安田章大がテント設営に汗を流す舞台裏も、新宿梁山泊「愛の乞食」「アリババ」配信開始

2025年12月22日 14:45 11 1 ステージナタリー編集部

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安田章大（SUPER EIGHT）が主演を務めた、新宿梁山泊第79回公演唐十郎初期作品連続上演「愛の乞食」「アリババ」が、12月20日にPIA LIVE STREAMにて配信スタート。1月20日23:59まで約1カ月間独占配信される。

新宿梁山泊第79回公演唐十郎初期作品連続上演「愛の乞食」「アリババ」配信版告知ビジュアル

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本公演は、今年6・7月に東京・花園神社境内特設紫テントで実施されたもの。金守珍の演出のもと、安田がテント公演に初挑戦した。配信版には、約2時間45分の舞台本編に加え、約45分のメイキング映像が収録される。舞台裏のカメラは、稽古初日から千秋楽後までの約2カ月間を追い、安田も参加したテントの設営・解体作業の様子も捉えている。なお、配信版の制作にあたっては、金や音響・劇中歌作曲の大貫誉の協力のもと、著作権の都合により一部楽曲の改変が行われた。視聴チケットは税込4500円で、1月19日23:59まで販売される。

配信版について、金は「実際やった舞台を映像で見ると『違うな』といつも思っていましたが、今回の映像には魅力を感じました。テントではライブの臨場感の良さがありますが、映像は映像での楽しみ方があります。俳優の表情、流れる涙、汗を皆さんが見られるのはすごく感動しています。さらに今回は、映像用に曲を変え、作品に新しい息吹が加わりました。ひとつの舞台芸術が映像芸術へと転換され、全国の皆さまに自信を持ってお届けできることを嬉しく思います。唐十郎作品は飛躍と省略のファンタジーで、答えはありません。楽しみ方を覚えると、イメージをキャッチし、自分なりのストーリーを作れる参加型の作品です。だからこそ、60年前の作品が今も生き続けるのだと思います。特に劇場に来られなかった皆様、安田章大の舞台に対する情熱はこの映像から滲み出ていますので、ぜひご視聴ください」とコメント。

金守珍（撮影：石澤瑤祠）［高画質で見る］

安田は「60年、70年代から受け継がれてきた唐十郎、テント演劇が令和7年、映像配信にて擬似体験を実現！新宿、花園神社に突如現れるテント演劇。街の喧騒、救急車のサイレン、急な雨さえもが演出効果へと変わり、熱気と期待、そして時代を繋ぐ意志を持つ者とそれを見届けたい者の人いきれで充満しています。テント演劇にしかない、観る演劇ではなく体験する演劇を是非！唐十郎さんを愛する方、テント演劇や演劇を愛する方、テントの持つ熱に触れてみたいと興味が湧いた方。渦に呑まれに来てください！」と呼びかけた。