詩森ろば・林田麻里・李千鶴がユニット結成、女性二人芝居を連続上演

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serial number presents dialogue+1「The Breath of Life」が、9月10日から17日まで東京のOFF・OFFシアターで上演される。

serial number presents dialogue+1「The Breath of Life」チラシ(画:渡辺詩子)

serial number presents dialogue+1「The Breath of Life」チラシ(画:渡辺詩子)

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左から林田麻里、李千鶴。

左から林田麻里、李千鶴。[拡大]

dialogue+1は、演出家の詩森ろば、俳優の林田麻里李千鶴により構成されたユニット。dialogue+1では、3年間にわたって女性二人芝居を連続上演する。第1弾となる今回は、イギリスの劇作家デヴィッド・ヘアーによる「The Breath of Life」を、詩森の演出、鴇澤麻由子の翻訳で送る。「The Breath of Life」では、“今はここにいないある男”を巡る、元妻と元愛人による対話劇が展開。上演に際し、詩森は「痛々しくて、でも見覚えがあって、客席できっとあなたも身悶える。わたしたちの3年間のはじまりにぜひお立合いください」とコメントした。

チケットの一般販売は7月5日10:00にスタート。

詩森ろばコメント

詩森ろば

詩森ろば[拡大]

まずはこのふたりの俳優とやると決めてから上演する戯曲を探し、心に深く刺さる2本の戯曲に巡り合った。どちらを上演する?という話し合いから、どうせならどちらもやろう、せっかくだからわたしも書下ろす、と3年間のユニットを組むことにした。その後のことはわからないけれど、まずは3年やってみる。では上演順を決めようと稽古場を取り、読んでみたときの鮮烈さは忘れられない。この三人でカフェに行けば時間を忘れて話し込むのが通例なのだけれど、戯曲のあまりのディープさに、読んだだけなのにヘロヘロになり、終わったあと打合せと称して食事に行ったのに、運ばれてくる美味しい蒸し餃子を食べることさえ億劫で、なんなら半分白目みたいな状況で、まずは「The Breath of Life」をやりましょう、と決めて早々に解散した。林田さんも李さんも、演劇へのがめつさがわたしと似ている、なんなら上回るひとたちで、わたしはその点でいつも負けたくないと思っている。「アンネの日」で初めて組んでもらった時に、ふたりのただならぬ相性を感じ、ユニット名はふたりの対話にオマケのわたし、という意味を込めてdialogue+1とした。あんなヘロヘロで黙々と蒸し餃子を食べながら決めた戯曲が、いまは若い女のところに行ってしまった男を巡る元愛人と元妻の対話劇というのも我がことながら面白い。閑散とした避暑地の島で繰り広げられる、あからさまにもほどがある女性たちの本音。痛々しくて、でも見覚えがあって、客席できっとあなたも身悶える。わたしたちの3年間のはじまりにぜひお立合いください。

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serial number presents dialogue+1「The Breath of Life」

2025年9月10日(水)〜17日(水)
東京都 OFF・OFFシアター

スタッフ

作:デヴィッド・ヘアー
演出:詩森ろば
翻訳:鴇澤麻由子

出演

林田麻里 / 李千鶴

※障害、U-25割引あり。

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