京香寺島しのぶが起用され、共演は染谷将太寺脇康文ら。そのほか、3話に共通して登場する刑事役で三浦友和の出演が発表されている。

女性作家ミステリーズ 美しき三つの嘘

フジテレビ系 2016年1月4日(月)21:00~23:24
<放送作品>
第1話「ムーンストーン」(監督:深川栄洋、出演:永作博美、檀れい、村上淳、滝藤賢一、柄本明)
第2話「炎」(監督:廣木隆一、出演:土屋太鳳、門脇麦、村上虹郎、柄本佑)
第3話「平凡」(監督:瀬々敬久、出演:鈴木京香、寺島しのぶ、染谷将太、寺脇康文)

永作博美 コメント

台本を読んだ印象について

秘めているものが深くて広い作品だと感じました。湊さんの小説は、淡々と読み進められるのに、読むスピードと書かれている内容のギャップが大きくて、不思議な空間に連れて行かれるような印象があります。

“私”の人物像について

非常に正義感の強い女性です。現代と中学校時代、二つの時代が出てくる作品ですが、中学校時代の体験が、大人になってどのように変化していくのかが描かれていきます。演じる“私”は、間違いなく正義感を持って生きてきたつもりだったけれど、ある日をきっかけに人生が止まってしまう。動き出すきっかけは何だったのか、そこがとても重要な一人の女性です。

撮影に際して楽しみにしていることなど

撮影はこれからですが、(深川とは)一度お話をさせていただきました。寡黙な方というイメージがありましたが、思った以上によくお話をされる方でした(笑)。いろいろな物事をすごく掘り下げて考えている方で、私自身は、今回の作品は映像で表現することが難しいのではないかと思っていたのですが、監督は“自信があります!”とおっしゃっていました。監督からは表現が非常に限られた中での“静のお芝居”の可能性を改めて追求したいというお話があり、とても面白い挑戦だと感じました。そういった挑戦を、テレビドラマの中で行うのは難しいことですので、参加させていただけることを大変ありがたく思っています。

自身の学生時代について

しゃべる必要がなければ、しゃべらず、割と引き目で、一人遊びが上手な子供でした。参加しないわけではないのですが、積極的に“前へ”という感じではなかったです(笑)。

ファンへのメッセージ

ある意味、挑戦的な、とても新しいアプローチで描く作品です。深川監督と一緒に、“新しい表現”をお見せできるよう頑張りたいと思っていますので、是非ご覧下さい。

土屋太鳳 コメント

台本を読んだ印象について

この作品は、女性特有の、そして大人になる前の10代特有の物語だなと感じています。10代の女子が持つ、ある種の“怖さ”を煮詰めて、煮詰めて、“毒の結晶”にしたような作品だなと思いました。

原作者・三浦しをんの印象について

すごく穏やかで、優しくて、柔らかい印象の方で、この方からどうしたら、この物語が持つ毒素のようなものが出てくるのかなと思いました(笑)。

女性同士の友情について

友情によりけりだと思いますが、危なっかしい友情もあるのかなと思います。仲が良さそうに見えて、実は嫉妬していたり、やきもちを焼いていたり、大好きだけど大嫌いというような愛憎の要素や、もしかしたら恋愛感情に近いものが、奥底に眠っているのかもしれません。男性同士の友情とは違って、複雑な“ブラックホール”のような感じだと思います。

門脇麦との共演について

「まれ」が終わって、別の作品ですぐに山崎賢人くんと一緒にお仕事をして、その次にこの作品で麦ちゃんと一緒になって、すごく縁を感じます。麦ちゃんは、どんな言葉よりも、“すごいな”という言葉が一番ぴったりきます。どうしたら、こんな表情ができて、こんな感情が出せるんだろうと思います。やっぱり、私にとって憧れですし、演じた亜利沙と初音の関係に似ているかもしれません。私はこれからも、麦ちゃんを追いかけていきます(笑)。

廣木隆一監督の印象や、現場でのエピソード

監督とは初めてご一緒させていただきますが、以前からずっと監督にお会いしたくて、今回やっとその願いがかないました。もう、“私を(監督の世界観の中に)連れていって下さい”という感覚です(笑)。いつも現場に自分のカメラを持っていって、合間などで撮影するのですが、監督はどこから撮ってもカッコ良くて、絵になるんです(笑)。この現場で、一呼吸でも多く吸って帰ろうと思っています。

ファンへのメッセージ

誰の心の中にも“炎”のような何かが必ずあると思いますが、この作品で亜利沙という役としての“心の炎”と一緒に、今の私自身がこの作品と出会って生まれた“心の炎”を監督や、共演の麦ちゃんをはじめとした素晴らしいキャストの方々に引き出していただいたので、是非この“熱”を感じていただけたらと思います。

門脇麦 コメント

台本を読んだ印象について

まず、原作を読ませていただいたんですが、煙に巻かれるような、夢を見ていたかのような、読み終わった後に“何だったんだろう?”と感じる、何とも言えない気持ちになるお話でした。

初音を演じる上で意識したこと

演じるにあたって、特別に何かしようとは、あえてしていません。見てくださる方に、最後に“ああ、そうだったんだ”と感じていただけるように、普通にと言いますか、フラットに演じさせていただいています。

土屋太鳳との共演について

いつか、また一緒にできればいいなと思っていましたが、まさかこんなに早く再会できるとは思っていませんでした(笑)。「まれ」とは役柄も全然違うので、新鮮なような、懐かしいような気持ちです。

廣木隆一監督の印象や、現場でのエピソードについて

監督とは、今回初めてお仕事させていただきましたが、以前から監督の作品が好きだったので、もうカッコ良すぎて、まぶしいくらいです(笑)。現場は、緊張感がありながら、でも芝居しやすい空気がずっと流れていてとても幸せな現場にいるなと感じて毎日撮影していました。こんなことを言ったら、怒られそうですが、監督はツンデレっぽい感じなんです(笑)。ツンツンしていながら、ニコッと笑うとすごくかわいいんです(笑)。緊張感とチャーミングのバランスが絶妙で、本当にステキな方です。

ファンへのメッセージ

今回のドラマは、女子高生のお話で、女子の思春期特有の空気がありながら、ミステリー要素も絡んでいて、あまりこういうお話はないのでは、と思います。映画監督である廣木監督が撮影するということもありますが、3本の短編が連なったショートムービーのように仕上がるのではないでしょうか。上質な作品になると思いますので、是非楽しみにして下さい。

鈴木京香 コメント

台本を読んだ印象について

原作とはだいぶイメージが変わった印象でしたが、年月を超えて“女性の友情”はどう続いていくのか、またどういう思いで対面し、再会を果たすのかなど興味深い内容は同じです。幼なじみは私がテレビや映画などに出る仕事に就いたことを、どう思うのかと想像しながら、役のことを考えました。

劇中で描かれている女性同士の友情について

お互いに友情のかけがえのなさを感じているからこそ、会うまでは緊張するし、自分がつまらない大人になっていると思われたくないからこそ、少し背伸びもする……と、女性特有の心情が丁寧に描かれていると思います。

初共演となった寺島しのぶ、初めてタッグを組む瀬々敬久の印象について

“春ちゃん”のイメージ通りで、台本で描かれているように快活で活発、そして才能あふれる女性ですので、ご一緒していてとても楽しいです。瀬々監督は、いつもエネルギッシュに現場を走り回られている印象で、作品がどんな仕上がりになるのか、楽しみです。

ファンへのメッセージ

私が演じた紀美子は、“自分はこの生き方で良いんだ”と自信を持って言えるようなきっかけを、“春ちゃん”を通じて得ることになります。“自分の人生は、自分が今まで歩んできた道で良かったんだ”と思える瞬間をきっちりと描いて、皆さまにそれを見ていただくことが、今回のオムニバスドラマの醍醐味のように思います。

寺島しのぶ コメント

出演が決まった際の気持ち

華やかな春花役が、私でいいのかなと思いました。

春花の人物像について

二つの顔を持っている女性だと感じました。

初共演となった鈴木京香、また瀬々敬久の印象について

鈴木京香さんは、いつまでも本当にきれいな方だなと思って、現場でも見とれていました。日傘を差している姿がとても似合う方です。瀬々監督は、とてもシャイな方、今度はぜひ映画でご一緒したいです。

ファンへのメッセージ

紀美子と春香、二人の女性の生き方や関係性など、どこか共感していただけるところがあるのではないかと思います。ぜひドラマをご覧いただきたいです。

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菜 葉 菜 @nahana_tweet

⭐告知です⭐2016年1月4日(月)21時~フジテレビ「女性作家ミステリーズ 美しき三つの嘘」で、私は、第1話「ムーンストーン」《深川栄洋監督》第2話「炎」《廣木隆一監督》に出演します!宜しくお願い致します⭐https://t.co/akzmvlS0Jd

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