大河ドラマ「
戦国時代を舞台とする「豊臣兄弟!」は、主人公・小一郎(豊臣秀長)が兄・藤吉郎(豊臣秀吉)を支え、兄弟の強い絆で天下統一を成し遂げる下剋上サクセスストーリー。仲野が小一郎、池松壮亮が藤吉郎を演じる。
右近が演じる義昭は、数奇な運命に翻弄された室町幕府最後の将軍。右近は役柄について「義昭は、人の心を読むことに長け、状況に応じて相手が求める姿を演じることができる人物です」と説明し、「将軍という特殊な立場にある人物ではありますが、できるだけ身近に感じてもらえるよう意識しながら演じています」と伝えた。
また右近は、第11回「本圀寺の変」の三好三人衆が義昭の滞在する本圀寺を襲撃するシーンを挙げ、「覚悟を固めた義昭に対して、小一郎(仲野太賀)から放たれた『ぶざまでも生き延びてくだされ!』というセリフには、義昭と同じように僕自身も心を大きく揺さぶられました」とコメント。続けて「太賀さんのお芝居に突き動かされるように、自然と涙があふれてきたので、その感情を思い切ってさらけ出しました」と回想した。
さらに右近は劇中で描かれる義昭と織田信長の関係性についても言及。第13回「疑惑の花嫁」で信長から五ヶ条の条書を突きつけられたシーンに触れ、「あのシーンは、『豊臣兄弟!』における足利義昭を象徴する場面だと考えています」と語っている。
「豊臣兄弟!」はNHK総合で毎週日曜20時から放送中。
尾上右近 コメント
足利義昭について
義昭は、人の心を読むことに長け、状況に応じて相手が求める姿を演じることができる人物です。政治的な頭脳だけでなく、人間の感情に対する理解も非常に深く、政治家としての才能もあると感じています。一方で、明智光秀(要潤)の前では素の部分を見せるところがあり、その人間味も魅力的ですね。本音と建前が交錯する世界で生きる人ほど、義昭に共感していただけるのではないかと思います。将軍という特殊な立場にある人物ではありますが、できるだけ身近に感じてもらえるよう意識しながら演じています。
仲野太賀から刺激を受けたシーン
第11回「本圀寺の変」(3月22日放送)は、三好三人衆が義昭の滞在する本圀寺を襲撃した回。絶体絶命の状況に追い込まれ、覚悟を固めた義昭に対して、小一郎(仲野太賀)から放たれた「ぶざまでも生き延びてくだされ!」というセリフには、義昭と同じように僕自身も心を大きく揺さぶられました。脚本を読んだ段階では想像もしていなかった芝居の展開でしたし、自分があそこまで感情を動かされるとは思いませんでした。太賀さんのお芝居に突き動かされるように、自然と涙があふれてきたので、その感情を思い切ってさらけ出しました。結果として、とても美しいシーンになったのではないかと感じています。
豊臣兄弟は、意外なところで笑わせてくれたり、ふとした瞬間に励ましてくれたりと、人間の「隙」をくすぐるのが本当にうまい兄弟だと思います。
織田信長との距離感について
義昭と信長(小栗旬)は、お互いに探り合っている関係に見えるかもしれませんが、私としては第13回「疑惑の花嫁」(4月5日放送)で信長に伝えた「そなただけが頼りじゃ」という言葉に、嘘はなかったと思っています。ただその一方で、信長という人物の計り知れなさも、義昭はひしひしと感じています。
その思いが最も象徴的に表れているのが、同じく第13回で信長から、五ヶ条の条書を突きつけられた場面です。臣下の前では「自分のことを思ってこその忠言だ」と受け止めますが、内心では相当悔しかったでしょうし、政治の世界における自分の未熟さも思い知らされた瞬間だったと思います。信長にはどうしても届かない部分があるのではないか、という恐怖や不安も感じていたはず。その思いが怒りへと転じ、藤戸石を斬りつけるという行動として爆発する。あのシーンは、「豊臣兄弟!」における足利義昭を象徴する場面だと考えています。
大河ドラマ「豊臣兄弟!」番組情報
放送局・放送日時
NHK総合 毎週日曜 20:00~20:45 / 翌週土曜 13:05~13:50(再放送)
NHK BS 毎週日曜 18:00~18:45
NHK BSプレミアム4K(BSP4K)毎週日曜 12:15~13:00 / 18:00~18:45(再放送)
スタッフ・キャスト
作:八津弘幸
演出:渡邊良雄 / 渡辺哲也 / 田中正
音楽:木村秀彬
出演:仲野太賀 / 池松壮亮 / 吉岡里帆 / 浜辺美波 / 白石聖 / 坂井真紀 / 宮澤エマ / 倉沢杏菜 / 大東駿介 / 松下洸平 / 中島歩 / 要潤 / 山口馬木也 / 宮﨑あおい / 小栗旬 ほか
語り:安藤サクラ
映画ナタリー @eiga_natalie
「豊臣兄弟!」尾上右近が仲野太賀の芝居に心揺さぶられる「自然と涙があふれてきた」(コメントあり)
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