豊川悦司と鈴木京香が禁断の恋に落ちるドラマ「荒地の恋」、来年1月スタート

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豊川悦司鈴木京香が出演する連続ドラマW「荒地の恋」が、WOWOWにて2016年1月9日(土)より放送される。

「荒地の恋」 (c)2008-2015, WOWOW INC.

「荒地の恋」 (c)2008-2015, WOWOW INC.

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「荒地の恋」は、第3回中央公論文芸賞を受賞したねじめ正一の長編小説を原作とする人間ドラマ。許されざる恋に落ちた男が情熱と“言葉”を取り戻していくさまを、“荒地派”の詩人たちの実話をもとに描く。主人公・北沢太郎を豊川、北沢と禁断の恋に落ちる明子を鈴木が演じる。また、明子の夫であり北沢の詩人仲間でもある三田村貴一には松重豊。豊川も出演した映画「居酒屋ゆうれい」の渡邊孝好が監督を務める。

豊川は「北沢太郎という人間がなぜそんなに愛されたのか、その謎に謙虚に向き合っていきたいと思います」と意気込みを見せ、「渡邊監督は僕のデビュー作の監督でした。感慨があります。二度目のデビューのつもりでタッグを組みたいと思います」とコメント。鈴木は「『荒地の恋、実現してほしいですね』とお会いする度に話していたので、その豊川さんと北沢と明子として向き合えるのは最高の喜びです。優しさと悲しみを、静かに背中に滲ませた豊川さんは詩人・北沢そのもので、いつもみとれてしまいます」と語った。

連続ドラマW「荒地の恋」

WOWOWプライム 2016年1月9日(土)スタート 毎週土曜 22:00~
※全5話、第1話無料放送

豊川悦司 コメント

■脚本を読んだときの感想をお願いします。
難しい話だなと思いました。人がその人生をおくる、全うするということがどういうことなのか、仕事、友情、家族、恋、老い、夢、理想……。
誰もが味わうシンプルで複雑な生きるためのエッセンス、その全てが詰まっている話でした。
北沢太郎という人間がなぜそんなに愛されたのか、その謎に謙虚に向き合っていきたいと思います。

■「居酒屋ゆうれい」以来、約22年ぶりに渡邊孝好監督作品へ出演する思いと、鈴木京香さんと共演する意気込みをお聞かせください。
渡邊監督は僕のデビュー作の監督でした。感慨があります。二度目のデビューのつもりでタッグを組みたいと思います。
京香さんは誰もが認める日本を代表する女優さんです。共演できることはとても光栄です。

■視聴者の皆さまへメッセージをお願いします。
たぶんWOWOWでしかつくることができないドラマになると思います。登場する大人達が織り成す人間模様に、どっぷりと浸っていただき、みなさんとはまた違う人生の旅を、ともに楽しんでいただければ幸いです。

鈴木京香 コメント

■脚本を読んだときの感想と、演じられる三田村明子という女性の印象を教えてください。
明子は詩人と芸術を愛さずにはいられない女性です。穏やかに包み込む母親のような愛情で詩人達を見守り、時に火のような激しさで自らを傷付けながらも、芸術から離れては生きていけないのだと感じます。

■渡邊孝好監督とのお仕事について、豊川悦司さんとの久々の共演について、いかがでしょうか。
何年も前に、信頼する渡邊監督からこの「荒地の恋」のお話を伺ってから、ずっと演じたかった役です。「五本の映画を撮るつもりで挑む」という渡邊監督の思いに応える演技がしたい、そして弱く激しい魅力に満ちた可愛い明子をどう表現するかと、毎日七転八倒しています。
「荒地の恋、実現してほしいですね」とお会いする度に話していたので、その豊川さんと北沢と明子として向き合えるのは最高の喜びです。優しさと悲しみを、静かに背中に滲ませた豊川さんは詩人・北沢そのもので、いつもみとれてしまいます。

■視聴者の皆さまへメッセージをお願いします。
荒地の詩人達の生きた時代をじっくりご堪能いただける作品に、きっとなります。

渡邊孝好 コメント

ねじめ正一さんの原作が出てすぐに読んだ。53歳の男が親友の妻と恋に落ち、家を飛び出した。別れる、離れる、また暮らす。別の女とまた出会う。どうなっちゃうんだ、面白い。すぐに映画でやりたいと思った。8年ほど前のことだ。それから荒地派の詩人たちのことを調べる。なんだこの人たちは──どれもこれもだれもかれも一癖あって面白い人間たちの宝庫だった。そして、WOWOWでドラマ化されることになった。連続ドラマで全5話あるから、様々な詩人たちの、知られざる「荒地」の恋模様を描くことができる。実現出来たのは豊川悦司さんと鈴木京香さんがシナリオを読んで、面白いと言ってくれたからだ。ありがたい。戦争を越えて来た若い詩人たちの時代に、今の時代は似てきた気がする。その時代に抗って、生きてきた彼らの物語と精神は、きっと、いまの僕らの道しるべになってくれるはずだ。

ねじめ正一 コメント

「荒地の恋」がWOWOWでドラマ化されることで、馴染みのない荒地派の詩人達の生き方を知ってもらえることは嬉しい。荒地派の詩人達はどの人もみな狂気を孕んでいた。豊川悦司さんが主人公の狂気をどのように演じてくれるのか、鈴木京香さんが小説の明子のイメージをどのように大きく裏切ってくれるのか、大いに期待している。小説とは違う映像化された詩人の激しい恋に心をヒリヒリさせながら観ていただきたいと思っている。

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