iaku新作「はぐらかしたり、もてなしたり」4都市で、横山拓也「自分が面白いと思うものをつくる」

iaku「はぐらかしたり、もてなしたり」が、6月27日から7月6日まで東京・シアタートラム、12・13日に大阪・吹田市文化会館メイシアター中ホール、20日に三重・四日市市文化会館 第2ホール、2・3日に愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLAT アートスペースで上演される。

「はぐらかしたり、もてなしたり」は、横山拓也による大阪発の演劇ユニット・iakuの新作公演。出演者には異儀田夏葉、井上拓哉、瓜生和成、小林さやか、近藤フク、高橋紗良、竹田モモコ、富川一人が名を連ねた。

上演決定の発表に際し、作・演出を担う横山は「今、書いている短編小説がすごくバカバカしくてお気に入りなんですが、iakuの創作の場も、小説みたいにもっと自由であっていいんだよな、と考えています。いや、自分のユニットだし、いつも自由にやってはいるんです。でも、たとえば『何かを試す』とか、『気負わずにやる』とか、『ひたすら楽しい』とか、もっとそういうことに重きを置いてもいいんじゃないだろうか、という思考です。もしかしたら、鶴屋南北戯曲賞と紀伊國屋演劇賞をいただいて、気持ちが楽になったのかもしれません。賞をもらうということの心理的な効果は、こんなふうにも現われるんですね。今の気分を大事にして、『自分が面白いと思うものをつくる』というシンプルなところに立ち戻って、夏の新作に取り組みたいと思います。楽しみに待っていていただけましたら幸いです」とコメントした。